どこでも感染注意、ダニウイールス、
寝具、カーペット、ソファーなど清潔に

 

「どこでも感染あり得る」 死亡者判明に危機感、宮崎

ダニが媒介するウイルス感染症で、宮崎県内に住む男性が死亡したことが判明した13日、宮崎県の感染症対策室が県庁で記者会見し「やぶや草むらなど、どこでも感染し得る。肌を露出しないなど対策をしてほしい」と危機感をあらわにしながら呼び掛けた。

死亡した男性は、昨年秋に下痢の症状を訴えて県内の病院を受診し入院したが、10日後に死亡した。死因は分かっていなかったが、国の呼び掛けを受けた検査で初めて感染が判明した。

感染症対策室の肥田木省三(ひだき・しょうぞう)室長は会見で「男性にマダニに刺された痕はなかった。刺されたことに気付かないことも多く、山や草地に入る際は注意が必要」と話した。

県は今後、ダニ媒介感染症が疑われる症状があれば情報提供するよう、県内の医療機関に依頼する方針。

2013年2月13日 提供:共同通信社