手足口病患者が急増10万人…最悪ペースに迫る
 

乳幼児らの口の中や手足に発疹が出る「手足口病」が全国で猛威を振るっている。

 患者の報告数は10万人に達し、国が集計を始めた1999年以降、最悪だった2011年に迫るペースで増え続けている。4人に1人の割合で重症化につながるウイルスが検出されており、流行のピークを前に厚生労働省は手洗いなど予防策の徹底を呼び掛けている。

 厚労省によると、全国約3000の小児科医療機関からの報告では、今年に入ってから7月21日までの患者数は10万5936人。同日までの1週間だけで2万5000人以上が発症し、1医療機関あたりの患者数は、昨年同期の約8・3倍にあたる8・09人となり、過去最悪だった11年に次ぐ高水準になっている。

2013年8月3日 提供:読売新聞