中国北京市で21日、がん患者のためのチャリティーマラソン「第15回北京希望マラソン」の募金活動が始まり、同時にがん予防のためのシンポジウムも開催された。中国では新たにがんであることが分かる人が年300万人ほどで、死亡者数は年270万人。1日に7300人ががんで亡くなっていることになる。北京晨報が伝えた。
中国で悪性腫瘍による死亡数が多い病気の上位3位は、肺がん、肝臓がん、結腸・直腸・肛門のがんだ。
中国医学科学院腫瘤医院の賀捷院長によれば、がんの種類の分布には地域差があり、都市部では食道がん、胃がん、肝臓がん、子宮頸がんでの死亡率が農村部より低い。ただ肺がん、乳がん、膵臓(すいぞう)がん、大腸がんの死亡率は農村部より高い。環境や生活スタイルが影響しているとみられる。
北京希望マラソンは9月28日、北京市内の朝陽公園で開催される。
2013年8月26日 提供:新華経済 編集翻訳 恩田有紀