12年のがん死820万人 新規患者は1410万人
  

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン、IARC)は12日、2012年の世界の新規がん患者は推定1410万人に上り、がん関連の死亡者は820万人との統計を発表した。

 08年は新たながん患者が1270万人、死亡者が760万人で、いずれも増加した。

 IARCは世界的な人口増加や高齢化に伴い、25年までには年間の新たながん患者が1930万人に増えると予測している。

 がんの死亡例で最も多いのは肺がんで、全体の19・4%を占めた。女性の乳がんが急増しているとも指摘している。

2013年12月13日 提供:共同通信社