大気汚染で妊婦が高血圧に 米大学、2万2千人調査

PM2,5や噴霧状のベーパーエアゾルは春先に中国から多く飛来するけど、妊婦だけでない、ふつうの人にも有害でしょ?

 【ワシントン新華社=共同】妊娠中に大気汚染にさらされると高血圧になる懸念があることが13日、米フロリダ大学研究チームの疫学調査で明らかになった。調査結果は疫学・地域保健誌に掲載された。微小粒子状物質や二酸化硫黄、一酸化炭素などの大気汚染物質は妊娠した女性に有害だとしている。

 調査はフロリダ州ジャクソンビルで2004〜05年に妊婦2万2000人を対象に実施。米環境保護局(EPA)が毎日発表する大気汚染データを基に妊婦が浴びた汚染量を計測。4・7%が高血圧症状を起こした。

 研究チームは、喫煙などほかのリスク要因を考慮した上で、妊娠初期と中期を通じて大気汚染物質にさらされた場合、高血圧を引き起こすリスクが高まると結論した。

2014年2月17日 提供:共同通信社