感染症:謎の出血熱で23人死亡 ギニア南東部、35人感染


謎の出血熱で23人死亡 ギニア南東部、35人感染

 【コナクリ・ロイター=共同】西アフリカ・ギニアの保健当局が19日明らかにしたところによると、南東部の森林地帯で先月、何らかの出血熱とみられる感染例が初めて確認され、これまでに少なくとも35人が感染、うち少なくとも23人が死亡した。

 感染者は高熱を伴う下痢や嘔吐(おうと)の症状を訴え、比較的重度の出血がみられる患者もいるという。保健省防疫当局の医師はラッサ熱やコレラとは異なるとの見方を示し、「(感染者が確認された)地域では野生動物の肉を食すため、エボラ出血熱を含めあらゆる可能性について調べている」と語った。

 ギニアではこれまでエボラ出血熱の感染例は確認されていない。


2014年3月20日 提供:共同通信社