ワクチン予防!!はしか流行…4月までの患者数、昨年1年間超す


はしか流行…4月までの患者数、昨年1年間超す

はしかの感染力は強く、季節性インフルエンザの6倍、昨年大流行した風疹の2倍。39度前後の高熱や全身の発疹に加え、3-4割の患者は重症化して、肺炎や脳炎などで入院する。有効な治療薬はないが、ワクチンで予防できる。

今年1月から4月6日までのはしかの患者数が253人に達し、昨年1年間(232人)を上回ったことが15日、国立感染症研究所のまとめで分かった。

海外渡航者以外の患者が急増しており、同研究所は流行がさらに拡大する恐れがあるとして、ワクチン未接種の人や接種歴が不明な人へ注意を呼びかけている。

今年初めにはフィリピンなどはしかの流行国に渡航した人が帰国後に発症するケースが目立ったが、その後は渡航歴がなく国内で感染したと推定される患者が増えた。現在の患者数は昨年同時期の2・8倍に上る。

2014年4月15日 提供:読売新聞