未病 ネットで判定 東洋医学に基づき助言も
神奈川県がHPを開設


未病 ネットで判定 東洋医学に基づき助言も 神奈川県がHPを開設

 「健康寿命」の日本一達成を掲げる県が、パソコンやスマートフォンを使って簡単に東洋医学に基づく体質判断や健康アドバイスを受けられる「未病チェックシート」をインターネットで公開した。

県は東洋医学で病気になる一歩手前の「未病」を治す取り組みを推進している。チェックリストを利用するにはまずホームページ(http://me-byo.com)にアクセス。
体調に関する28の質問項目に答えると、自動的に東洋医学の考えに基づき▽血の量が不足している「血虚(けっきょ)」▽体内の水分が不足する「亡津液(ぼうしんえき)」▽気のめぐりが悪い「気うつ・気滞(きたい)」――など八つのタイプに判定される。タイプごとの注意点やお勧め食材のアドバイスを受けられる仕組み。

チェックリストは、県が慶応大の渡辺賢治教授(漢方医学)に約1300万円で研究を委託。渡辺教授が症例を集めて分析し、質問項目や判定結果などの組み合わせを監修したという。【河津啓介】

2014年5月8日 提供:毎日新聞社