「犯人」はジャンクフード 肥満問題で国連専門家警告


「犯人」はジャンクフード 肥満問題で国連専門家警告

【ジュネーブ共同】「(肥満の)犯人はジャンクフード」―。国連人権理事会の健康問題に関する特別報告者グローバー氏は11日までに、肥満問題が世界で深刻化している原因は高カロリーで栄養バランスの悪いジャンクフードにあると指摘、対策を急ぐよう各国に促す報告書を公表した。

 報告書によると、肥満か体重超過の状態にある人口は世界で21億人に達し、肥満によって年間少なくとも280万人が死亡しているという。

 グローバー氏は、肥満問題の世界的拡大の「犯人」はジャンクフードと断言。健康的な食事のためのガイドライン作成や、ジャンクフードの広告規制、国民が健康的な食事をとるよう啓発を強化するなどの取り組みを各国に求めた。

 肥満は先進国だけでなく、経済発展著しい新興国や発展途上国でも近年、深刻な問題となっており、世界保健機関(WHO)も対策を強化している。

引用:共同通信社 2014年6月12日(木)

2014年6月20日更新