エボラ出血熱、新段階に 国境なき医師団が訴え
【ダカール(セネガル)AP=共同】国際緊急医療援助団体「国境なき医師団」ベルギー支部のバート・ジャンセンズ氏は20日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱の感染者が再び増加する段階に入り、防止することが極めて困難な情勢になったと述べた。
世界保健機関(WHO)によるとギニアで最初に発生したエボラ出血熱によりこれまで330人以上が死亡。感染者はいったん減ったが、最近、リベリアの首都モンロビアで初の感染死亡者が確認されるなど再び増えている。
ジャンセンズ氏は「エボラ出血熱の第2波が訪れており、今後も死者が増え、このままでは史上最悪の規模になる」と述べ、WHOに対し感染経路の特定するため現地にもっと多くの専門家を派遣するよう訴えた。
引用:共同通信社 2014年6月23日(月)