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              | まぶたにできた膨らみがなかなか治らない――。それはものもらいの中でも霰(さん)粒腫かもしれない。 
 ものもらいには霰粒腫と麦粒腫の2種類がある。霰粒腫は、まぶたのふちにあって皮脂を分泌する腺が詰まり、しこりができて炎症を起こしたもの。麦粒腫と違って、腫れが引いた後もしこりが数カ月残ることがある。
 
 疲れのほか、かゆくて目をこすることがきっかけになる。寝ているうちに目を無意識にこすって起きることもある。女性は化粧などで目を触ることが多いので、注意した方がよい。他人には感染しない。
 
 治療は目薬や飲み薬が中心だが、早く治すために手術でうみを出す場合もある。霰粒腫になりやすい人はお湯でまぶたのふち辺りをマッサージする方法がある。腺が詰まらないように通りをよくすると予防になる。
 
 はやり目など別の目の病気なのにものもらいと勘違いするケースもある。「早めに眼科医に相談して適切な処置を受けることが大切」と丸尾眼科(東京・新宿)の丸尾敏之院長はアドバイスする。
 
 
 
                  
                    | ○生活が不規則
 ○アレルギーなどで目がかゆく、よくこする
 ○過去1年間にものもらいになった
 ○血糖値が高いといわれたことがる
 ○アトピーといわれたことがある
 ○にきびができやすい
 ○コンタクトレンズを装着している
 ○アイメイクをよくしている
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