セブン―イレブン・ジャパンなどを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスは27日、トランス脂肪酸を含む商品の取り扱いを将来的にやめる方針を明らかにした。過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼすとされ、欧米では規制の動きが進んでいる。セブン&アイは、国内で他社に先駆けて自主規制することで、食の安全を重視する姿勢をアピールする。
トランス脂肪酸はマーガリンやパン、お菓子などに多く含まれ、摂取し過ぎると心疾患などのリスクを高めるとされる。2000年代初めから、欧米などで使用を制限したり成分表示を義務づけたりする動きが広がっており、日本の消費者庁も表示の義務化を検討している。