PART.41(1992年より連続掲載)
お口から始まる新しい生活習慣
歯科から始まるニュースタイルオーラルヘルス
【オーラルヘルスとは?】
人間は舌を中心とした口腔周囲の筋力の機能的発達が不十分な場合、顎の矮小化などを起こし、気道が狭くなり歯並びや呼吸に支障が生まれます。生まれて間もない赤ちゃんから成長期の子どもも、気道が狭くなることは体に酸素を十分に取り込めず、発達・発育、学習・運動能力などに支障をきたします。老年期の場合、摂食嚥下機能の低下を招き、体や認知機能の衰弱(フレイル)から介護が必要になってしまいます。
これらを防ぐために、乳児期からの口腔機能の成長・発達は不可欠です。「オーラルヘルス」は、人生の「始まり」から「終焉」まで、生涯にわたって人間らしい生活を営むための「機能予防管理術」です。