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入れ歯供養祭

◇お世話になりました!

 「入れ歯の日」の8日、津市栄町の四天王寺で「入れ歯供養祭」(県保険医協会主催)が営まれる。発案者の伊賀市阿保の歯科医師、岩名淳一郎さん(65)は「針や人形の供養があるように、お世話になった入れ歯に感謝の気持ちを持ってほしい」と話している。

 岩名さんはこれまで、抜いた歯に「長年お世話になりました」と手を合わせたり、亡くなった夫の仏壇に義歯を供えたりする高齢者らに会ったことがあり、入れ歯供養を思い立った。99年から毎年同寺で開催し、現在は岡山県など県外でも営まれている。

 昨年は約40人が参加。同協会加盟医や個人から持参、送付された計621個の入れ歯、義歯を読経、焼香などをして供養、一部は土葬した。貴金属など一部の収益は三重難病連に寄付された。

 供養祭は午後3時からで、入れ歯持参者の受け付けは午後2時半から。無料。問い合わせは同協会(059・225・1071)へ。【宮地佳那子】


2010.10.07 記事提供:毎日新聞社