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福島の避難所で歯〜トとどける  


 日歯は7月1日、東日本大震災で避難所生活を送っている方々を支援する「歯〜ト(ハート)とどけるプロジェクト」を福島県歯の協力の下、福島県内の各避難所で実施し、口腔ケア支援グッズを梱包した「歯みがきサポートポーチ」を3千セット配布した。

  プロジェクトでは、倉治ななえ常務理事、中村宣夫理事が梶田浩二・福島県歯副会長と南相馬市の原町第二中学校で、海野仁・同専務理事と福島市のあづま総合運動公園でそれぞれ歯・口の衛生講話などを実施。口腔ケア支援グッズを梱包した「歯みがきサポートポーチ」を一人ひとりに手渡した他、グッズの効果的な使用方法や避難所での誤嚥性肺炎、う蝕、歯周病の予防法を説明するとともに、歯・口に係る相談に応えた。

  今回のプロジェクトは、前回の宮城県石巻市で行った時と同様、日本財団の人的協力を得て展開。前日の6月30日に行った避難所状況の事前アセスメントを踏まえて、日歯事務局含めて4班に分かれ、福島市などの県北地区、郡山市などの県中地区、南相馬市などの相双地区の各避難所で実施した。

  また、ポーチの中身は現場のニーズに応えるべく、福島県内の避難所の世話をしている保健所の歯科衛生士の意見に基づいてセットした。成人用と小児用の歯ブラシや歯磨き剤など、老若男女を問わない内容であるのは前回と同様だが、衛生面を考慮して歯ブラシのキャップを加え、さらに、手鏡や持ち手付きコップも用意した。

  歯みがきサポートポーチの内容は、以下の通り。
 キャップ付き歯ブラシ(成人用、小児用各1本)/フッ素配合歯磨き剤(成人用、小児用各1個)/手鏡/持ち手つきコップ/ポスカ/キシリトールガム


 2011.07.01 提供:日歯メルマガ