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歯科医はX線と腫瘍との関係に関する研究にもっと注意

いまだに、米国では、デジタルでないレントゲンが多く存在しているのは、事実、WFでは、20年前から10分の一以下のデジタルレントゲンを採用して、被曝量の低減化を計っています。  

歯科のX線検査、脳腫瘍の発症に関係か 米研究

(CNN)から引用 

歯科医でX線検査を受けたことがある人は、そうでない人に比べて髄膜腫と呼ばれる脳腫瘍を発症する確率が高いとする調査結果が医学誌に発表された。

因果関係は裏付けられていないが、歯科のX線検査をめぐってはこれまでに、甲状腺がんとの関係を示唆した研究もある。

米エール大学公衆衛生校の研究チームは、髄膜腫で手術が必要になった20〜79歳の患者1433人(平均年齢57歳)について、髄膜腫にかかっていない1350人のデータと比較した。

その結果、上下の歯を噛み合わせた状態でX線撮影する咬翼(こうよく)法と呼ばれる検査を年に1回以上の頻度で受けていた人が髄膜腫を発症する確率は、年齢によって1.4〜1.9倍の高さになることが分かった。

さらに、顏の周りを1周してすべての歯を1枚の画像に写し出すパノレックスと呼ばれる検査を10歳になるまでに受けた人の場合、髄膜腫を発症する確率は4.9倍になるという結果が出た。

ただし今回の調査対象者は米国の特定地域に住む白人が大半を占めることから、研究チームでは今後、別の層も対象としたフォローアップ調査を予定している。

この調査結果について脳神経外科の専門医キース・ブラック氏は、たとえ必要がない場合でも、歯科医は年1回の定期検診でX線検査を勧めることが多いと指摘。

歯科医はX線と腫瘍との関係に関する研究にもっと注意を払い、患者は今後の検査を受ける際にこうした研究結果を念頭に置くことが大切だと話している。

一方、米歯科医師会はこの調査について、X線検査を受けた経験について患者の不確かな記憶に頼っており、信頼できない可能性があるとの談話を出した。
 

2012年4/12日 提供:CNN