【器具用洗浄・消毒剤】
●ディスオーパ
化学的殺菌・消毒剤[歯科用器具・機器・装置専用]_フタラール製剤
医薬品承認番号 21300AMY00444
各種の栄養型細菌・真菌・結核菌および各種ウイルスに対して、5分で殺菌効果 、不活化効果を示します。緩衝化剤の添加や薬液の希釈が不要なので、開栓後そのまま使用でき、最長14日間の連続使用が可能です。
最近、サイデックスプラスからディスオーパ)に変えました
5分で滅菌可能 しかしお高い!!定価8000円
http://www6.plala.or.jp/amino/faq/hcv.htm
【衛生・消毒・消臭関連】
●ピュアクリーンV:薬用アルコールジェル(速乾性手指・皮膚用殺菌消毒剤)
医薬部外品
院内感染・食中毒等の防止の基本は手指の消毒です。水洗い不要、短時間(15秒)で強力に手指・皮膚を殺菌消毒するアルコールジェル。
適量を手のひらに取り、擦り合わせるだけで手指・皮膚を清潔にします。保湿剤配合により、潤いを保ち、手荒れを防ぎます。
緑膿菌、MRSA、O-157等、又SARSウィルス、インフルエンザにも効果があります。
医療施設はもちろん、ペットショップ、ビューティーサロン、エステサロン、介護施設、食品工場、飲食店厨房、スーパー、コンビニ、一般家庭等、衛生面に気を使うところでしたらどこでもご使用いただけます。
●インスツルメントキレイ:器具用除菌清浄液(色が消える。)
清浄力が低下すると色が薄くなり、液交換の目安となります。殺菌剤イルガサン(0.5%)、特殊界面活性剤、無機アルカリビルダー等を効果的に配合した器具用清浄液で、安全性、安定性に極めて優れています。殺菌剤、清浄剤の相乗効果で蛋白質(血液)、脂肪分、バクテリア等を速やかに清浄します。防錆剤配合。
●スチールキレイ:歯科用小器具防錆・除菌清浄液
スチールキレイは、一般細菌に対し、清浄力と除菌力をそなえたテゴ51と殺菌剤イルガサンDP300を効果的に配合した歯科用小器具専用の除菌・清浄液です。器具に付着した血液、唾液等の汚物に対し、優れた清浄力と除菌力があります。
http://www.dm-corp.jp/main/002.html
【手指殺菌消毒薬用石けん液 (商品番号0351/5)】
●薬用 マルククリーンA (医薬部外品)
■販売価格 700mlポンプタイプ 1,470円(税込)
4リットル詰替用 4,410円(税込)
マルククリーンAは全国の病院・歯科医院・産婦人科等の医療施設、食品工場、老人福祉施設、幼稚園などで使用されています。強力な殺菌力を保持しつつ、手肌にやさしいヤシ脂肪酸を配合しました。長期間使用されても手あれがしない泡タイプの石けん液です。
【医療・理化学用器具除菌・清浄液(商品番号0413) 】
●メディカエースV (トリクロサン配合)
■販売価格 4リットル 8,295円(税込)
殺菌剤トリクロサン(イルガサンDP300)、特殊界面活性剤、無機アルカリビルダー等を効果的に配合した医療器具用特殊清浄剤で、安全性・安定性に極めて優れています。殺菌剤、洗浄剤の相乗効果でタンパク質(血液)、脂肪分、バクテリア等を速やかに清浄します。
外科用インスツルメント・歯科用インスツルメント・ピペット・プレート試験管・サンプルカップ他の除菌処理に最適です。
【医療・理化学用器具 即効性除菌・清浄液 (商品番号0411/2)】
●イソラピッド (アルデヒドフリー)
■販売価格 950ml スプレータイプ 5,880円(税込)
2リットル補充用 9,765円(税込)
医療機器・器具の表面を1分間で確実に除菌します。また、アルデヒドを含まない有効かつ安全性の高い除菌・清浄液です。
医療機器・器具、歯科治療用ユニット、レーザー装置等の“即効性”除菌・清浄液です。
【手指・器具兼用アルコール除菌・清浄剤 (商品番号0416-32)】
●マルククリーンDP (トリクロサン配合)
■販売価格
手指用 500ml 2,362円(税込)
器具用 500ml 2,362円(税込)
4リットル詰替用 7,476円(税込)
中性タイプでベタつきがなく、スプレー噴霧で手指の清浄から器械・器具類(車椅子、ベッド、トイレ・便器・便座、手すり、ドアノブ、スリッパ、他)の除菌まで幅広くお使いいただけ、衛生管理に最適です。
http://www.medix-web.com/lizer.html
【減菌・消毒の手順】
1.使用済器具
■ 汚染度が高い場合、使用後にグルタールアルデヒド2%溶液に浸漬してください。
2.水洗
■ 流水下で水洗してください。
3.超音波洗浄・浸漬洗浄
■ 血液や蛋白質が付着した場合、防錆洗浄液を使うと効果的に除去できます。なお、洗浄液を使用する場合、各洗浄液の「使用上の注意」をよくお読みください。
■ミラートップ、ペリオプローブには超音波洗浄器を使用しないでください。また洗浄の際は、他器具との接触を避けてください。
■洗浄の際、クレンザーやワイヤーブラシ、スチールウール等は使用しないでください。
■ 滅菌・消毒前に必ず洗浄を行ってください。汚れが残っていると滅菌・消毒の効果が低下したり、金属腐食を招きます。
すぐれた防錆効果と強力な洗浄力 YDMの歯科用小器具防錆洗浄液「ゼッ トワン」
http://www.ydm.co.jp/sm/sm_01.html
【手指殺菌消毒薬用石けん液】
●医療用 マルククリーンA (医薬部外品)
マルククリーンAは全国の病院・歯科医院・産婦人科等の医療施設、研究室、食品工場、老人福祉施設、幼稚園などで使用されています。強力な殺菌力を保持しつつ、手肌にやさしいヤシ脂肪酸を配合しました。長期間使用されても手あれがしない泡タイプの石けん液です。。
【成分】
トリクロサン(イルガサンDP300)、エチルアルコール、ヤシ脂肪酸、ラウリル硫酸塩、他
■販売価格
700mlポンプタイプ 1,470円(税込) 商品番号:4005
4リットル詰替タイプ 4,410円(税込) 商品番号:4006
・純植物性(ヤシの実油)で手にやさしい石けん液です。
・泡状なので扱いやすくまた、泡切れもよく簡潔に殺菌洗浄ができます。
・長期にわたって使用しても手あれがしにくくなっています。
・1回の洗浄で1円〜3円と低コストです。
【使用方法】
適量(ピンポン球約1個分)を手に取り、よく泡立てて水で洗い流して下さい。
700mlポンプタイプの場合、約500回の洗浄ができます。
【殺菌剤配合衣類用洗剤(液状)】
●リネンブライト
・医療機関では血液・唾液等が付着したタオル、シーツ、ユニフォーム類の消毒・洗浄に
・老人福祉施設・幼稚園等では排便・排尿等が付着した衣類、シーツ、おむつカバー、タオル類の消毒・洗浄に
・食品工場ではタオル、ユニファーム等、リネン類の消毒・洗浄に幅広く活躍しています。
■本剤を使用することにより洗濯機槽内も消毒できます。
ベタイン型界面活性剤のほかにノニオン系、アニオン系界面活性剤を有効に配合していますので2種類の殺菌剤との相乗効果が一層高まり、白く洗い上げる洗浄力と殺菌及び柔軟効果があります。
■一般洗剤、柔軟剤は不要です。
【成分】
トリクロサン(イルガサンDP300)、テゴ51、界面活性剤、水溶性溶剤、キレート剤、他
■販売価格
1500mlタイプ 2,572円(税込) 商品番号:4020
4リットル詰替タイプ 7,560円(税込) 商品番号:4021
【医療・理化学用器具除菌・清浄液 (トリクロサン配合)】
●メディカエースV
殺菌剤トリクロサン(イルガサンDP300)、特殊界面活性剤、無機アルカリビルダー等を効果的に配合した医療器具用特殊清浄剤で、安全性・安定性に極めて優れています。殺菌剤、洗浄剤の相乗効果でタンパク質(血液)、脂肪分、バクテリア等を速やかに清浄します。
・外科用インスツルメント・歯科用インスツルメント・ピペット・プレート試験管・サンプルカップ他の除菌処理に最適です。
【成分】
トリクロサン(イルガサンDP300)0.5%、高級アルコール系非イオン界面活性剤、エチルアルコール、無機アルカリビルダー、防錆剤、洗浄助剤、他
汚れの度合いに応じて30〜50倍の範囲で希釈し、30分以上浸漬、除菌・洗浄します。
(水1リットル:本剤30ml〜50ml)
■販売価格
4リットル 8,295円(税込) 商品番号:4025
【手指・器具兼用アルコール除菌・清浄剤 (トリクロサン配合)】
●マルククリーンDP
中性タイプでベタつきがなく、スプレー噴霧で手指の清浄から器械・器具類(車椅子、ベッド、トイレ・便器・便座、手すり、ドアノブ、スリッパ、他)の除菌まで幅広くお使いいただけ、衛生管理に最適です。
【成分】
トリクロサン(イルガサンDP300)0.3%、エチルアルコール、グリコール系界面活性剤、精製水、他
■販売価格
手指用 500ml 2,362円(税込) 商品番号:4030
器具用 500ml 2,362円(税込) 商品番号:4031
4リットル詰替タイプ 7,476円(税込) 商品番号:4032
【手指自動消毒器】
●ハンディミストミニ
毎年あとを断たない、O-157をはじめとする細菌性食中毒や大きな問題になっている病院などで起こる院内感染は、手指を介しての感染が大きな原因といわれています。
そこで、食中毒防止や感染防止の衛生管理に欠かせない、手指消毒器の決定版「ハンディーミストミニ」をおすすめします。病院や、福祉施設、ご家庭でも簡単に使えて幅広く活躍しています。
セット内容:本体、単二乾電池2本
(専用消毒液は別途お買い求め下さい)
■販売価格 20,790円(税込)商品番号:4050
−別売品−
専用ACアダプター 1.500円(税別) 商品番号:4051
専用消毒液1000ml 1.400円 (税別)商品番号:4052
※光センサーが感知して消毒液を自動噴霧。
※手にムラなく消毒液を吹きつける噴霧タ イプ。
※好きな場所に設置できるコンパクトサイ ズ。
※見た目は小型でも、1100ccもあるタンク容量。
※乾電池・AC電源両用。(ACアダプター使用)
乾電池またはAC電源
設置場所などに合わせて、乾電池(単二形×2個)使用とAC電源(アダプター使用)の両用ができます。
*ACアダプターは別売りです。
◇ワンチップマイコン採用、省エネ設計
無駄な電力をカットするワンチップマイコンを採用し、より乾電池の寿命が伸び消費電力も抑えられるので大変経済的です。
◇交換時期を知らせる電池モニター
乾電池がなくなってくると赤く点滅し、交換時期を知らせてくれる、とても便利なモニターです。
◇小型でも1100ccの大容量
タンクをそのまま本体に使用しているので、小型ながら1100ccの大容量。中身が見えるので、消毒液の残量が
一目でわかります。
◇置く場所をとらない小型
今までにない小型サイズでスペースをとらず、設置場所を選びません。また、計量で持ち運びもラクにできます。
http://www.trysystem.com/sub6.html
■次亜塩素酸ナトリウムについて教えてください
【質問】
当院で気管カニュレの内筒の消毒に次亜塩素酸ナトリウムを選択しようと考えていますが, 結核病棟を有することもあり,
濃度は0.1% (1,000 ppm)でと考えております。一般的に次亜塩素酸は食塩に変わるため, 消毒後の水洗は必要ないとも言われていますが,
0.1%という高濃度でも問題ないものでしょうか??? (臭いの問題も気になります)
また現在, ネブライザーのジャバラなどの消毒にも0.1%次亜塩素酸ナトリウムを使用しているのですが,
消毒後に水道水による水洗を行っております。この水洗も省略し, 消毒後, 乾燥させることで問題ないでしょうか???
ご教授, よろしくお願いします。
【回答】
本剤 (次亜塩素酸ナトリウム) は金属腐食性があり, またプラスチックやゴムを劣化させることも知られています。したがって,
0.1%以上の液は, 通常, 器具類の消毒には用いられません。やむなく金属製品に使用するのであれば,
適用後によく水洗いすることが必要です。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/sodium-hypochlorite.html
■ 食塩電気分解水の効果について
【質問】
はじめまして。歯科医師です。質問させていただきます。知人の歯科医師で, 器具の消毒に“食塩電気分解水
(中性水と呼んでいます)”を使用しておりますが, その効果について教えてください。ウィルスを含む,
すべての微生物に効果があるとのことで, 一次洗浄した後に10分間浸漬するという使い方をしておりますが,
実際の消毒レベルはいかほどのものなのでしょうか??? 滅菌されているいるとはとても思えないのですが。よろしくお願い致します。
【回答】
食塩水を中性付近で電気分解することにより, 次亜塩素酸ナトリウムよりはるかに殺菌効果の高い次亜塩素酸
(HOCl) や陽極側で発生すると思われる“スーパーオキシドイオン”を含む殺菌水を調製することができます。これがいわゆるBK
(bacterio killer) 水です。BK水は種々の報告にあるとおり, MRSAをはじめとする病原微生物に対し殺菌作用をもちますが,
消毒剤の一般的な問題である有機物の混入によりその効力の低下も認められています。よって, 一次洗浄した後に,
適切な濃度, 浸漬時間を守れば有効な消毒方法だと思われます。また, pHが中性付近であるため,
金属製品への腐食性も低く, 幅広い医療器具の消毒に使用できると考えられます。消毒剤のレベルとしては,
強酸性電解水と同じ「中水準消毒薬」に分類されるのではないでしょうか。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon2/shokuen-denkibunkai.html
■ オートクレーブとプリオン
【質問】
私は歯科医師国家試験浪人中です。今年の第97回歯科医師国家試験において, 以下のような問題が出題されました。
[問題]オートクレーブが有効でないのはどれか。
a. プリオン
b. ウイルス
c. 芽胞
d. 真菌
e. 原虫
予備校の解説によると答えは aです。そこで私はプリオンについて, もっと知りたいと思い, ネット上を検索していたところ,
こちらのページを見付けまして質問しようと思い立ちました。質問箱の中に「B型肝炎ウィルス(HBV)
はオートクレーブで死滅する???[http://www.jarmam.gr.jp/situmon/hbv.html]」という質問がありますが,
この質問に対する答えの欄にプリオンについて言及している部分があります。それによると「オートクレーブの滅菌時間と温度について・・・プリオンという病原体では132℃
(2気圧) で1時間, または135℃, 20分間以上のオートクレーブが必要になります。」となっています。ということは,
プリオンにもオートクレーブが有効であるということになり, 予備校の解説は誤り・・・というか, 問題の答えすらなくなってしまうことになります。この場合どのように考えたら良いのでしょうか。お忙しいところ恐縮ですが,
お答えいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
【回答】
まず第一に, “問題の文章が充分, 正確でない”という点が指摘できます。“オートクレーブ”という言葉が極,
慣用的に使用されています。出題者は通常よく使われる2気圧 (121℃) 15〜20分間の高圧滅菌を意味して問題を作成したものと思われます。この条件だと,
プリオンの感染性は失われません (有効でない)。しかし, オートクレーブをもっと広い意味でとらえると,
温度 (圧力) と滅菌時間を変化させることで滅菌される微生物の種類が変わってきます。プリオンが,
通常用いられるオートクレーブとは違う条件 (132℃, 1〜2時間) で著しく感染性が失われることは,
有名な教科書, 戸田新細菌学 (改訂32版), 856〜859頁に記載されています。ただ, プリオンの感染性に関しては未だ不明な部分も多いことを理解してください。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/autoclave-prion.html
■ オキシドールの消毒効果
【質問】
某病院勤務の看護師です。オキシドールの消毒効果についてお教え下さい。ある資料では, オキシドールはグルタラールに匹敵する高水準レベルの消毒薬とありますが,
本当でしょうか??? 一般家庭では創部の消毒に使用していますが, 医療機材, 特にオートクレーブに対応出来ない機材の消毒には使用可能なのでしょうか???
可能であれば, どのように使用すればよいのでしょうか??? ご指導願えれば幸いです。
【回答】
日本において2.5〜3.5%の過酸化水素水は「オキシドール」と呼ばれ, 創傷・潰瘍部位などの消毒に使用されます。APICのガイドラインはクリティカル器具などに使用して滅菌を行える消毒薬を化学滅菌剤
(chemical sterilants) と呼び, 2〜3.5%グルタラール製剤への長時間 (例えば3〜10時間)
浸漬の他に, “6%安定化過酸化水素への6時間浸漬”, 過酢酸への浸漬をあげています。しかしながら,
「化学滅菌剤は適切な前洗浄が行われたとき, かつ有機物汚染, 接触時間, 温度, pHが適切なガイドラインに従っていたときのみ信頼がおけるものである」と注意を喚起しています。なお,
医療用器具消毒薬としての“安定化過酸化水素”は未だ日本で市販されておりません。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/oxydol.html
■歯科の消毒 (安全性と使用感)
【質問】
はじめまして。歯科医院に勤めています。消毒薬の件ですが, グルタラール製剤の発ガン性とかを最近聞きます。グルタラールは刺激があるけれども,「こういうもの」という感覚で使用しています。実際,
内視鏡消毒のようなことは歯科ではしていませんが, 最近メーカーなどからフタラール製剤, 過酢酸製剤と聞こえてきます。歯科では安全性より使用感の良いものを使い気味との指摘も受けましたが,
どうなのでしょう。過酢酸は「酢の強い臭い」と聞きますし, フタラールは滅菌はできないとも聞きますが・・・。
【回答】
医療器具の消毒に関しては, 高レベル消毒液であるグルタール製剤 (サイデックスなど) が使用されておりましたが,
揮発性が強く, 室内環境を悪化させるなどの理由により, 最近では使用されなくなってきています。その代替品として登場したのがフタラール製剤
(ディスオーパ) です。フタラール製剤はアミノ酸と反応して暗緑黒の発色をおこします。そのため残留したフタラール製剤が舌,
咽頭に同じような発色反応を起こす危険性があり, 場合によっては粘膜損傷の危険性も考えられます。そのため,
フタラール製剤の使用に関しては, 薬剤残留を防ぐために浸漬後, 十分に水洗いすることが重要です。殺菌効果としては,
グルタラール, フタラール, 過酢酸は同レベルと考えていいのではないでしょうか。使用する状況に応じて使い分けてかまわないと思います。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/sika-shodoku.html
■ エチレンオキシド (酸化エチレン) について
【質問】
はじめまして。エチレンオキシド (酸化エチレン) についてお尋ねします。
エチレンオキシド [(CH2)2O] が核酸やたんぱく質をアルキル化することで滅菌をするのはわかったのですが,
反応後のエチレンオキシドの生成物は何になるのでしょうか??? 水と反応するとエチレングリコール[(CH2OH)2]が生成されるのは調べられたのですが,
やはり滅菌した際もエチレングリコールができるのでしょうか???
またエチレングリコールの毒性や臭いについても調べられなかったので, お尋ねしたいと思います。宜しくお願いします。
【回答】
エチレンオキシドは構造的に (C-O-Cの結合が大きく歪められているため) 非常に活性の高い化合物です。殺菌機序は,
微生物のもつ核酸の水酸基 (OH-) やアミノ基 (NH2-) などの置換基と反応し, C-O結合が開裂して環が開きます
(結果的にアルキル化: R-OH + (CH2)2O → HO-CH2-CH2-O-R)。二次的生成物としては,
エチレンクロロヒドリンやポリエチレンオキサイド・エチレングリコールなどがあります。
エチレングリコールの物性と毒性ですが;
物性: 無色, 甘味を持つ粘稠な液体。沸点が197.6度のため, 臭いに関する記載はありません
毒性: 不凍液として使用されているため注意が必要です。中枢神経症状として, 嘔吐, うとうとする,
昏睡状態, 呼吸不全, 痙攣, 腎障害から無尿, 尿毒症から死にいたる場合もあります。
エチレンオキサイドを滅菌に使用することは「毒をもって毒を制する」ことであり, その化学的特性を十分に熟知していなければなりません。また,
滅菌後の残留ガスは人体に害をあたえる大きな要因であるので十分な注意が必要です。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/ethylene_oxide2.html
■ クレゾール石鹸液について
【質問】
愛知県の○×病院の細菌検査を担当しております。細菌検査6年くらいです。病床数は450床で, 外来は1500人/日くらいです。私は,
当院のクレゾール使用を廃止したいと考えております。理由は: 1. 使用する医療スタッフの人体に危険が大きい,
2. 排水に関して基準があるときいているという2点を耳にしたからです。最も大きい理由は1です。ただ,
薬剤部が「クレゾールは, 汚染物が混入したときの殺菌力が持続するから使いやすい良い消毒薬である。人体への害は,
どの消毒薬にもあるので, 同じことである」ということで, 汚物に汚染されたものに関してクレゾールを使用することを院内のマニュアルに載せています。反対するにも,
クレゾールに替わる消毒薬を提示しないと意味がありません。便などの消毒に効果のある消毒薬 (商品名で)
を教えてください。
【回答】
クレゾール石けんは, 損傷皮膚から吸収されやすい特性があるため, ご指摘のとおり, 取り扱い次第ではスタッフに悪影響があるかもしれません。また,
廃棄に関しても水質汚濁防止法と下水道法により, フェノール類として5 ppmの排水規制が定められています。以上の点から,
病院での使用が適切なのは「排泄物の消毒」などに限定されるでしょう。しかしながら, 本品の消毒力は有機物の存在するときも,
ほかの多くの消毒剤と比べて, 効力の低下が少ない点や古くから効力の確認されている消毒薬であるため,
使用を全面的に廃止するのはいかがなものかと感じます。代替消毒薬としては, 次亜塩素酸ナトリウム液
(ミルトン), またはグルタラール (サイデックスなど) があります[http://www1.mhlw.go.jp/topics/touseki/tp0225-1_11.html#chapt2-11]が,
両薬剤ともそれぞれ毒性があります。消毒薬の選択においては, 危険だから使用しないのではなく, 適正に使用することが大切なのではないでしょうか
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/cresol2.html
■ 有効塩素と残留塩素の違い
【質問】
私は液体調味料の製造会社で品質管理をしております。早速質問させていただきます。
“有効塩素”と“残留塩素”の違いがわからないので教えてください。次亜塩素酸ナトリウムで製品を充填する機器などの殺菌を検討しております。宜しくお願い致します。
【回答】
殺菌効力のある塩素系薬剤を“有効塩素”といいます。塩素系薬剤が水に溶解した時にできる次亜塩素酸
(HOCl) や次亜塩素酸イオン (OCl−) も有効塩素です。一方, 水に溶解した場合に塩化物イオン
(Cl−) となるNaClなどの無機塩化物や有機化合物と結合した有機の塩素化合物の大半は反応性がないため,
有効塩素ではありません。
有効塩素が水中で殺菌作用を起こしたり, 汚染物と反応したり, 紫外線の作用で分解した後に, なお残留している有効塩素を“残留塩素”といいます。残留塩素には,
遊離塩素と結合塩素があり, 次亜塩素酸 (HOCl) や次亜塩素酸イオン (OCl−) を遊離塩素と呼び,
クロラミンを結合塩素と呼びます。遊離塩素, 遊離型塩素, 遊離有効塩素, 遊離残留塩素などの用語はすべて同じ意味で使われています。
次亜塩素酸ナトリウム (Sodium Hypochlorite) は殺菌消毒剤として, 飲料水,
果実・野菜の消毒, 乳製品製造を始め, 各種食品の製造過程において装置, 器具などの消毒に広く用いられています。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/yuukou_enso.html
■ 歯科領域での感染予防対策
【質問】
病院に勤める歯科衛生士です。当院は, CDCのガイドラインに沿って感染予防対策を行っております。以下の3点についてお聞きします。
(1) イソジンなどの綿球つぼ, アルコール綿を毎日交換することの根拠について: 綿球つぼはディスポ製品を使用し,
毎日交換しています。アルコール綿はワンショットプラスで, 24時間で廃棄していますが, 今後1枚ずつのパックになる予定です。薬液を継ぎ足したり,
開封後24時間以上経過したアルコール綿を使用した場合, 細菌が増殖するという根拠はあるのでしょうか。
(2) クリティカル器具を滅菌する前に, 以前はグルタールアルデヒドなどに浸してから洗浄し, 滅菌していました。現在は,
一時消毒なしに流水で洗浄後, 滅菌するという方法に変更になっています。洗浄時は, 手袋・マスク・ディスポガウンを着用していますが,
洗浄中の針刺しなどで, 感染の危険はないでしょうか。
(3) 歯科におけるスタンダードプリコーションをどうしたらよいか, 試行錯誤しています。患者の口腔内に入れる器具で,
滅菌できないものもあります。また, 開業医レベルの人員で, コストのかからない感染予防対策を実行するにはどうしたらよいのでしょうか。
【回答】
(1) 結論から申し上げると,「薬液を継ぎ足したり, 開封後24時間以上経過したアルコール綿を使用した場合,
細菌が増殖する」という根拠は見つけきれません。もちろん, 「適切に使用されていなかったアルコール綿が汚染されたことによる病院感染が発生し,この場合,
アルコールの揮発による濃度低下が指摘されています」という記載はあります。しかし,例えばワンショットプラスと同等と思われるヨシダ製薬の一体成型ポリチャック付パッケージ製品“エコ消エタ綿A”のパンフレットに,その製品と万能つぼを使用した場合のエタノール濃度を比較したデータがあり,その製品のエタノール濃度は低下しないものの,
万能つぼのそれは低下したとしていますが, 後者でもその値は7日後に85%でした。エタノール使用濃度としては60〜90w/w%が適当であるとされていますので,
万能つぼでもそう簡単にその濃度が低下することはないように思います。そのため, よほど“不適切に”使用しなければ,
細菌が増殖することはないのではと考えます。
(2) ご質問の趣旨がよくわからなかったのですが, 強いていえば, 次のことがいえると思います。針などの尖った器具は洗浄を行わずに廃棄する場合が多いと考えられますが,
洗浄を行わねばならない場合は洗浄中の針刺しによる感染の危険はあるでしょう。ただし, 針刺しによる感染はそれに付着している血液の量に関連
(比例) するようですから, 洗浄時は血液の濃度が薄まっていると考えられるため, 刺した場合に体内に入る血液量は極端に少ないと予想しています。
(3) コストのかからない感染予防対策を実行するにはどうしたらよいか, という問題は, 国立大学病院において仕事をしている私たちも含め,
皆悩んでいると思います。もちろん時には, うまくいっているなと思う事例もあります。下に紹介する本の目的は“資源が限られている状況下で,
院内感染防止・管理を行うための枠組みを提供する”ことにあるそうです。私自身, 全部を読みこなしているわけではないので,
有用であるかもしれないとしかいえませんが。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/kansen_sika.html
■ 強酸性水について教えてください
【質問】
私は歯科医院に勤務している歯科衛生士です。強酸性水の効果についてお伺いします。
あらゆる細菌やウイルスに威力を発揮するというデータを多く目にします。今現在, ミラーやゴム材の高圧蒸気滅菌できないものをグルタラールアルデヒドに頼っていますが,
強酸性水がグルタラールアルデヒドと同じ位の効果を発揮するのであれば, これらの器材を強酸性水に置き換えていく事は可能なのでしょうか???
もし有効なのであれば, 最大限に強酸性水の効果を発揮させる為にどのように洗浄し, 何分くらい浸す必要があるのか教えてください。また芽胞菌への効果は賛否両論のようなのですが・・・。
是非 回答を宜しくお願いします。
【回答】
強酸性水は実験的に試験管内 (in vitro) ではさまざまな微生物を死滅させますが, 臨床応用した場合には,
蛋白の共存するものについては短時間で失活してしまい, 効果がありません。すなわち, 器具の消毒のために浸漬するのは基本的に効果がなく,
お勧めできません。流水で洗う方法であれば, 効果が期待できますが, お尋ねの器材の洗浄・消毒には無効とお考えください。(ご存知と思いますが,
現在適用されているのは, 手洗いと内視鏡洗浄です)
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/kyousansei.html
■ 芽胞形成菌と院内感染, 滅菌
【質問 (その1)】
芽胞を形成する菌はほとんどが嫌気性菌だと思いますが, 病院内で医療器具が芽胞形成菌に汚染されたと考えられる患者さんへの感染報告はどのくらいなのでしょう???
芽胞形成菌で病院のリスクとなる代表的な菌種は何ですか??? あまり心配は要らないのでしょうか???
【質問 (その2)】
中央材料室に勤めている方からよく質問されます。何故滅菌しないといけないのか??? EOGなどを使用すると人体にも影響が出るし,
ランニングコストが高い。パスツール殺菌ではいけないのか??? これまで院内感染の原因が芽胞形成菌による事例はありますか???
もし事例がなければ, 医療器具は75℃, 30分のパスツール殺菌で十分なのではないでしょうか???
【回答】
医学的に重要な芽胞菌は, 偏性好気と通性嫌気菌を含むBacillus spp.と偏性嫌気性菌のClostridium
spp.と考えていいでしょう。芽胞形成菌でしばしば病院内感染を起こす芽胞菌には, Bacillus
subtilis(BS), Bacillus cereus(BC), Clostridium perfringens(CP),
Clostridium difficile (CD)などがあります。
BSやBCは, 環境中にふつうに見られる菌で, 免疫不全の患者さんに敗血症を起こすことがあります。従って,
通常無菌の部位に使用する医療器具は胞子を殺すことができる滅菌, 加熱滅菌できない材料でも胞子をも殺菌できるような高度なレベルの消毒法が必要です。免疫不全状態の患者さんに使用する医療器具をパスツリーゼーションですませるというのはとんでもない話です。
CPやCDは糞便中にみられる嫌気性菌で,, 特にCDは抗生物質治療を受けているような抗菌薬関連下痢症や偽膜性腸炎
(Clostridium difficile: CD症ともいいます) の原因になる菌として知られています。CD症で下痢をしている人の病室やそのひとが使用するトイレなどは,
CDの胞子で汚染されているのです。医療従事者の手にCDの胞子がついていることがあります。口腔や粘膜表面で使用するような医療器具がこの胞子で汚染していると,
抗菌薬関連下痢症状や偽膜性腸炎の原因となり, さらに医療従事者が介する交差感染により, アウトブレイクが起こることがあります。また最近,
高齢者の入院患者さんで, 消化管に異常がみられないにもかかわらず, 血液中からCDが分離される例が報告されていますので,
BSやBCの場合と同じように, 汚染した医療器具が原因となっている可能性も十分考えられます。
とにかく, 酸素に弱い嫌気性菌でも, その芽胞は大気中で長期間生きていますし, 酸化還元電位が低い傷口などにつくとすぐ増殖可能ですので,
十分注意して下さい。病院内で医療器具が芽胞形成菌に汚染されたと考えられる患者さんへの感染報告は多いのかという質問には,
CDによるアウトブレイク例はたくさんありますとお答えしておきます。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/gahou_keiseikin.html
・超音波洗浄機の正しい使い方
その中でも再使用する注射器外套等の凹形状の洗浄については細心の注意が必要です。
超音波洗浄は強力な洗浄力がありますが“洗浄ムラ”が多く、例えば洗浄カゴに何段にも積み重ね入れた場合、低部発振タイプは底にある数点は超音波が直接あたり(必ず洗浄途中に器具を反転させ全面に超音波にあたるようにしなければなりません)キャピテーション効果を期待できますが、それ以外はキャピテーション効果は期待できません。キャピテーション効果が期待できる洗浄対象は金属・ガラスです。
消毒の基本
強酸性水はウイルスに対しても消毒効果があり、さらにグルタラール製剤のような毒性がなく扱いやすい優れた電解水です。
しかし有機物(脂質、タンパク質)が残存しておれば消毒効果は期待できません。 洗浄工程に化学的洗浄(界面活性)が採用され有機物が完全に除去されていることが条件です。
もし化学的洗浄(界面活性)工程のない装置なら悲惨な結果になります。
グルタラール・アルデヒド消毒薬のガスは有毒です。有毒ガスに被曝しない方法で消毒作業しなければなりません。
最後に 「病院がそなえておくべき第一の必要条件は、病院は病人に害を与えない事である」ナイチンゲール
http://www.d1.dion.ne.jp/~jamec/kouen/index.html
院内消毒液についての検討
一応、業者さんよりのお薦め資料を添付します。
●タイフレッシュ・エース(太平化学産業)
・器具類を錆からがっちりガード
・血液、脂肪、バクテリアなどに優れた洗浄効果がある。
・人に優しい成分
・イルガサンDP300配合
<使用方法>
・小器具類は原液〜10倍稀釈液に10分間以上、一般器具類は30〜50倍稀釈液に30
分間以上浸してください。
・超音波洗浄器には、100倍稀釈液をお使いください。
・清拭の場合は、原液〜10倍稀釈液をガーゼまたは布に浸してお使いください。
・使用後は水洗い、水きりを十分に行ってください。
・使用液はできるだけ毎日取り替え、常に新しい状態でお使いください。
4リットル入り 8,050円
●ウィルクリーン(東豊薬品)
Rawlins等により合成された第四級アンモニウム化合物である塩化ベンゼトニウムは、陽イオン界面活性剤で逆性石鹸とも呼ばれ、殺菌消毒作用が強く、速効性で比較的組織刺激性が少なく、有効濃度では無色、無臭で芽胞のない細菌、カビ類に広い抗菌スペクトルを有します。
本剤は、歯科用小器具の消毒剤として防錆剤を配合し、金属器具を腐食させない殺菌消毒剤です。
本品100ml中
塩化ベンゼトニウム 0.2g(0.2%)
添加物として安定剤ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、防錆剤ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライトを含みます。
<用法・用量>
塩化ベンゼトニウム0.1%溶液(本剤を常水で2倍に稀釈)に10分間浸漬する。厳密に消毒する際には、器具を2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後、塩化ベンゼトニウム0.1%溶液中で15分間煮沸します。
価格4リットルで3,800円
日本歯科薬品から出ているラスノンメディカル液と成分は同じ塩化ベンゼトニウムで、歯科用小器具の消毒剤で、防錆剤の配合もされていて、お薦めだそうです。
歯科診療室で使用頻度の高い消毒剤と使用法
グルタラール |
ステリハイド
ステリハイドL
デントハイド
サイデックス
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器具消毒 |
一般細菌
0.5%溶液10〜30分
HIV 2%溶液 10〜30分
HBV 2%溶液 30〜60分 |
次亜塩素酸
ナトリウム
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ミルトン
ピューラックス
タイクロン
テキサント
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器具消毒 |
HIV 0.05〜0.5%溶液 10〜30分
HBV 0.1〜1%溶液 60分 |
手指消毒 |
HIV.HBV汚染手指を約10秒間浸漬 |
ポピドンヨード |
イソジン液
手術用イソジン
イソジンガーグル
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手指・皮膚消毒 |
手指・皮膚7.5%〜10%溶液浸漬、塗布 |
口腔内消毒 |
口腔粘膜・5%溶液塗布 |
含嗽・洗口 |
7%液2〜4mlを60mlの水で稀釈して使用 |
ヨードチンキ |
ヨードチンキ
希ヨードチンキ
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手術部の消毒 |
5%消毒 |
口腔内局所の消毒 |
1.5%溶液を局所に塗布 |
エタノール |
消毒用エタノール |
器具消毒 |
浸漬 |
手指消毒 |
手洗後1〜2分間浸漬、噴霧、塗布 |
逆性石鹸 |
オスバン液
ハイアミン液
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器具消毒 |
0.1%10分間浸漬 |
手指・皮膚消毒 |
0.05〜0.1%に約30秒間浸漬 |
グルコン酸クロルヘキシジン |
ヒビテン液
ヒビスクラブ
マスキン液
ベンクロジト液
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手指・皮膚消毒 |
手指 0.5%水溶液に30秒以上浸漬
皮膚 0.5%加エタノール溶液 |
器具消毒 |
0.1%溶液に10〜30分間浸漬 |
医療用具の消毒
消毒用エタノール |
消毒用エタノール 原液に浸漬
イソプロパノール 50〜70%溶液に浸漬
注意
血清・膿汁等のたんぱく質を凝固させ内部まで浸透しないことがあるので、これらが付着した医療器具に用いる場合、十分に洗い落として使用すること。
合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には変質するものがあるので、長時間浸漬しない。
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イソプロパノール |
塩化ベンザルコニウム
・ オスバン
・ デアミトール
・ ムロゾール
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通常0.1%溶液に10分間浸漬。厳密に消毒する場合には、器具をあらかじめ2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後、本剤の0.1%溶液中で15分間煮沸する。
歯科用器具消毒剤として販売されているムロゾールとアグサールは金属器具のさびを防止する目的で亜硝酸ナトリウムとラスレスがそれぞれ添加してある。 |
塩化ベンゼトニウム
・ ハイアミン液
・ アグサール
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塩酸アルキルポリアミノエチルグリシン
・テゴー51
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0.05〜0.2%溶液に10〜15分間を浸漬する |
グルコン酸クロルヘキシジン
・ 5%ヒビテン液
・ ヒビテン・グルコネート液
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通常の場合、0.1%溶液に10〜30分間浸漬する
グルコネート液の稀釈に水道水等の常水を使用すると難溶性の塩を生成し効力が低下することがてるので、稀釈液の調整には新鮮な蒸留水を使用することが望ましい。
5%ヒビテン液では含有される界面活性剤が、長期保存の間に接着剤を侵すことがあるので、接着剤を使用してある器具の長期保存には使用しない |
次亜塩素酸ナトリウム
・テキサント
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通常の場合0.02〜0.05%溶液に1分間以上浸すか、又は温溶液を用いて清拭する。
腐食されるので金属類には使用しない。ステンレス製品の場合でも長時間浸漬しない。
原液または濃厚液が付着した場合には刺激症状を起こすことがある
稀釈液は用時調整すること |
クレゾール石鹸液 |
クレゾールとして0.5〜1%溶液による浸漬又は清拭を行い、2時間以上放置する
皮膚、粘膜に刺激作用があるので、皮膚、粘膜に付着しないようにし、付着した場合には多量の水で洗い流す。蒸気は呼吸器粘膜に刺激作用があるので吸入を避ける |
グルタラール
・ ステリハイド
・ ステリハイドL
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2%実用液の調整 2%液1リットルに対し、緩衝化剤を加える。又は20%液100mlを精製水900mlに除除に加え、さらに緩衝化剤を加えて製する。
調態した2%実用液を微生物もしくは有機物により高度に汚染された器具または皮下組織、粘膜に直接適用される器具の化学的殺菌、およびHBウイルスの汚染が予想される器具の消毒に用いる。消毒時間は、体液等の付着した器具では1時間以上、体液等の付着していない器具では30分以上とするが、液に器具が完全に浸漬するように注意する。浸漬後、取り出した器具類は、付着物があれば除き、多量の滅菌水で十分洗浄する。使用目的によっては水道水等の常水を使用することもできる。
皮膚に付着すると発疹、発赤等の過敏症状を起こすことがあるので、液を取り扱う場合にはゴム手袋などを装着すること。また、皮膚に付着したときは直ちに水で洗い流すこと。
本剤の蒸気は粘膜を刺激するので、吸入又は接触しないように注意すること。又浸漬にはふた付容器を用い、使用中はふたをすること。
眼鏡等の保護用具をつけるなど、眼には入らぬように十分注意して取り扱うこと。
細孔のある器具は液と十分接触させ、浸漬後の洗浄にも注意すること。
緩衝化剤添加後の実用液は不安定なので、調整後は直ちに使用すること |
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