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3.無麻酔による知覚下治療法
 

無麻酔知覚下治療

 
1.カリソルブを用いた虫歯除去と
3MIX消毒固定法の併用

カリソルブ
現在中止しております。


カリソルブは中止しております

現在この治療法はメーカーの都合により
中止しております。

健全歯質を不必要に除去せずに、
感染象牙質を軟化させ除去するう蝕除去法

歯科医療の先進国・スウェーデンで開発され世界47カ国で使用されています。
カリソルブとは…
全く新しい『化学的ー機械的う蝕除去法』に用いる材料のことです。カリソルブは、スウェーデンの歯科大学、工科大学そして複数の研究機関とメディティーム・デンタル社によって1987年より10年間にわたり研究・開発されました。一般臨床へは1998年よりスウェーデンを中心に導入され、現在では世界47カ国で臨床導入されています。カリソルブは、カリソルブ溶液(次亜塩素酸ナトリウムと3種類のアミノ酸の混合溶液)の作用により、感染した象牙質のみを選択的に軟化させ、専用のインスツルメントを用いることでその感染部位のみを除去することを可能にします。カリソルブは、健全象牙質には作用しませんので、組織を保存し非侵襲的に治療を行うことができます。
 
特徴1. 健全歯質の保存
カリソルブを用いると健全象牙質と感染象牙質とが臨床的に明確に区分されます。そのため感染象牙質のみを除去することが可能になります。つまり健全歯質を不必要に除去することがありません。
特徴2. 痛みの少ない治療
カリソルブによる治療の多くは、局所麻酔の必要性が最小限にとどまります。ドリリングは主にカリソルブ・インスツルメントの到達が困難な窩洞において補助的手段として用いる場合があります。
特徴3. 静かで快適な治療
従来のエア−タービンやマイクロモーター等の回転切削機器による音や振動が最小限の使用で済みますので、患者さんは快適な環境で治療を受けることができます。
特徴4. 安全性
カリソルブは軟組織、エナメル質または健全象牙質には使用しません。また、歯髄に対する影響も報告されていません。
特徴5. 利便性
カリソルブはカリソルブ溶液とカリソルブ・インスツルメントで治療を行いますので、高価な専用の器機を必要としません。また、カリソルブ溶液の1回の使用量は1mlと非常に微量ですので、臨床的な操作性にも優れています。

デリケート削合とカリソルブ、を用いた場合自費治療となります。一処置で、10,000円。
3MIX法との併用の処置:13,000円

 

2.無麻酔での削合
(遅速ハンドピースを用いるデリケート削合)

適応 : 患者さまとの協力関係が確立した場合

この方法は身体に負担をかけない新しい治療方法として近年、多くの試みがあり、レポートがありました。但し、充分な患者さまとのコミニュケーションと、協力関係、信頼関係の確立が大切な基本です。

従来、歯科治療で、昔は、耳掻きのごとく、手指法で虫歯感染した柔らかくなった歯質を除去していました。明治大正、器械化により、足踏み式回転器具で効率よく歯質を除去できるようになり、戦後は、さらに空気圧による、ジェットタービン回転器具で、さらに硬いエナメル質も、振動も少なく、軽く削合出来るようになって来たのです。

毒性も少なく、よく効く局所麻酔薬の普及とあいまって、痛み無く、無痛で、歯を短時間で削るというきわめて近代合理的歯科治療の完成です。

でも、その結果、残せる歯質も、強度形態として必要な象牙歯質や、エナメル質もどんどん削られ、弱くなってしまいます。、患者さまの歯質が一回の治療で、小さくなり、場合によっては、活きていた神経歯髄組織にも影響が残り、削合時の刺激などや、感染状態での、歯髄治癒不全を誘発してしまい。残念なことに歯の神経治療をするケースが多くなりました。

これらは、ガン治療の一時の外科的切除と似ています。以前は、転移予防も含めて、近隣組織のリンパまで含めて切除してしまい、ガン治療で外科手術を受けると、身体には大きな損傷が残り、生活上に大きなハンディを背負い、後遺障害に悩んだのです。現在では、抗癌剤の進歩も在って、切除外科手術は最小限になり、生活の質も大きく向上しています。

歯科の場合の3MIX法や、無麻酔治療法も同じ流れなのです。

最小治療は患者さまの自己回復力による、後遺障害の少ない、安全な治療法です。しかしこれには患者さまの生活習慣の改善努力も大きく要求されます。これら両方の効果でその後の人生で永くよい結果が得られる事を理解してください。

一回修理した歯は、元の強さ、耐久性はありません。しかし、その後生活習慣の改善と定期チェックアップでより永く保つことは可能ですし再修理も小さくて済むはずです。

まず、無麻酔であるということは、行なう術者も治療を受ける患者さまも、神経精神的に、大変緊張します。またゆっくり、少しづつ行なう方法ですから、時間的猶予を必要とします。

歯質組織や、神経組織の自己治癒再生を誘導しながら行なうので、一回の予約治療では、済まない場合も多いのです。次に、無麻酔下での治療は自然の知覚による、生体反応を確認しながら、行なうので、無知覚の麻酔治療と違い、ドクターの技術的レベルが要求されます。以前の技術でのハンドテクニックでフェザータッチという概念がありましたが、無麻酔下での治療には、エンゼルタッチという、さらに高度な手指の感覚を駆使します。

無麻酔下での治療は最小限の治療で済むというメリットです。それは、後の永い人生で一回治療を受けた、修理された歯の耐久性保ち、歯の知覚が残せることです。修理部位が最小であるという、メリットで、通常の麻酔下の治療よりも、高い耐久性を確保できるのです。

再修理を受ける場合でも、次に続く再治療の拡大範囲が小さいので、再修理の良い結果を導く可能性も高くなりますし、オーラルケアトリートメントによる、生活習慣の改善と定期チェックアップを受けていただければ、さらに再治療の時期は最長まで伸ばすことが出来、二次虫歯の発生や、神経損傷もない、安全な再治療を行なえるのです。

デメリットもあります。問題点は、保険治療ではないということです。

また、治療後には一時的に歯髄反応と、知覚過敏などの障害が出る場合もありますが、それらも、個人差はあって、数日から永くて数ヶ月で改善し、一時的な症状で済みます。


 

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