【ワシントン=中島達雄】米疾病対策センター(CDC)は19日、風疹の流行が続く日本への旅行者に渡航注意情報を出した。
注意情報は、東京や大阪などで多くの風疹患者が確認され、今後も流行が続くと指摘。妊娠初期の女性が感染すると赤ちゃんに障害が残る場合があるため、風疹の予防接種を受けた経験や風疹にかかった経験がない妊婦には、流行が収まるまで渡航を延期するよう勧告している。それ以外の旅行者には、渡航前に予防接種を受けるよう呼びかけた。
CDCの渡航注意情報は、レベル1(低リスク)、レベル2(中リスク)、レベル3(高リスク)の3段階に分かれており、今回はレベル2。日本と同様に風疹が流行中のポーランドにも同日、レベル2の注意情報を出した。