近年、患者の増加が指摘されている過敏性腸症候群(IBS)。レセプト(診療報酬明細書)データの解析と活用を進めている日本医療データセンター(東京)の調査により、IBS患者数は女性が男性を上回る一方、男性患者数は最近、急増していることが明らかになった。
2005年1月〜12年末まで8年間の全年齢の男女35万人のレセプトを解析した。
レセプトから推計される患者数は11年を除いて女性が男性を上回っており、12年の1年間では女性が53%、男性が47%の構成比。患者数は増加傾向にあり、特に男性は05年の約46万人から、12年には2倍以上の約97万人へと急増した。