終末期患者の延命、15病院が中止…読売調査
  

本人の意思リビングウイルと、家族の同意があれば、病院は、判断していくべきなのでしょう。人工的に呼吸と心臓機能だけを延ばす処置は、延命処置とは、言えない、人間らしい尊厳を持って、生きれることが延命の意味なのでしょうか。
脳機能の回復といういちずの望は、なかなか断ち切れない。


 全国53か所の救命救急センターが最近1年間で、回復の見込みがない終末期患者の人工呼吸器または人工心肺の中止を検討し、約3割にあたる15病院が実際に中止したことが読売新聞の調査で分かった。

 多くのセンターが延命措置の中止に慎重な姿勢を取る一方で、患者と家族の希望をくんで中止に踏み切る環境が一部の病院で整っている現状が明らかになった。

 調査は8月、生死に関わる最重症患者を受け入れる全国の救命救急センター262か所に対し、救命できなくなった患者の延命措置について尋ねるアンケートを実施、168病院(64%)から回答があった。

 人工呼吸器または人工心肺の延命措置を中止したのは、市立札幌病院、済生会滋賀県病院(栗東市)など15病院。中止した患者数は、人数を回答しなかった2病院を除く13病院の合計で32人だった。

2013年10月21日 提供:読売新聞