窒息事故:お正月、餅の窒息に注意 小さく切り、よくかんで
  


唾液量が減っている方が、増えている。粘膜に張り付くモチなどは、大きさに関係なく、喉に詰まりやすい。
しっかり噛む、汁物と一緒に、飲み込むように、注意が必要です。
自分の唾液量などサリバテストを歯科検診や歯科ドッグで受けると、危険度がわかります。

 正月を迎えるのを前に、消費者庁は18日、のみ込む力が弱い高齢者が餅を喉に詰まらせないように「餅を小さく切り、のみ込む前によくかんで」と注意を呼び掛けた。

 厚生労働省の人口動態統計によると、不慮の窒息による死亡者数は、月別では1月が目立って多い。消費者庁が東京消防庁と大阪市消防局のデータを分析した結果、2008〜12年に計709人が餅や団子による窒息事故で救急搬送され、うち9割が65歳以上だった。

 高齢者は食べ物をのみ込みづらくなるため、食事前にお茶で喉を潤しておくことなども事故防止に有効という。

 消費者庁は18日、全国餅工業協同組合に、事故防止の注意事項を包装の目立つ場所に表示するよう要請した。

2013年12月19日 提供:共同通信社