アレルギー:少しずつ食べて治す



少しずつ食べて直す

 ピーナツアレルギーの子どもにピーナツの粉を少しずつ増量しながら食べさせると、ほとんどの子どもがピーナツ5個を食べられるようになった。英国の研究チームが、そんな結果を英医学誌ランセット(電子版)に発表した。

 7〜16歳の約100人を二つに分け、一方はピーナツ除去食を続け、もう一方は食事にピーナツの粉を混ぜ、粉を少しずつ増量した。半年後、粉入りの食事をした子どもの84%は少なくともピーナツ5個を食べられるようになった。除去食の子どもに変化はなかった。

 同国の国家医療制度(NHS)は「ショックなど危険を伴うため、家庭では絶対に試さないで」と呼び掛けている。

2014年3月25日(火) 提供:共同通信社