セシウム流出量、東電推計の6倍…海洋研試算 |
2012年3月7日 提供:読売新聞 |
汚染水、依然流出か 海のセシウム濃度下がらず 東京電力福島第1原発周辺の海で放射性セシウムの濃度の下がり方が遅いとの分析結果を、気象研究所の青山道夫(あおやま・みちお)主任研究官らが6日までにまとめた。事故で発生した高濃度の放射性物質を含む汚染水が、見えない部分から漏れ続けている可能性があるという。 事故後の昨年4月、海への汚染水の流出が発覚し、東電は地中に薬剤を入れて止めた。東電は「この3〜4カ月は濃度低下が緩やかだが、昨年3月より大きく下がっている。11月ごろから下がりきったところで推移しており、漏えいがあるとは考えていない」としている。 青山さんらは、東電が測定した原発付近の海水の放射性セシウム濃度を分析。放水口付近では昨年4月に流出を止めた後、濃度は急激に下がり、5月ごろからはゆっくり低下。最近でもセシウム137が1リットル当たり1〜10ベクレルで、港湾内では数十ベクレル以上検出されている。原発から50〜300キロ圏での研究機関などによる測定でも、同千分の1ベクレルから10分の1ベクレル程度で推移している。 海底に積もったセシウムが巻き上がっても、濃度は測定された値の10分の1程度にしかならず、河川や地下水を経由して流入したとしても濃度はもっと低いという。青山さんは「この濃度が続くには、出どころが必要」として汚染水流出の可能性を指摘している。 東電は放射性物質が拡散するのを防ぐため、港湾内の海底をセメントなどで覆う工事を2月から始めている。 |
2012年3月7日 提供:共同通信社 |
講演会:がんになったとき、子にどう伝えるか−−金沢 /石川 |
2012年3月4日 提供:毎日新聞社 |
東京電力福島第1原発の事故以来、福島県飯舘村の支援、中でも「リスクコミュニケーション」に関わっています。飯舘村は、阿武隈高原の豊かな自然に恵まれた美しい村で、「日本のスイス」ともいわれます。年間の平均気温は約10度で、冷涼な気候を利用した、高原野菜やトルコギキョウをはじめとする花卉(かき)の生産や、黒毛和牛の「飯舘牛」が有名です。 |
2012年3月4日 提供:毎日新聞社 |
働きが悪くなった組織や臓器を作り直す「再生医療」は、これまでの医療が太刀打ちできなかった難病も治す潜在的な力を持っている。そのため、医師・研究者はもちろん、病気を抱える患者は、再生医療の進展に大きな期待を寄せている。 しかし、現実には有効性や副作用が確かめられた再生医療は、そんなに多くはない。「万病を治す治療」のようなイメージばかりが膨らみ、「再生医療バブル」のような様相が現れている。このような状況は、世界でも同様だ。 多くの国では、幹細胞を使った「治療」は、実質的には野放し状態だ。 日本では、人間の幹細胞を使った臨床研究について、国が「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針(ヒト幹指針)」を作成した。2006年9月から、幹細胞を使った臨床研究は、所属機関の倫理委員会の承認だけでなく、厚生労働省に実施計画書を提出し、審査を受けなければいけなくなった。国の審査では、動物実験の結果を重視。また、患者に対しては、効果を強調せず、安全性を最優先する研究であることを説明して同意を得るよう求めている。 有効性や副作用が不明なのに治療効果をうたって行う「再生医療」を、「未承認の再生医療(幹細胞治療、細胞医療)」と呼ぶことがある。国や医療機関の倫理委員会の許可を得るなど正規の手続きを経て有効性を確かめる臨床試験として行う再生医療と対比しての名称だ。 ヒト幹指針には罰則規定がないため、「医師の裁量権」の名のもと、このような「未承認の再生医療」が行われている。 中国では、中絶胎児由来細胞、ES細胞(胚性幹細胞)など様々な細胞を投与する治療が実施されている。 ただし、韓国は規制が厳しい。患者の細胞を取り出し、培養して患者に戻す場合、薬と同様に国の許可を得なければならない。韓国のRNLバイオは、自国では幹細胞投与ができないため、投与ができる日本や中国に拠力医療機関を作り、韓国人を送り込んだのだ。 アメリカでは、日本のヒト幹指針と同様の内容を持つ国際幹細胞学会の指針の順守を学会員に求めている。しかし、罰則規定などはないので、事情は日本とほぼ同じだ。 幹細胞事情に詳しい関係者によると、アリゾナ州に「Stem Cell Rejuvenation Center(幹細胞若返りセンター)」という施設があり、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病などの神経難病、糖尿病、関節リウマチなどの自己免疫疾患の患者に幹細胞投与を行っているという。 一方で、再生医療の臨床応用では世界のトップを走るアメリカでは、既に、有効性や副作用を確かめる臨床試験が多く行われているため、他国の患者より幹細胞投与を受けられる機会が比較的多い。 しかし、2011年11月、驚きのニュースがアメリカから世界へと発信された。 ES細胞(胚性幹細胞)を用いた世界初の臨床試験を行っている米バイオ企業のジェロン社(本社・カリフォルニア州)が15日、再生医療事業から撤退する方針を発表したのだ。 同社は、神経になる細胞をES細胞から作り、脊髄損傷の患者に移植する臨床試験を、2010年10月から進めている。同社は撤退の理由を、「がん関連事業に経営資源を集中するため」とし、ES細胞関連の事業を引き受ける企業を探しているという。 一方、カリブ海をはさんで向き合うドミニカ共和国が、アメリカ人の受け皿になっているという。ドミニカ共和国は、糖尿病、脳卒中、神経疾患など様々な病気の患者に対して、ヒト胎児細胞を投与する医療機関がある。アメリカのフロリダとドミニカ共和国は飛行機で約2時間の距離だ。物価と同様、治療費も安い。 ヨーロッパでは、ドイツの「XCell-Center (エクセル・センター)」という会社が、骨髄や脂肪から採取した幹細胞の投与を行っており、ヨーロッパはもとより、アメリカ、日本からの患者を受け入れている。しかし、ヨーロッパでは2012年4月から、国の承認を受けないと幹細胞投与ができなくなるとされる。 ロシアやウクライナも幹細胞投与に比較的寛容な国という。特にウクライナでは、神経難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者らに対してヒトES細胞の移植を行っている。 世界の幹細胞事情については、「幹細胞WARS(ウォーズ)」(シンシア・フォックス著、西川伸一監訳。一灯舎)が詳しい。上記情報の一部は、この本に依(よ)った。 ◆ 有効性や副作用が明らかではない再生医療・幹細胞投与が世界で行われている一方、この治療に希望を託す患者もいる。再生医療の深層を探る。 |
2012年3月1日 提供:読売新聞 |
日本で起きるであろう、メガ震災の関東周辺の非常時に、ロシアは素早く北海道、東北、北陸などに進行、占領するだろう。その予行演習を始めているのだろうか? 露空軍がその気になれば日本を20分で消滅できる=露軍事専門家 ロシアの軍事専門家はこのほど、「ロシア空軍がその気になれば、20分以内に日本を地球から消滅させることもできる」と述べた。中国メディアの環球時報が15日付で報じた。 ロシアの爆撃機など空軍機5機が8日、日本の領空に接近し、航空自衛隊は戦闘機をスクランブル発進させて追尾し、外務省はロシア側にこのような飛行を2度と行わないよう警告した。一方、ロシア側は「日本の領空を侵犯しておらず、国際法にのっとった訓練飛行だった」と主張した。 防衛省は「これほどの大規模の飛行訓練が日本周辺で行われたのは初めてであり、早期警戒管制機が日本に接近し、偵察を行ったのも前例がない」と指摘している。 ロシアの専門家は今回の飛行訓練の目的について「これは空軍がなすべき仕事であり、日本が驚くようなことではない。ロシアはもっと早期から日本に対して、さらに米国やイギリスに対して行うべきことだった」と述べた。 さらにロシア軍事専門家協会副会長である退役少将も「日本の反応も理解できる。なぜなら彼らはロシアが『すでに死んだもの』と思っていたのに、自分たちの想像が違っていることに突然気付いたからだ」と述べ、「戦略爆撃機は戦闘機と戦闘するためのものではない。もしも必要であれば1000キロも離れたところから核兵器を搭載したミサイルを発射することもできる。そうなればロシア空軍は20分以内に日本を地球から消滅させることもできるのだ」と主張した。(編集担当:及川源十郎) |
2012年2月16日 提供:サーチナ |
喫煙率に数値目標 Dr.中川のがんの時代を暮らす/26 |
2012年2月12日 提供:毎日新聞社 |
国立感染症研究所は10日、1月30日〜2月5日の1週間に全国約5000カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者は1医療機関あたり42・62人(前週35・95人)で、過去10年間では05年の同50・07人に次いで2番目に多くなったと発表した。 |
2012年2月11日 提供:毎日新聞社 |
アルコールの飲み過ぎによる社会的損失が年間4兆1483億円に達することが、厚生労働省研究班の推計でわかった。 研究班の尾崎米厚(おさきよねあつ)・鳥取大准教授(環境予防医学)らは、肝硬変の40%、浴槽での溺死の34%などがアルコールに起因するとする米国の研究を参考に、2008年の人口動態統計や患者調査のデータで推計。飲み過ぎで、脳卒中、がんなどの病気やけがの患者が計24万6000人、死者が3万5000人増えたとした。治療に1兆226億円かかり、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金1兆762億円を失ったと見積もった。 研究班の調査で、働いている人でも男性の5・9%、女性の1・7%が「人間関係にひびが入った」「二日酔いで仕事を休む」などの飲酒による問題を抱えていた。こうした問題で労働生産性が21%低下するとの研究があり、損失は1兆9700億円になった。 さらに、飲酒交通事故なども考慮。総額は、たばこの社会的な損失(5兆-7兆円)にほぼ匹敵した。 |
2012年2月9日 提供:読売新聞 |
喫煙率・野菜不足…所得低いほど生活習慣に問題 世帯の所得が低い人ほど生活習慣に課題がある傾向が認められることが31日、厚生労働省が発表した2010年の国民健康・栄養調査でわかった。 仕事に追われてあわただしく、健康管理が難しくなっている可能性があるという。所得と生活習慣を結びつけた国の調査は初めて。また、喫煙率が調査開始以来初めて、2割を割り込んだ。 調査は10年11月に実施され、3189世帯を年間所得が比較的高い「600万円以上」(構成比21%)と、中間的な「200万円以上600万円未満」(同56%)、低めの「200万円未満」(同23%)に3区分し、体形や食生活、運動習慣など7項目について男女別で集計した。 このうち喫煙率は、高所得層では男性が27・0%、女性は6・4%だったが、中所得層では男性33・6%、女性8・8%、低所得層は男性37・3%、女性11・7%と、所得が低いほど高かった。1日当たりの野菜の平均摂取量も、高所得層の男性が293グラム、女性は305グラムだったのに対し、中所得層は男性276グラム、女性278グラム、低所得層では男性256グラム、女性270グラムにとどまっていた。 |
2012年2月1日 提供:読売新聞 |
所得が低い人ほど朝食抜きが多く野菜が不足しがち、喫煙率も高い-。厚生労働省は、31日公表した「国民健康・栄養調査」で、所得と生活習慣の関連を探る調査を初めて実施。所得によって生活習慣に違いがある実態が浮き彫りになった。 厚労省は「低所得者ほど、所得の低さそのものや仕事の忙しさなどから、バランスの良い食事を取ったり、医療にアクセスしたりすることが難しいのではないか」と分析している。 3189世帯の回答を、世帯の年間所得で「200万円未満(A)」「200万〜600万円未満(B)」「600万円以上(C)」の3グループに分けて分析した。 習慣的な喫煙者の割合は、男性が(A)37・3%(B)33・6%(C)27・0%、女性は(A)11・7%(B)8・8%(C)6・4%で、男女とも所得が低いほど喫煙率が高かった。 朝食を食べない人の割合は、男性が(A)20・7%(B)18・6%(C)15・1%、女性は(A)17・6%(B)11・7%(C)10・5%。 1日当たりの野菜摂取量は「600万円以上」の方が「200万円未満」に比べ男性で37グラム、女性で35グラム多かった。運動習慣のない人の割合も、男女とも年収が低い層の方が高かった。 |
2012年2月1日 提供:共同通信社 |
医療機関の全面禁煙、診療報酬で後押し |
2012年1月30日 提供:m3.com |