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エボラ感染50万人超も!!!! 最悪ケースで米当局試算


エボラ感染50万人超も!!!! 最悪ケースで米当局試算


 【ワシントン共同】米通信社ブルームバーグなどの米メディアは20日、西アフリカで流行するエボラ出血熱の感染者数が、最悪のケースで来年1月末に50万人を超える可能性があるとする米疾病対策センター(CDC)の試算を伝えた。

 流行の封じ込めに向けた各国の追加対策が講じられなかった場合を想定したコンピューター予測の結果。ただ、米国がすでに軍の3千人を動員して感染国を支援すると表明。国連主導で各国の支援団を派遣する動きもあり、来週以降に正式公表される試算では数字が変わる可能性がある。

 世界保健機関(WHO)は先月、6〜9カ月後の封じ込めまでに感染者が2万人を超える可能性があるとしたが、その後も感染者増加が止まらない状況。WHOの報道官はブルームバーグに対し、この数字はすでに現実を反映していないことを認めた。
 
 WHOによると、疑い例を含むエボラ熱の感染者はこれまでに5500人を超えた。うち2600人以上が死亡している。

 

提供:共同通信社  2014年9月22日(月) 配信

更新日:2014年9月24日

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富士山が噴火する日(超噴火)を考察する動画集


富士山が噴火する日(超噴火)を考察する動画集

Volcano Eruption in Papua New Guinea

https://www.youtube.com/watch?v=BUREX8aFbMs&feature=em-hot-b

噴火で、こんな音速の衝撃波が飛ぶのですね。


 

Volcanic Eruption in Iceland, September 2014 - Rare Footage

https://www.youtube.com/watch?v=RgcMc92CYIE

比較的柔らかいマグマで圧がかからない場合は垂れ流しに・・・・


 

The Biggest Volcanic Eruption Ever Awaits Mankind

https://www.youtube.com/watch?v=-iGJlYgp43s

人類がかって体験した最大の噴火は?


 
Supervolcano (full movie)

https://www.youtube.com/watch?v=d14ntlWFsAA

超噴火が起きたら?

 

更新日:2014年9月22日

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65歳到達で86%に自己負担発生 障害者、介護保険に移行で


65歳到達で86%に自己負担発生 障害者、介護保険に移行で


障害者が働く作業所でつくる団体「きょうされん」は17日、訪問介護を受ける65歳以上の障害者のうち、86・2%の人が介護保険への制度切り替えにより、サービス利用時の自己負担を支払っている、との調査結果を発表した。

 障害福祉制度では低所得者がサービスを受けた時の自己負担はゼロだが、65歳以上になると原則1割負担の介護保険に切り替えられ、低所得者にも自己負担が生じることが問題視されている。厚生労働省によると、障害福祉サービスの利用者全体で自己負担を支払っている人は6・6%にとどまっており、65歳を境に多くの障害者に負担が発生している形だ。

 きょうされんは「年齢で機械的に制度が切り替えられ、経済的に苦しくなってしまう。障害者の支援は個別性、専門性が求められるため、介護保険では合わない人も多い」として、国に制度改正を求めている。

 今年5〜7月に全国のきょうされん会員施設を通じ、介護保険サービスの対象となる主に65歳以上の障害者計1638人について調べた。調査対象には特定疾病を持つ40歳以上の人も含まれる。

 障害福祉をめぐっては、サービス利用時の1割自己負担の原則が民主党政権下で廃止され、大幅に負担が軽減された。しかし、高齢化に伴い介護保険に切り替わる人が増え、負担増を訴える声が相次いでいるという。

 

提供:共同通信社 2014年9月18日(木) 配信

更新日:2014年9月19日

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100歳以上20年で10倍…51年前153人


100歳以上20年で10倍…51年前153人


 「敬老の日」を前に、厚生労働省は12日、100歳以上の高齢者は5万8820人(15日時点)で、前年同期に比べて4423人増え、44年連続で過去最多を更新すると発表した。

 このうち女性は5万1234人で、初めて5万人を超えた。

 同省によると、100歳以上の人数は20年前に比べて10・5倍に増加。統計を取り始めた1963年には全国で153人だけだったが、81年に1000人、98年に1万人をそれぞれ突破するなど、急速に高齢化が進んでいる。

 人口10万人に占める100歳以上の人数は、全国平均で46・21人。都道府県別では、島根県が90・17人と2年連続で最も多かった。逆に最も少なかったのは埼玉県の26・88人。東京は37・80人で40位、大阪は34・90人で43位だった。

 

提供:読売新聞  2014年9月12日(金) 配信

更新日:2014年9月16日

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ライオン梶F歯周ポケットケアを新提案するシリーズ新『システマ』 10月に発売


ライオン梶F歯周ポケットケアを新提案するシリーズ新『システマ』 10月に発売


ライオン株式会社は、2014年10月『システマ』ブランドは、”歯周病が発症する前の「歯周ポケット」の正しいケア方法”の定着を目指し、生活者の歯ぐきの状態に合わせた歯周ポケットケアを新提案するシリーズとして一新するとして、このほど概要を以下のようにプレス発表した。

○増加する日本人の「残存歯数」:口腔ケアの意識の向上や歯科医院での定期健診受診者の増加などにより、特に60代以上の高齢者の残存歯数が増えています(残存歯数:60代 1999年18.7本→2011年22.0本、70代 1999年11.2本→2011年16.5本、80代 1999年5.9本→2011年10.4本、厚生労働省「歯科疾患実態調査」)。
残存歯数が増えるとともに、60代以降で、「歯周ポケット」の深さが4mm以上(歯周病であることの目安)の人が増加しており、生活者は歯を残すことで生涯、歯周病のリスクにさらされていることがわかります。

○生活者の歯周病リスクへの認識:健康な歯と歯ぐきの境目には深さ1-2mm程度のすき間(歯周ポケット)があります。そこに歯垢がたまった状態を放置すると炎症が起き、炎症が広がると歯周ポケットが深くなってゆきます。つまり、歯周病は「歯周ポケット」から進行し、自覚症状がないためにほとんどの人が症状を悪化させ、重症化してから気づくことが多いのが特徴です。

また、成人(20-60代男女)の約8割が歯周病に罹患しています(厚生労働省「平成23年度歯科疾患実態調査」)。
当社調査では、歯科医師による検診で7割が「歯周病」であったのに対し、自覚している人は数%でした。また、「歯ぐきの状態に不安がある」と感じている人の約5割は、何も対処をしておらず、歯周病のリスクが高まる一方で、症状や対処については十分に理解されていないことがわかります。

○新『システマ』ブランドから、歯ぐきの状態に合わせた歯周ポケットケアを新提案:歯周病予防には、普段から「歯周ポケットケア」を実践することが重要です。

新『システマ』ブランドは、自分の歯ぐきが健康だと思っている人には、歯周ポケットを清潔に保ち、歯周病になりにくい口腔環境をつくる『システマEX』『システマ』シリーズ、歯ぐきの状態が気になる人には、歯周ポケットを清潔に保つことに加え、おとろえてきた歯ぐき細胞を活性化し、歯周病を防いで健康な歯ぐきを保つ『システマハグキプラス』シリーズをラインナップしました。
歯周ポケットケアで歯周病を防ぐ『システマ』ブランドは、「歯周ポケットケア」が実践できるトータルラインナップで、歯周病の原因に確実にアプローチすることで、歯周病になりにくい口腔環境づくりをサポートします。

奥村 勝 氏

 

提供:DENTWAVE

更新日:2014年9月9日

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味付き電子たばこ禁止を 米国で州司法長官ら


味付き電子たばこ禁止を 米国で州司法長官ら



【ニューヨーク共同】米国のニューヨークやイリノイなど27州と首都ワシントンなどの司法長官らは8日、電熱で気化したニコチンなどを吸う電子たばこに味を付けることを禁止するよう米食品医薬品局(FDA)に連名で求めた。

 司法長官らは文書で「バニラやオレンジ、コーヒーなどの風味は若者に特に好まれ、生涯の喫煙習慣の一歩になる」と強調。長年親しまれてきた「たばこ」や「メントール」以外の味を禁じるほか、テレビ広告も認めないよう求めている。

 火を使わない電子たばこは周囲に迷惑をかけずにいろいろな味を楽しめるとして若者を中心に人気が高まっている。だがFDAは発がん性物質が含まれる例があるとして、18歳未満への販売禁止などの規制案を4月に発表している。司法長官らはより厳しい規制を迫っている。

 たばこの健康被害をめぐって州の司法長官らは、たばこ会社と長年訴訟で争い、1998年に販売や広告の規制で合意した経緯がある。

 

提供:共同通信社 2014年8月11日(月) 配信

更新日:2014年9月9日

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血液型と性格「関連なし」…日米1万人超を調査


血液型と性格「関連なし」…日米1万人超を調査



 血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。

 日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータを分析した。「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」といった血液型による性格診断は、国内で広く信じられているが、就職や人事などで差別される「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」の問題も指摘されており、一石を投じそうだ。

 研究成果は6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」に掲載された。

 縄田講師によると、血液型と性格を結びつける考え方は国内では流布しているが、海外ではほとんど知られていない。1970年代に出版された関連本がきっかけで、その後もテレビ番組などで紹介されたことで広がったという。

 縄田講師は、経済学分野の研究チームが、2004-05年に日米の1万人以上を対象に、生活上の様々な好き嫌いなどを尋ねた意識調査に、回答者の血液型が記載されていることに注目。血液型によって回答に違いがあるかどうかを解析した。

 その結果、「楽しみは後に取っておきたい」「ギャンブルはすべきではない」など、計68項目の質問に対する回答のうち、血液型によって差があったのは「子供の将来が気にかかる」などの3項目だけで、その差もごくわずかだった。このため「無関連であることを強く示した」と結論づけた。

 血液型を巡っては、特定の血液型の人格が否定的にとらえられる例があり、問題視されている。厚生労働省によると、採用面接などで血液型を尋ねられるケースは後を絶たず、同省は「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」として、血液型を質問しないよう企業に求めている。大阪労働局によると、採用試験の応募用紙に血液型などの記入欄を設けていた企業に対し、是正するよう行政指導した例があるという。

 

 

提供: 読売新聞? 2014年7月19日(土) 配信

更新日:2014年9月9日

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防げ肥満 炭酸・チョコCM制限 メキシコ、成人7割太りすぎ


防げ肥満 炭酸・チョコCM制限 メキシコ、成人7割太りすぎ


 

メキシコ政府は、テレビや映画館で高カロリーの食べ物やソーダなどのコマーシャルを規制することに決めた。BBCや地元メディアが伝えた。国民の太りすぎが指摘される同国では、肥満が原因となる病気の死亡例が多く、医療コストの高騰を招いているためだ。

 同国では成人の7割、子供の3割が肥満か太りすぎとされ、経済協力開発機構(OECD)に加盟する34カ国の中で糖尿病の発症率が最も高い。2011年には、GDPの1・2%が糖尿病など肥満が原因となる病気の治療費に使われた。

 規制は今月15日から。地上波とケーブルテレビで、平日は午後2時半〜午後7時半、週末は午前7時〜午後7時半のCM放映が認められない。糖分などが国の基準にあっている商品は「基準内」として規制の対象外となる。清涼飲料水やチョコレートなどのCMの4割が消える見通しだ。

 メキシコ政府は昨年、糖分を含む清涼飲料水1リットルにつき1ペソ(約8円)の課税を決定。学校給食から糖分や脂の量を減らすなどの対策をとったばかりだった。

 (ロサンゼルス=平山亜理)

 

 

提供:朝日新聞  2014年7月21日(月) 配信

更新日:2014年9月9日

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かみたばこ、進まぬ規制 大リーグのスター、唾液腺がんで死去


かみたばこ、進まぬ規制 大リーグのスター、唾液腺がんで死去


 

54歳だった。6月16日、大リーグの歴史に残るスーパースターが、唾液(だえき)腺がんで亡くなった。パドレスでプレーし、8度の首位打者に輝いたトニー・グウィン氏。現役時代に愛用し続けた「かみたばこ」が原因とも言われる。今なお使う大リーガーは多い。慈善活動に熱心で「模範的な人物」といわれたグウィン氏の死は米球界に衝撃を与えたが、たばこ規制への大きな広がりには至らない。

 大リーグの試合で、選手らが何かを口に含み、頻繁につばを吐く場面を目にした人は多いだろう。

 それはガムではなく、かみたばこのケースが多い。米メディアの調査では、今春のレッドソックスのキャンプに参加した選手58人のうち、21人が使用するなど、大リーグ全体で4割近くが愛用者と言われている。亡くなったグウィン氏も現役生活の20年間、刻まれたたばこの葉をかみ続けていた。

 ■変化球の道具

 かみたばこは「大リーグ文化の一部」とも言われている。その起源は、150年以上前にさかのぼる。

 今につながる野球のルールが作られたのが1845年。当時すでに、選手はかみたばこを使い、プレーしていたという記録がある。香りなどを楽しむ一方、大量の唾液(だえき)が出る。米野球殿堂博物館のキャシディ・レント氏によると、「口内の乾燥を防ぎ、つばをつけて硬いグラブの革を軟らかくした。当時、投手はつばを球につけて変化させていた。かみたばこは実利的な道具でもあった」。かつては、たばこ会社が有力スポンサーで、スター選手がかんでいたことも後押しし、伝統のように受け継がれていったという。

 DeNAのバルディリスは、米国でプロ契約した10代の頃から愛用しているという。「野球選手のステータスみたいなものだ」。日本でも、阪神のメッセンジャーら外国人選手に愛用者は少なくない。米疾病対策センター(CDC)によると、かみたばこには28の発がん性物質が含まれているが、昨年の調査では米国の高校生の約1割が使っていたという。

 ■禁止案に抵抗

 健康と子供らへの影響を考え、大リーグ機構はたばこ撲滅に取り組んできた。1993年、マイナーリーグでの使用を全面的に禁じ、違反者に罰金を科した。メジャーでは2011年、新労使協定を結ぶ際にたばこ規制案が初めて盛り込まれたが、選手会の抵抗で全面禁止に至らなかった。

 妥協案として、(1)テレビのインタビューや公式会見でたばこをかまない(2)球場の開門後、かみたばこはファンの見えない場所で管理し、持ち歩かない、などの条項が入った。だが、ファンから見えない場所で葉を口に入れれば、グラウンドでたばこをかみ続けられる。ちなみに、一般的な「紙巻きたばこ」は球場では禁じられている。

 グウィン氏の死を受け止め、かみたばこをやめる選手が出てきたが、まだまだ数人だ。「個人の自由」とする選手会が自重する動きはない。

 ■規制ない日本

 日本は紙巻きたばこが主流だが、プロ野球にはたばこに関する規制はない。日本野球機構(NPB)によると、選手会と話し合いをしたこともないという。DeNAが新人選手に禁煙を勧めるなど、取り組みは球団任せ。ファンの前でたばこを吸わないなど、選手それぞれが自制するが、試合中もベンチ裏などで喫煙できるチームもあり、環境は整っていない。

 日米球界でプレーした元巨人の桑田真澄さんは、日本球界全体での喫煙ルールの厳格化を訴える。懸念するのが子供らへの影響。少年野球の現場では、選手の目の前で喫煙する指導者が珍しくないという。「指導者が自分に負けない強さを示さなくて、真のアスリートが育つはずがない。プロアマ問わず、ユニホームを着ている間は、たばこを吸わないことを徹底してほしい。身近なところから始めれば、やがて大きなうねりになる、と信じている」

 (村上尚史)

 

提供:朝日新聞  2014年7月19日(土) 配信

更新日:2014年9月9日

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否定せず、困難解決を 届きにくい公的支援 性風俗の女性


否定せず、困難解決を 届きにくい公的支援 性風俗の女性


 

性風俗で働く女性に仕事をやめさせるのではなく、社会の偏見をなくし、困っていることの解決を手助けする―。そんなモットーで活動しているグループがある。背景には、女性が周囲や行政機関に仕事のことを打ち明けられず、公的支援が届きにくい構造的な問題がある。

 6月上旬、東京・新宿の歌舞伎町にあるラブホテル。会社員や大学院生ら女性5人の前に、デリバリーヘルス(無店舗の派遣型性風俗)で以前働いていた20代の美沙(みさ)さん(仮名)が現れた。

 一般社団法人「Grow As People」(GAP、埼玉県越谷市)などが、一般の女性に風俗嬢のことを知ってもらおうと開いた有料の「女子会」だ。

 現役の頃と同じ水玉模様のワンピースを着た美沙さん。化粧は控えめで、派手さは一切ない。参加者が「なぜ風俗の仕事を始めたの」と尋ねると、「都合のよい時間に仕事を入れることができたから。お金に困って、というわけじゃない」と答えた。

 「けばけばしいというイメージがあったけど、普通の女の子だった」。終了後、参加者の一人は意外そうに振り返った。

 性風俗で働く女性は全国で30万人程度いるといわれる。シングルマザー、低学歴、奨学金の返済や生活費のために働く会社員や大学生...。立場はさまざまだ。

 2010年に大阪で風俗店に勤めていた母親が幼児2人を自宅に放置し餓死させた事件が発生。GAPの角間惇一郎(かくま・じゅんいちろう)代表理事(31)は、問題意識を持ち、活動を始めた。「子どもを保育園に入れたいが、どうすればいいか」「他の仕事に就きたい」「夫から暴力を受けた」といった相談に乗り、役所や他の支援団体に話をつなぐ。

 多くの女性が他人に仕事のことを知られたくないため、悩みを抱え込みがちだ。「風俗で働くに至った事情を何とかしようとか、『そんな仕事はやめなさい』と言うより、今困っていることに対処する必要がある」と角間さん。

 40歳前後になると、客が付きづらくなる"40歳の壁"も立ちはだかる。他の仕事に就けず生活保護を受けるケースが少なくないため、GAPは30歳前後の人に対し、将来に備えるよう助言する活動にも力を入れる。

 性感染症になりにくい接客マニュアル作成や、当事者の交流会、法律相談会などをしているのが、大阪と東京を拠点に15年前から活動する任意団体「SWASH」だ。

 差別や偏見をなくすことを何より重要視しており、要友紀子(かなめ・ゆきこ)代表は「仕事のことを堂々と言えて、当事者の目線で相談を受けてもらえる場が必要だ」と指摘。保健師らを対象に、女性の相談に乗る際の手引書をつくり、研修会も開いている。

 性を売り物にすることを否定しないため、女性団体から批判を受けることもあるが、要さんは「苦痛を和らげようという活動は女性の人権保護と矛盾しないはず」と理解を求めている。

※性風俗の現状

 性風俗の業態は現在、デリバリーヘルスが主流だ。警察白書によると、2012年現在、デリヘルの営業届出数は約1万8千件で、ソープランド(約1200件)や店舗型ヘルス(約820件)を圧倒的に上回る。デリヘルの女性の大半は業者から雇用されているわけではなく、登録して働く個人事業主の扱いだ。

 性労働に関する調査研究をしている神戸大の青山薫(あおやま・かおる)教授(社会学)は「働ける時間などに制約がある女性は他産業で就職が難しいが、風俗は間口が広い。抵抗感も以前より少なくなり、さまざまな人が働いている。他の仕事と区別する意味はなく、労働者としての権利を保障し、支援の輪を広げることが必要だ」と話している。

 

 

提供:共同通信社 2014年7月22日(火) 配信

更新日:2014年9月9日