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咬み合わせの異常を早期に発見できる?
チェックシートを考案(日本顎咬合学会)

かみ合わせの異常、早期受診を 学会がセルフチェックシート

 虫歯などの原因になる歯のかみ合わせの悪さを手軽に確認できる「かみ合わせセルフチェックシート」を、日本顎咬合(がくこうごう)学会が作成した。異常なかみ合わせを放置すると、健康な歯にも負担がかかり、歯がもろくなったり、位置が動くなど、大掛かりな治療が必要になることがある。同学会は「早めに異常を見つけ、歯科に相談してほしい」と呼びかけている。

  シートは、「口が思うように開くか」「歯ぎしりのくせがあるか」など、六つの質問に答え、その点数によって異常の有無をチェックする。点数が高いと、かみ合わせに大きな問題がある可能性があり、早期の歯科受診を勧められる。

  厚生労働省の保健福祉動向調査(99年)によると、過去1年に歯科検診を受けたことがある人は2割にとどまる。かみ合わせが悪く、最初は違和感があっても、多くの人はその状態に慣れてしまうため、受診が遅れやすいという。シートは、同学会のホームページ
(http://www.ago.ac/menu/selfcheck01.html)に掲載されている。【永山悦子】

2010.3.5 記事提供:毎日新聞社