White Family dental-site



押さえつけてでも治療するという、
小児歯科の強制的治療の方法が事故を招いた・・・
ご冥福をお祈りします。

医院側「不幸な偶然重なった」  
新座・歯科死亡事故

理事長ら会見せず

  新座市の歯科医院「にいざデンタルクリニック」(梅本清文理事長)で治療中の女児(2)が止血用の脱脂綿を気管に詰まらせ、約15時間後に死亡した事故で、医院の代理人の山本正士弁護士は記者会見で「不幸な偶然が重なった」などと事故の経緯を説明した。しかし、同医院の理事長らは「心の余裕がない」(山本弁護士)として会見に出席せず、コメントも出さなかった。

  山本弁護士によると、女性歯科医師(37)らが治療を始めたのは、13日午後3時頃。自宅で転んで前歯を打った女児は上前歯が抜けそうな状態だったが、治療を嫌がって診察台の上で暴れ、母親が胴体、助手3人が手足と頭を押さえて処置にあたった。

  女医は局所麻酔を施してから治療を再開しようとしたが、その際に女児の頭が激しく動き、口に含ませていた円筒形の脱脂綿(直径7ミリ、長さ2・5センチ)が落下。器具で吸引しようとしたが引き出せず、同3時6分に救急搬送を要請したという。女医は「まさか脱脂綿が落ちるとは思わなかった」と話しているという。

  地元消防などによると、女児は和光市の総合病院に搬送。約2時間後に東京都板橋区の大学病院に転送され、その後、死亡した。県警は女児の死因を窒息死とみているが、15日以降、司法解剖して詳しく調べる。

2010.6.15 記事提供:読売新聞