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成長産業としての医療・介護

成長産業としての医療・介護
  日本歯科医師会副会長 山科 透

  政府は参議院選挙後の13日、社会保障費1.3兆円増の方針を発表した。「強い経済、強い社会保障」を打ち出し、「健康大国戦略」として医療の市場規模を2020年までに59兆円、介護に19兆円に拡大し、さらに新規雇用を医療・介護職で201万人創出することとしている。
  経済活性として医療、介護、健康関連サービスを成長牽引産業として、医療提供体制のグランドデザインの策定、医療クラークの導入、4疾病5事業の医療連携体制の機能強化を図る。特に地域における高齢者の安心な暮らしの実現を柱として、「不安の解消、生涯を楽しむための実現」である。まさに消費パターンの急性期「医療モデル」から生産パターンの「生活モデル」への転換期に直面している。
  これまで大久保執行部が示してきた基本方針の実現に向けて、日歯より政府に対する「ノブレスオブリージュ」としての適確なる政策提言が効果を発揮する時期に来ている。

2010.7 記事提供:日歯メールマガジン


>歯科の将来は予防歯科分野の人材を増やし、的確な歯科的疾病予防システムを構築することにある。
 歯科ドッグや、デンタルスパなどでのドクター以外の医療従事者の確保とビジネスの確立を豊かなものにする為に、日本社会に予防歯科需要を喚起する事は、歯科医師会の責務。