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歯が半分ない人が がんで亡くなる確立は約2倍  

京都大学環境安全保健機構健康科学センター長・教授、医師

「私たちの研究では、高齢者で歯を多く失った人は、歯がたくさん残っている人と比べて、がんや脳卒中、肺炎など、命にかかわる重病になりやすい傾向が見られます。
歯が半分ない人が、がんで亡くなる確立は、歯がたくさん残っている人の約2倍、歯が全くない人が肺炎で死亡する確率は、半分以上残っている人の3.5倍という結果も出ています」

川村さんは、1980年名古屋大学医学部卒業。
1980年より社会保険中京病院、榊原記念病院、静岡済生会総合病院にて循環器の診療に従事。
1987年より愛知県三河総合保健センター、愛知県総合保健センターにて健診業務に従事(この間に名古屋大学環境医学研究所にて心臓生理学を研究)。
1993年より名古屋大学医学部予防医学教室・助教授を歴任している。
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<参考>

日本の医学においては、旧来、疫学や医療統計学をはじめとする方法論的基盤が脆弱でかつ総合牲を欠き、社会医学のみならず臨床医学の研究が立ち遅れてきたという歴史が存在する。


<考察>

医学会は川村さんたちの研究を、どのように受け止めているのだろうか?
さらに、厚生労働省は・・・


歯科医療で、医療費は確実に削減できるはず。


これまでの、医学的アプローチでの予防医学には、盲点もあり、限界があったと思われる。

口腔と全身との科学的、臨床的、疫学的なに検証が期待される。

(沼田利根)




2011年8月3日 提供:今日の歯科ニュース