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歯削る機器7割使い回し
感染研調査 滅菌せず院内感染懸念


なんか、タイトル読むとほとんどの歯科で、使い回しているような?
ありえない話と思いたい。

普通、必ず、オスバン液や、超酸性水とか、アルコールとかで毎回処理しているはず。または、滅菌して器具を出している外科器具と違い、ほとんど患者の口の中で接触もしない。
感染リスクと言っても、この一本20万の器具を滅菌して患者ごとに用意するとどれだけコストがかかるのか?判ってますかね?

滅菌処理するコスト、保険治療でその評価はあるのでしょうか。ヨーロッパあ北米と同じレベルの医療安全を歯科に求めるなら、海外の歯科の料金と同じにすべきでしょ、ほとんど昭和20年代からの医療費コストで、最新医学の安全を要求するのが国の方針?

保険の一日の採算分岐の患者数は、1ドクターが27人くらい診てなり立つので、27本の回転器具20万*27人=470万のコストと専用滅菌装置100万のの導入が採算成り立つように、保険点数を改善してもらいたいです。
だけど、悪意を感じる記事です。

WFでは、ほぼ毎日一人のドクターで10人の患者を診ます。ほとんど、80%以上の収入は自費なので、保険レベルのという、治療方法は無視しています。
で、すべての患者のタービン器具は毎回滅菌し、使用後にオスバンとアルコール消毒をし、乾燥させない、使用器具は、すべてウエットサイクルでの消毒と滅菌をオートクレーブというクラスBタイプのヨーロッパの装置で滅菌します。
回転させるエアーもリターン防止タイプのタービンで、排気感染もないタイプを使用しています。

でも、歯を削る回転器具タービンよりは、体の骨の中の根の先まで届く、根治器具の使い回しの方が問題大きいのですが、本丸を避けて、あえて、サイドからの問題提起で、本丸は根治器具でしょ。
で、歯科保険でこういう滅菌を毎回して使い回しをやめてかかるコストはどうするの?
発生する新しいコスト増をどう評価するのか?
保険の場合、やったか、やらないかということだけの評価で、いかに丁寧に、また耐久性をある仕事をしたか、また、滅菌したかも評価もない。

当然保険主体の先生たちは、みかえりの無い処置は、しなくなって当然でしょ。真面目にやっている先生は赤字になる今の歯科の保険点数の評価の在り方の方が問題大きいのです。
正当な治療技術評価をしてもらいたいです。歯科保険治療。



歯削る機器7割使い回し
感染研調査 滅菌せず院内感染懸念

 歯を削る医療機器を滅菌せず使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究班の調査でわかった。

画像:使い回しがわかった歯を削る医療機器

 患者がウイルスや細菌に感染する恐れがあり、研究班は患者ごとに清潔な機器と交換するよう呼びかけている。

 調査対象は、歯を削るドリルを取り付けた柄の部分。歯には直接触れないが、治療の際には口に入れるため、唾液や血液が付着しやすい。標準的な院内感染対策を示した日本歯科医学会の指針は、使用後は高温で滅菌した機器と交換するよう定めている。

 調査は、特定の県の歯科医療機関3152施設に対して実施した。2014年1月までに891施設(28%)から回答を得た。

 滅菌した機器に交換しているか聞いたところ、「患者ごとに必ず交換」との回答は34%だった。一方、「交換していない」は17%、「時々交換」は14%、「感染症にかかっている患者の場合は交換」は35%で、計66%で適切に交換しておらず、指針を逸脱していた。

 別の県でも同じ調査を07-13年に4回行い、使い回しは平均71%だった。

 研究班の泉福(せんぷく)英信・国立感染症研究所室長によると、多くの歯科では、人手や費用がかかり、簡単な消毒や洗浄をしただけで繰り返し使っているとみられる。

 厚生労働省によると、歯科での院内感染は原因の特定が難しく、国内で明らかになった例はない。

 感染症に詳しい浜松医療センターの矢野邦夫副院長は「簡単な消毒では、機器を介して患者に感染する恐れのあるウイルスもある。十分な院内感染対策を取ってほしい」と話している。

引用:読売新聞 2014年5月19日(月)

更新日:2014年5月20日