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怖い歯周病連鎖

23.オーラルケアするとアンチエイジングに
 
オーラルケアトリートメントで
 あなたの血管も若返る!!
2012年6月

若さを保つ抗加齢プログラム


40歳から始める、内臓のアンチエイジング
歯周病になると、動脈硬化も促進される。

口の中の菌の塊(プラーク)によって歯茎が炎症を起こし、歯を支えている骨や組織が破壊され、最終的に歯が抜けてしまうのが歯周病。歯周病菌が主な原因だが、過度なストレス、喫煙、飲酒、糖尿病などによっても引き起こされる場合がある。また、歯周病菌の持つ毒性が血管を刺激しつづけると、動脈硬化や心臓血管の病気になる恐れもあるので要注意。
口腔内を清潔に保つことで、歯周年齢は下げられる。歯みがきと定期的なデンタルクリーニングは必要。

→歯周病を治すと、動脈が若返ります。


動脈硬化の仕組み血管と血液のコンディションを
知ることが内臓の健康につながる。

「動脈の血液の流れが悪くなり、血管が狭くなってきて血栓を作ると、脳梗塞、心筋梗塞につながりかねない動脈硬化症という症状を作りだしますが、これが大きな問題なのです。現在、日本人の死因の3割はガンですが、動脈硬化が引き起こすといわれる心疾患と脳血管疾患を合わせると、ガンと同じく死因の約3割にのぼります。幸い、血液の状態も血管の状態も検査すればチェックすることができるので、気になるかたは、ぜひ検査を受けることをおすすめします。」

北青山Dクリニック院長 阿保義久さん

動脈硬化の多くでは動脈の内側にコレステロールなどが溜まり、粥状の隆起(プラーク)が生じる。プラークが破裂すると血液が固まり、動脈が詰まってしまう。

動脈硬化を引き起こすといわれる危険因子


食事や運動など生活習慣を改善し、血管をアンチエイジング

●1日30
分のウォーキングを心がける
「血管も筋肉でできていいますから、運動は効果的です」
日々、適度な運動をすれば、動脈硬化の進みを抑えられる。理想は1日1万歩。毎日30分程度のウォーキングを、日常生活にプラスするくらいが目安だ。

●質の悪い油や塩分、糖分を摂りすぎない。
血管のかたさには、生活習慣病が大きく関わっている。危険因子とされる高血圧、脂質異常症、糖尿病にならないよう、塩分や糖分の摂りすぎに注意したい。また、悪玉コレステロールが増えると血管が詰まりやすくなるので、質の悪い油もなるべく避けよう。

●BMIを記録して肥満に気をつける
肥満は、動脈硬化を促進する原因の一つ。肥満度の指標として、BMIがある。BMIの計算式は世界共通だが、肥満の判定基準は国によって異なる。日本肥満学会では、BMI25以上を肥満としている。適正値内に収まるよう、体重管理を。

BMI


●1年に1度は血管の検査を受ける
現在、検査を受けて問題がなかった人も、血管年齢の若さをずっと維持できるとは限らない。不摂生などが原因で、急に血管年齢が上がる可能性もあるので、年に一度は定期的にチェックしておくと安心だ。生活スタイルが変わったり、体重が増えたり、運動量が減ったり、体や暮らしに変化があった場合は、早めに検査を。

●タバコを吸わないと血管の弾力性は改善する
喫煙は、動脈硬化を進めることが知られている。反対に、禁煙すると血管の弾力性が改善されるとの調査結果も。血管の若さを保ち、動脈硬化症の疾患を防ぐには、タバコは吸わないほうがいい。

血液をきれいにしてくれる、上質のオイルの知識をもとう。

「悪い油は血管の中を汚して血液の流れを悪くする原因となりますが、良い油は逆に、血管の汚れを洗い流し、血液をサラサラにする働きがあるといわれています。まず、オイルには飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があることはご存知ですよね。前者は肉の脂身やバターなど常温でも固体、分子構造が安定していて、そのままの状態で変わらない脂肪です。これからお話しする、積極的に摂りたい不飽和脂肪酸は、不安定である分、いろいろ変化して活性化しやすい液体のオイルです。ただし気をつけたいのは、不飽和脂肪酸の一つであるトランス脂肪酸です。植物オイルに水素添加したもので、加工油脂のショートニング、古いオイルなどに含まれていますが、悪玉コレステロールを増やすだけでなく、善玉コレステロールを減らすということが知られています。多くの加工食品に含まれていますので、なるべく摂らないように意識しています。」
美容家、オーガニックスペシャリスト 吉川千明さん

  不飽和脂肪酸
  一価不飽和脂肪酸 多価不飽和脂肪酸
成分 オメガ9(n-9系)
オレイン酸
オメガ3(n-3系)
αリノレン酸
EPA・DHA
オメガ6(n-6系)
リノール酸
γリノレン酸
アラキドン酸
油の種類 オリーブオイル
アボガドオイル
エゴマオイル
青背の魚
月見草オイル
大豆油
ひまわり油
卵 等
注意点 熱に強い 熱にとても弱い 熱に少し弱い


口と全身の老化度は一致しています。

「歯周病があると動脈硬化を促進させたり、糖尿病を悪化させたり、口腔と全身の関連性が叫ばれています。歯周病を治したら、狭かった血管が広がってきたなど、さまざまな影響があることも報告されています。ですから、全身と口腔をトータルで診ていくことが大切なんです。」

鶴見大学歯学部教授 斎藤一郎さん

→お口の筋力(舌・頬・唇)を保つことで、唾液をいっぱいだしましょう。

若さを保つ抗加齢プログラム

→首・肩の運動も大切です。

クロワッサン 2012年5月25日号より

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WFで動脈硬化度チェックをする

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