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                  フコイダンがインフル抗体を増強!!!マナテックは効く?
 
 メカブ粘り成分で「効果増強」=インフルエンザワクチン―ヒトで確認
 理研ビタミン
 メカブの粘り成分「フコイダン」がインフルエンザワクチンの効果を高めることが、ヒトを対象にした理研ビタミン(東京都千代田区)、豊中愛和会(大阪府豊中市)、武庫川女子大国際健康開発研究所(兵庫県西宮市)の共同研究で分かった。22日から神戸市で開かれる国際免疫学会で発表される。
 
 フコイダンは、メカブのほかワカメやコンブなどに含まれる粘り成分の一つ。特有のヌルヌルで海草本体を守り、海中から引き揚げられた際などに乾燥を防ぐ。これまで、抗酸化作用や抗がん作用、抗ウイルス作用などが動物実験で確認されていた。
 
 共同研究では、理研ビタミンがメカブから抽出して粉末状にしたフコダインを使用。67〜102歳(平均年齢87歳)の男女67人を2グループに分け、一方のグループにメカブフコダインを、他方に疑似粉末を、1日当たりそれぞれ300ミリグラム摂取させた。
 
 摂取開始から1カ月後、3種混合季節性インフルエンザワクチンを接種し、さらにその1カ月後には、感染予防に重要な役割を果たす抗体がどの程度できているかを測定した。この結果、メカブフコイダンを摂取したグループは、疑似粉末のグループに比べ、A香港型(H3N2)、B型、Aソ連型(H1N1)の3種ともに、顕著に抗体の増加が見られたという。
 
 2010.8.18 記事提供:時事通信 |