政府は2014年度から全国の約1万人を対象に、食生活と健康との関係について、初めての大規模調査に乗り出す。
脂分が少なく、生活習慣病を防ぐとされる日本食の効果を3年間かけて立証したい考えだ。
調査は、主に中高年から高齢者世代を対象に、季節ごとに数週間ずつ毎日の食事内容を記録してもらい、採血や血圧測定などで健康状態も調べる。
集まったデータは、日本独特の食文化である「だし」や「魚の干もの」、発酵食品のしょうゆ、みそなどの食材や、調理法ごとに分析する。食習慣の違いによる健康状態を調べるため、地域ごとの比較も行う方針だ。