9月22日、第94回FDI世界歯科大会が中国、シンセン・コンベンション・センターにおいて、世界各国からの多くの参加者を迎えて開幕した。主宰関係者によれば、「先進諸国における歯科界の再診状況を疲労する場に留まらず、国際会議並びにイベントの開催期間中に設定されている共同プログラムからの便益がもたらされており、今大会は中国で開催される最もハイレベルな歯科関係行事として歴史的にも初めてのものであり、中国歯科界関係者にとって最高の機会となるものである。」と、シンセン地域担当組織委員会の事務局長、Wenmin Luan教授はWorldental Dairyのインタビューで語った。
FDIコングレスのウエルカムセレモニーが21日開催され、参加者は現地の文化及び歴史に関連したショーで歓待された。600名を超える中国のアーティストによるパフォーマンスが繰り広げられ、参加国全ての国旗が北京オペラ舞踏団により披露された。中国雑技、少林寺拳法、「変面」という演目の四川歌劇特別公演、賞に輝いた舞踏団による「千手観音」は、大きな喝采を浴びた。
FDI会議の出席者は、200社を超える中国国内外からの器材のメーカーの展示を見学することに期待している。学術プログラムに関しては、中国並びに世界各国の専門家が予定されており、セッションは、アジア地域の視点からの歯科用インプラント・口腔外科・歯周病学の発表が注目された。
更に、ワールドデンタルディベロップメント&ヘルスプロモーション・フォーラムが午後に開催され、今年のメインテーマは、「アジアにおける喫煙のコントロールへのチャレンジ−ケースと対策」で、アジア地域を代表する講演者による喫煙コントロールへのチャレンジと、医療関係者並びに歯科関係者の喫煙中止への重要な役割に焦点を当てる予定である。喫煙のコントロールは、世界各国からのケースが紹介される予定であり、参加者は、自由討議の時間に各自の経験談を共有し、意見交換の場となる。更に「タバコと口腔内の健康:口腔内のヘルスプロフェッショナルのための支援ガイド」中国語版が、FDI並びに香港タバコと健康に関する諮問委員会(COSH)で発行される予定である。 |