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8.
電動歯ブラシ比較・テスト


 


0.電動歯ブラシの使い方

電動歯ブラシに歯磨き剤では、 歯が削れる!!

研磨作用の無い液体(洗口液)を使おう!!

10年後、後悔しない、正しいお手入れは?

同じ電動でも

除去率90%以上を謳う製品は  危ない!!!!

根面露出と歯肉退縮のリスク大きい



電動歯ブラシでの歯磨きは、

2分から3分間以内に!!


3分以内でお口全体をまんべんなく磨きましょう!

3分以上も磨くと危険!!!!

歯が10年後に削れた状態エナメル質が薄くなり、根面露出などが起きやすいです。


電動歯ブラシの怖さとは? topic_580

歯ブラシがスマホと連動 サンスターが機器発売へ

Bluetooth 4.0接続機能搭載のインタラクティブ電動歯ブラシ「オーラルBスマートシリーズ(Oral-B interactive SmartSeries)」が、遂にリリース topic_744

米国P&Gグループのブラウン:
“スマホ連携歯磨きガイド付き”電動歯ブラシ発売へ topic_759

==電動歯ブラシの正しい動かし方==


一回のケアタイム・歯ブラシの動かし方?・使用する歯磨き材は?

一回のケアタイム:
毛先が非常に早く振動して、歯面を微細に擦っています。
ですから、
一か所、一ポジションに3秒間です
3秒以上固定して、留めないことです。

ヘッドを移動させながら、使うのが安全なのです。歯に当てる、ポジションは歯面に90度でオーケーです。

3秒間にすることは、歯の凹面に歯ブラシを押し込む動作です。これをブロッティングと言います。最近はやり?の爪楊枝法もこれですが・・・

このブロッティングをポジションを変え、移動しながら行います。

28本歯があって、歯ブラシで磨く面は、歯の5面の内、3面です。外側(頬面)、咬合面、内側(舌面)、隣接面の奥には、届かないですからそこはウルトラフロスをつかいましょ。
で一ポジション3秒として、3秒*28歯*3面=252秒=4分12秒
歯ブラシヘッドの大きさで、ソニケアは一ポジションで2歯はカバーする大きさですから。
普通に使って2分間移動しながら使えば、充分です、

電動歯ブラシでの歯磨きは、は2分から3分間以内に!!
3分以内でお口全体をまんべんなく磨きましょう!

3分以上も磨くと危険!!!!
歯が10年後に削れた状態エナメル質が薄くなり、根面露出などが起きやすいです。


電動歯ブラシ動かし方は

縦の動きが基本の動きです。


移動方法も重要です、ワンポジションに留めるのは、3秒以内です。
すぐに移動していく感じです、ゆっくり歩いている感じです。
移動の方向も縦です。
横に奥歯から歯列に沿って横に移動させると、歯の凸部が削れて、歯肉退縮につながります。

これを間違うと、電動でも、歯の間(凹面)に磨き残しが増え、凸面は削れて、10年後にはエナメル質が薄くなったり、根面露出、歯肉退縮という結果があります。

バーチカルトランスという移動

奥歯から始めて、上歯列、下歯列と移動は縦に、V,上下に移動しながら、前歯にきます。
また、前歯はヘッド自体を縦にして歯面に当て、やはり縦に動かし移動します。犬歯などは縦ヘッドで上下に当てないと、必ず、根面脱灰から根面露出、根面むし歯になります。


上下縦移動しながら、
3秒間歯の面に押し付ける動作を繰り返す:

バーチカルスキップブロッティング
と言います。


電動に向いた歯磨き材:
研磨材、ビーズ入り、塩粒、ステイン除去、美白材、清浄材、吸着材という成分は、歯がどんどんすり減る。また機械部分も減って、内部冠水の原因にもなります。泡立ち成分・浸透作用を進める、界面活性材は、歯のヒビの隙間や、脱灰部分に浸透して、歯を崩しやすくするので、使うのは、純粋なフッ素ジェルと殺菌成分のみの、泡立たないものが安全です。
研磨成分の入っていない、液かジェルの泡立たない
界面活性剤の入っていない歯磨きが安全です。

詳しくは、WFHP:10年使って安心な歯医者が使うハブラシ歯磨き剤も参照してください。

電動歯ブラシに最適な磨き方 スキップブロッティング法とは


 
 

電動歯ブラシの怖さとは?
2013年6月28日


A) 電動歯ブラシなど効率の良い、
歯ブラシのポジション移動に関しての間違い


いまだに食後のケアというと、
歯ブラシだと想わせる指導が多いのは間違いです。


とくに、ポケットタイプの電動歯ブラシの普及で、昼休みに、お手軽に歯磨きすると、弊害が大きいのです。


サラダのドレッシングや、ワイン、スポーツドリンク、ヨーロッパー以外のミネラルウオーターなど
pHが酸性であるもの、酢を使って、トロミのあるレシピを食べた場合、それらの食品が接触する
咬合面、頬外側面、舌内側面の歯面は食事中から脱灰が始まっています。


電動歯ブラシはそれらの脱灰の始まった歯面を、もっとも良く刷掃します!!!

食後のタイミングでそれら、歯ブラシが刷掃する面には、噛む噛むクリーニングで、
食片から唾液、などがぶつかり、擦り、


脱灰の始まった歯面にはプラークは存在しません。
そこを電動歯ブラシで擦るのですか?


しかも歯ブラシポジションの移動は横から、横です。奥歯を磨いて前歯の方に、同じ歯列を移動させてくるのです。
しかもしっかり刷掃しようと、ハンド歯ブラシを同じに奥から、前に、前歯も横にうごかします。


これは、横磨きをゴシゴシしているのと同じ!!!。

脱灰した歯面はどんどんすり減るのです。

電動歯ブラシのポジション移動は上下だけにしましょう。下顎の奥歯磨いて、1ポジションのケアが終わったら、次は、上顎の奥歯という、ように、上下の移動を繰り返しながら、上下に動かして、前歯まで移動します。

これが電動歯ブラシのバーチカルトランス(縦移動、縦磨き)です。




追申

お気づきですか?食後の電動歯ブラシは危険であるばかりです。
食後のケアポイントは、実は、ばい菌の居無い、脱灰した歯面ではなく、

噛む噛むクリーニングでも食片に擦られることの無い、隣接面ケアです。
隣接面にこそ、ばい菌と多くの栄養カスが残っていて、増殖発酵が・・・・・
始まっています。食後の早いタイミングで、フロスによる、立体的な隣接面ケアを行うと、
数時間後でも、口腔内のバイオフィルム増加がなく、毎食後続けることで、


確実な24時間のプラークコントロールが行えます。
食後の2分でいいのです。



追申2

一般に使われる、歯磨きクリームの怖さ

@研磨成分を含むので、毎日数回、使っていると、歯が白いだけではなく、10年後には歯が削れてしまい、薄くなる。
クリアクリーンとか、粒成分、無水ケイ酸とか、炭酸カルシウム、Ca結晶、ハイドロキシアパタイトなど


研磨成分は年々ナノレベルまで、細かくなってきているが、永年に使うのはやめた方が良く、
着色などは、クリニックで、DHに綺麗にしてもらうべきです。
毎日同じ場所を同じ擦り方を繰り返すので、酸蝕を進行させるリスクが高くなります。


A発泡成分、いわゆる、界面活性剤です。ラウリル酸ナトリウムなど、結晶の脱灰が進んだ隙間に入り込み、結晶を浮かします。
洗剤の汚れを繊維の芯から浮かして捕るのと、同じ効果で、酸蝕がどんどん進みやすく、電動歯ブラシで擦ると、あっという間に減ります。


一般的な歯磨きクリームは危険が多いのです。
メーカでも気づいていない・・・・・
電動歯ブラシメーカもこれら上記のことを判ってない・・・・・・。


電動歯ブラシに最適な磨き方 スキップブロッティング法とは

1984年文献レボート 電動プロクソデントの効果


以下のフォトはまちがいな使い方です!!!!!

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

毛先はウルトラソフトが安全です。

硬い毛の電動は危険です。


電動歯ブラシ

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1.電動歯ブラシその効果とは?

●電動歯ブラシは歯磨き粉を使用  Hp からの質問

電動ブラシのメーカーによっては普通の歯磨剤(歯磨き粉)を使っても良いとされてます。
最近の電動ブラシは、一定の圧が加わると自動で止まるシステムになっていますので、ブラッシング圧が強いと止まります(メーカーによる)。
歯磨剤には研磨粉が使用されているので使い方によっては知覚過敏を引き起こすことになります。
できれば研磨剤が入っていないものや、ジェルタイプ、液状の洗口剤を使ってお手入れすることをお薦めします。

DH 志田2008−7
 
●電動と音波の違い
電動歯ブラシとの違いは「ブラシが動く」のではなく「毛先が微振動する」ことです。
一般的な電動歯ブラシのヘッド振動数は、毎分3000〜10000回です。
ブラウン3Dでは、高速反転振動で毎分7600回
代表的な音波ブラシは毎分3万〜4万回です。
この振動が音波を生み出して歯垢を除去する
 
●音波とは
・ 音の波で、空気中には見えない(水面に物を落とした時にでる輪のようなもの)
・ 一秒間に振動する回数を振動数といい、単位はヘルツ(Hz)と書きます。(一秒間に10回振動したら、10Hzとなります
・ 一秒間に回数が多くなれば、音は高く聞こえます。
・ 人が聞くことのできる音の振動数は20〜2万Hzです。この20〜2万Hzを音波といい、2万Hz以上を超音波といいます。
 
●ソニック振動とは
音波領域内での高速振動のことをいう(20Hz〜2万Hz)
一般的に100Hz以上のものが音波ブラシと呼ばれているがはっきり決まっていない。
 

●超高速振動
毎分3万〜4万回の振動が音波を生み出す。
ドルツ 260Hz  ソニッケア 261Hzの音波を出している
音波ハブラシ(200〜300Hz)は、電動歯ブラシと同じ原理で機械的に歯垢を取るものだが、音波の高速運動により、ブラシが接していない周囲2〜3mmの部分まで流れよごれを落とす事ができると言われている。
高速でブラシが振動するので、汚れや着色(ステイン)が取れる。
260Hzの音波により、液体(だ液)中で生じた微少で、多数の泡が発生し、その泡が潰れることで、キャビテーション効果で、わずかの超音波も発生する。ブラシの毛先が届いていなくても2〜3mmの部分までプラークを除去する。
260Hzでブラシの振動幅が5mmとなることで、液体流動力とブラッシングとの相乗効果により、毛先の届きにくい歯頸部や歯間の歯垢を効果的に落とす。

Hz数、振動回数が同じでも、歯ブラシの振動幅が違うことで、汚れの除去も多少変わる。
音波が口の中の細菌に直接作用して、頑固な細菌のつながり(連鎖)を切って飛び散ることで破壊します。しかし歯垢の一成分である不溶性グルカンは残ります。

 

●不溶性グルカン
虫歯菌(ミュータンス連鎖球菌)が作り出す非常に粘着性が高い物質は、歯に強固に付着し、細菌を歯面に付着しやすくする、バリアの役目をし、細菌を唾液から守る。
歯周病菌の線毛を破壊することで活動を抑制する。

260Hzの音波により液体(だ液)中で生じた微少な泡が物体
(歯)と衝突し、破裂した際に、強力なエネルギーを発生し、このエネルギーが歯周病菌の線毛を破壊する。
また、音波エネルギーは、細胞や体液に作用して、血流促進、マッサージ効果もある。
 

●超音波
音波には、リニアモーターが、超音波には超音波発生装置が搭載されている。
歯ブラシのヘッド部分に超音波発生装置が内臓
超音波160万Hz
歯ブラシの振動で音波を出しているわけではない。
超音波は

・ 骨や傷への治癒効果力
細胞膜に直接働き、傷をなおし、再生を助ける効果がある。再発生アフター性口内炎の改善も期待されている。
・ 高い抗菌力
菌の結合をゆるめ、はがれやすくし、菌そのものを破壊する力がある。
・ 高振動エネルギー
大きな振動エネルギーを生み、その力を利用したのが超音波洗浄→めがねなどの洗浄器など
振動エネルギーが歯の表面と歯垢の結合をゆるめ、はがしやすくする。
歯と細菌のつながりを弱め、頑固な細菌の連鎖を破壊するという点は、音波ハブラシと同じです。しかし、歯垢の一成分(不溶性グルカン)も破壊されるという点では、音波ブラシとの大きなちがい。
振動は1万7000回、振動幅は0.2mmと小さい。
ブラシの先は、ほとんど振動しないので、プラークそのものを除去するには、ブラシの毛先を動かす必要がある。
毛先が細く、歯周ポケットに入り込んで、歯周病の治療効果が高い。
歯周ポケット内のバイオフィルが、超音波とブラシの効果ではがす。
バイオフィルム→歯周病菌などの細菌が進まったフィルム状のかたまりで、細菌が薬剤などから身を守るために形成するもの
超音波→歯肉がさがっていて,歯根が見えている方、ハグキから出血が多くて、グラグラしている方に、骨や歯肉の細胞を活性化させて、歯周病の治りを促進する効果を期待。


<注意>
1. みがきすぎに注意
2. 歯みがき粉 ・粒子が機械細部まで浸入して故障することもある。
・成分のケンマ剤が歯や歯肉に悪影響を与えやすいので基本的には使用しない
3. 液状、ジェルタイプ又は低研磨剤とあるものを選んでもらう
4. 仕上げに手用ブラシを使用してみがく
5. ペースメーカーを使用している人は、病院で相談してもらう
6. お風呂での歯ブラシは適さない。

 

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ


電動歯ブラシ

電動歯ブラシ


電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ


電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

 





危険な電動歯ブラシ:
2012年11月29日

ブラウンなどの反復回転振動のカップタイプ

歯の根元が削れ、歯肉退縮を起します。押し付けすぎないといいのですが、それでは歯の凹面に毛先がとどかないのです。凸ばかり磨くことになる。


安全な電動歯ブラシ:

ソニケアダイヤモンドクリーンなどの音波タイプで、毛先がウルトラソフトなタイプ

これも、ヘッドをあっちこっちと早く動かしながら磨くと危険!!10年後に後悔しないために、正しい磨き方は?

電動歯ブラシ




2.電動ハブラシ比較


新製品の電動ハブラシを使用して比べてみました。
電動には、色々な毛先の動きがあり、今一番良くて、
お勧めできるのが音波・超音波振動タイプです。
今回は、音波型の2世代目の新製品を世界で一番速くレポートします。

(参考、電動型には、音波・超音波振動型。微振動型、回転往復多ブラシ型、
回転往復単ブラシ型、直線振動型、直線往復型、
往復複合型など色々あります。ここには良い順に書きました。
あなたの使ってる歯ブラシはどれですか?どのくらいの評価でしょうか?)

2011-11
LION
DENT.EX systema
ビブラードケア
Sonicare
ダイヤモンドクリーン
(HX9333)
重さ
(ブラシ含む)
約62g
135g
振動

タテ、ヨコ、に動く音波振動
タテ 毎分約33,000回
ヨコ 毎分約 13
,000回

毎分約31,000回の高速振動と、幅広い振幅の組み合わせによる「ダイナミッククリーニングアクション(液体流動による洗浄力)」を強力に発生。
ブラシ毛先き
柔軟性に富む極細毛
毛先をダイヤモンド型(ひし形)にカット
ヘッドの大きさ
Mサイズ(通常使用)
Sサイズ(よりソフト)
ワンタフトブラシ(歯並びの悪い箇所に)
スタンダード(標準サイズ)
ミニ(小さめヘッド)
タイマー
オートパワーオフ約3分
2分間のオートストップ機能付き
置くスペース
本体 高さ225mm 径約20×23mm、
充電器 幅約61×高さ47×奥行き83mm
本体サイズ高さ256×幅28×奥行き31mm
替えブラシ洗浄
洗浄、消毒可
洗浄、消毒可
使用した感想
毛先の優しさは良いですが、ヘッドが小さい。 軽さは良いです。
---
本体価格
9975円(税込)
オープン価格(約23000円前後)
替えブラシ
2本入りオープン価格
2本2,980円(税込)
HP

 

2003-10

national
ドルツ・音波振動ハブラシ
マッサージプラス EW1024
Sonicare
ソニッケアーエリート7800
(歯科医院専用モデル)
Waterpik
音波振動歯ブラシ
ソニックマックスSR700J
重さ
(ブラシ含む)
160g
175g
210g
振動
タテ、ヨコ、ななめに動く音波振動
タテ 毎分約40,000回
ヨコ 毎分約 31,000回
同時複合
通常モード1mm幅の微振動
ソフトモード0.7mm幅
歯肉・歯面への当たりがソフト
毎分31,000回
感触はマイルド
毎分30,000回
振動を強く感じる
振動幅が大きい
ブラシ毛先き
軟らかめ
基本的に軟らかめ
(混合毛)
軟らかめ
ヘッドの大きさ
2cm 小さめ ソフト毛
カーブフロートブラシ(通常使用)
シリコンブラシ(マッサージ用)
それほど大きくない1種類
レギュラーでそれほど大きくないが、スモールとレギュラーの2種類
タイマー
2分ごとに一時停止
30秒ごとのお知らせ2分のタイマー
なし
置くスペース
充電器+本体
ブラシケース
コンパクト
10cm×4.5cm×28cm
小さくてよい。壁にも掛けられる
替歯ブラシホルダー付きなので、
かなりスペースをとる。
替えブラシ洗浄
洗浄、消毒可
洗浄できるが、替えブラシに
金属部分が 付いているので、注意。
洗浄、消毒可
使用した感想
歯面、歯肉にあたった感じはソフトで磨きやすい。ヘッドが小さめ
一番ソフトなあたり
本体も丸ごと水洗いできて清潔的
毛先が歯間まで入っていくのがわかる。使いやすい。機能も多く付いている。替えブラシが高い。(替えブラシに金属部まで付いている為)
振動が強く、振動幅も大きい。
歯間まで清掃されているかわかりにくい。プラークの取れ具合はよい。慣れるのに時間がかかりそう。歯肉が痛むかも?
少し重く大きく、扱いずらい。水の飛び散りが多い。
本体価格
オープン価格
16,800円(税抜き)
17,800円(税抜き)
替えブラシ
2本900円(税抜き)
1本3,000円(税抜き)
2本5,800円(税抜き)
レギュラー2本入り1,500円
(税抜き)
スモール 2本入り1,500円
(税抜き)
HP

☆超音波ハブラシ
現在日本では、東レウルティマ超音波ハブラシ・ライオンデンターシステマ超音波ハブラシ(一般)・ライオンDENT.EX systema ultrasonic(歯科用)が販売されています。
機能については特別大きな差はありません。ウルティマは新しくなり、systemaの替えブラシと同じ長さで、まったく同じ型になっています。ただ違うのは、ヘッドの大きさがウルティマの方が若干大きい、毛先がシステマと違い、とがってなく、ノーマルの型のカットで、硬さは同じくらいだと思います。
デンターシステマと systemaの違いは、替えブラシの柄がsystemaの方が長く、洗いやすい。ブラシヘッド部分は、システマの方が1cmぐらい大きく、毛の長さはsystemaの方が1mmぐらい長いです。複数の方でお使いの場合は、systemaがおすすめです。



<電動ハブラシ比較>


2010-3

電動歯ブラシ比較

電動歯ブラシ比較得点
 

水中にて
電動歯ブラシ3種類についての
細菌の破壊状況の検証

歯から採取したエナメル質(歯の表層の組織)に虫歯菌を培養し、5ミリ離れた位置から歯ブラシを3分間作動させ、細菌の変化状況を走査型顕微鏡で調べました。(写真提供・品田佳世子)


<電動ハブラシの販売台数>2004.5.1〜2004.11.30
番号
電動ハブラシ種類
販売台数
A'
ソニケアエリート7800
2台
B'
テレダイン新型ソニックスックス
2台
C'
ナションルドルツ新型EW1024
10台
D
インタープラーク
2台
H'
システマ歯科用
7台
ウォーターピック
1台
 


<ソニッケアー エリート 機能比較>
2003-10

 
エリート7300
エリート7500
エリート7600
7600USA
7800歯科用
ソニックテクノロジー
イージースタート
スマートタイマー
カドペーサー
30秒×4
30秒×4
30秒×4
30秒×4
30秒×5
スピード切替機能
 
充電インジケーター
ブラシ数
1
1
3
2
1
充電器
トラベルケース
ブラシスタンド
壁掛けホルダー
 
販売価格
16,800
18,800
21,800
19,800
16,800
        こちらの商品をご希望の方は、メールにてご連絡ください。ご注文を受けてからの取り寄せとなります。(1カ月程度) 当院での販売はこちらの商品です。



<ソニッケアー エアーフロス 評価>
2012年2月21日

ソニッケアー エアーフロス評価◎○△× エアーフロス

アプローチ
しやすい
効率良く
磨ける
ピックの
大きさ
プラーク
除去能力
がある
除去時間
が短い
知覚過敏・
歯肉退縮
が起きない
重さ 持ち
やすさ
洗い
やすさ
防水性 大きさ スタンド
の安定
スイッチ
の使い
やすさ
得点

-
コメント:水の勢いが強くびっくりした。プラーク除去はあまり感じられないと思う。水以外に洗口剤を入れて使えるので良いと思う。

- ×
コメント:ワンプッシュの水圧が強いので、挟まった食物残渣はある程度洗い出せるかもしれない。逆に歯肉ポケットの中に入れると水圧により気腫を生じる可能性もあるので注意が必要。水の中に洗口液を入れて使えるのでスッキリできる。

-
コメント:歯間乳頭に水が当たり通過する感じではない。プラークはあまり除去できないが、歯間につまった食物残渣は除去できそう。

電動のフロス?エアーフロスってなに?

”電動歯ブラシ”の競争が加速:各社メーカー高機能を付加2014年5月 topic_700





3.ソニッケアー ダイヤモンドクリーン

2012年2月6日


ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

プラークコントロールの重要性

歯周病は、細菌性プラーク(バイオフィルム)が歯面に停滞することで起こるある種の感染症です。
歯肉縁上・縁下のプラークコントロールを適切に行うことで疾病の進行の抑制、再発の予防が可能です。歯肉縁上のプラークコントロールは、日常患者自身が行います。歯肉縁下の感染除去後、歯肉縁上のプラークコントロールが不十分であれば、4〜8週で歯周ポケット内の細菌叢が再確立することが知られています(Magnusson,l.1984)。
そのためSRPや歯周外科処置後の良好な治癒のためには継続した患者のブラッシングが重要になります(図6〜8)。


ブラッシング指導のポイント

歯周病が進行している患者では、徹底的なプラークコントロールを行い、可能な限り細菌を少なくする必要があります。患者のモチベーションを行うためには「磨き方」も大切ですが、患者が歯周病の原因を理解したうえで「なぜ磨くのか、どこを磨くのか」を知ることが重要です。もし、過度なブラッシングによる擦傷が認められたら清掃用具をチェックし、清掃方法を変えます。患者によるプラークコントロールは生涯にわたり継続されるので、長期間経過しても歯や歯肉に損傷を与えない適切なブラッシングが切です。


ダイヤモンドクリーンの活用

電動歯ブラシの導入は、プラーク除去率の向上、ブラッシング.時間の短縮、歯や歯肉へのタメージの改善が図れます。振動数が高いので、歯ブラシを歯面に押しつけすぎないよう注意し、個々の口腔内の状態に合わせて使用時間を守るよう指導をします。電動ブラシでも歯ブラシだけでは歯間隣接部を完全に清掃することができないので、補助用具は必要です。新しいブラシヘッドのゾニッケアーダイヤモンドクリーンは手用より効率よくプラークの除去ができ、ミニブラシを用いれば届きにくい部位でも効果的に清婦できます(図12〜15)。またブラッシング時にフッ化物配合の歯磨剤の使用は、歯周治療で露出した根面カリエスの予防になります。歯周治療で良好な治療結果を得るためには、患者の継続した良質なブラッシングが不可欠です(図16・17)。正しい情報を提供し電動歯ブラシの適切な使い方をマスターできることが大切です。


引用文献
Magnusson,I.,indhe,J.,Yoneyama,T.,et al:Recolonization
of a subgingival microbiota following scaling in deep pockets.J.Clin.Periodontal.,11 (3):193〜207, 1984


ソニッケアー
ソニッケアー
ダイヤモンドクリーン
ダイナミックフルイドアクションによってバイオフィルムの除去を行う。
ダイナミックフルイドアクションによってバイオフィルムの除去を行う。
ダイヤモンドクリーンブラシ
ダイヤモンドクリーンブラシ
ダイヤモンドクリーンブラシの拡大写真。毛先をダイヤモンド型にすることで表面積を増やし、植毛率を高めることでプラーク除去効率が高まったとのこと。
ダイヤモンドクリーンブラシの拡大写真。毛先をダイヤモンド型にすることで表面積を増やし、植毛率を高めることでプラーク除去効率が高まったとのこと。
ダイヤモンドクリーンのいずれのブラシヘッド(スタンダードおよびミニ)も、手用歯ブラシよりも有意に多くのプラーク除去することが判明した。
ダイヤモンドクリーンのいずれのブラシヘッド(スタンダードおよびミニ)も、手用歯ブラシよりも有意に多くのプラーク除去することが判明した。
#36は近心・遠心に深いPPDがあり、#37は抜歯、SRP後#36は歯周外科処置が行われた。
#36は近心・遠心に深いPPDがあり、#37は抜歯、SRP#36は歯周外科処置が行われた。
術後の口腔内写真。
術後の口腔内写真。
術後、#36の遠心にプラークの付着が認められる。
術後、#36の遠心にプラークの付着が認められる。
口腔i清掃の改善が必要。センシティブブラシならオペから2週間後にブラッシングが可能。
センシティブブラシ。今までのプロリザルツブラシよりも
センシティブブラシ。今までのプロリザルツブラシよりも
25%柔らかい。
過度なブラッシングによる歯肉退縮。センシティブブラシの適応症例。
過度なブラッシングによる歯肉退縮。センシティブブラシの適応症例。
センシティブブラシでも手用歯ブラシよりもプラーク除去率は高い。
センシティブブラシでも手用歯ブラシよりもプラーク除去率は高い。
通常の電動歯ブラシ使用後のプラークの付着状態。
通常の電動歯ブラシ使用後のプラークの付着状態。
歯肉辺縁部にプラークが残っているのが確認できる。
届きにくい、#36の遠心はダイヤモンドクリーンミニブラシが有効。歯と歯肉に対して少し斜めに当てる。
届きにくい、#36の遠心はダイヤモンドクリーンミニブラシが有効。歯と歯肉に対して少し斜めに当てる。
インビト口試験においてダイヤモンドクリーンは手用歯ブラシよりも象牙質の摩耗が約50%少ないことが判明した。歯周治療で露出した根面にも有効。
インビト口試験においてダイヤモンドクリーンは手用歯ブラシよりも象牙質の摩耗が約50%少ないことが判明した。歯周治療で露出した根面にも有効。
ダイヤモンドクリーン使用後のプラーク付着状態。赤く染め出された部分はほとんど認められない。
ダイヤモンドクリーン使用後のプラーク付着状態。赤く染め出された部分はほとんど認められない。
術後、PPDも改善され良好な状態が保たれる。
術後、PPDも改善され良好な状態が保たれる。
術後のX線写真。
術後のX線写真。




ソニッケアー ダイヤモンドクリーンおよび
センシティブブラシの応用

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンおよびセンシティブブラシの応用

1 はじめに

今秋、リニューアルされたソニッケアーが誕生しました。ソニッケアーのリニューアルはこれで6回目ですが、リニューアルされるたびに機能がレベルアップされ、これほど進化し続ける電動歯ブラシも他に類を見ないのではないでしょうか。この度の新生ソニッケアーは、豊富なブラッシングモード、洗練された本体デザインが魅力的ですが、なんといっても特記すべきなのはブラシの種類が増えたことでしょう。それにより、従来よりもソニッケアーが効果的なケース、ソニッケアーを使った方が有効なケースが大幅に拡大すると考えます。本I頁では、ケースに応じて効果的なブラシを選択する実例をご紹介します。

左からソニッケアーダイヤモンドクリーン、ダイヤモンドクリーンスタンダードブラシヘッド、
左からソニッケアーダイヤモンドクリーン、ダイヤモンドクリーンスタンダードブラシヘッド、
ダイヤモンドクリーンミニブラシヘッド、センシティブスタンダードブラシヘッド
 
 
豊富なブラッシングモード。
豊富なブラッシングモード。


2 ミュータンス菌レベルが高いプラーク除去に「ダイヤモンドクリーンブラシ」

ミュータンス菌は、非水溶性の非常に強固なプラークを生産します。歯面にベッタリと付着する落としにくいプラークには、ダイヤモンドクリーンブラシがお勧めです。従来のプロリザルツブラシと比較し44%(ミニブラシでは23%)ブラシ毛が増量、密集した毛先が歯面にアプローチ、まさに「歯面をターゲッ卜にした」ブラシといえるでしょう。落としにくいプラークを相手に毎日のブラッシングに悪戦苦闘する患者さんには、朗報ともいえるパワフルブラシです。

図3 培養チップ上のミュータンス菌コロニー
図3 培養チップ上のミュータンス菌コロニー
図4 ミュータンス菌レベルが高い患者さん。精一杯の努力をうかがえるが、落としきれないプラークが認められる。
図4 ミュータンス菌レベルが高い患者さん。精一杯の努力をうかがえるが、落としきれないプラークが認められる。

図5 ダイヤモンドクリーンは、手みがきの最大4倍の
図5 ダイヤモンドクリーンは、手みがきの最大4倍の
プラーク除去効果があると報告されている。


3 酸蝕症や咬耗などのデリケートな歯面に「センシティブブラシ」

酸蝕症とは、酸の作用によってエナメル質が脱灰される現象です。細菌が関与しない点でう蝕とは区別されます。原因は様々ですが、診療室で聞き取りを行うと食生活に問題が多く見受けられます。対策としては食生活指導などの患者教育が主ですが、プラークコントロールに関しては、エナメル質に負担がかからず、かつ適切にプラークを除去することが重要です。細菌が関与しない工ナメル質の実質欠損は酸蝕以外にも咬耗や摩耗が挙げられますが、それらも基本的な対策をとりつつ、パーフェクトなプラークコントロールを目指します。センシティブブラシはソフト毛で歯面にも優しく、しかし手磨きより54%多くプラークを除去するという秀逸なブラシで、エナメル質に負担をかけずに質の高いプラークコントロールを可能にします。歯根露出した患者さんにもおすすめです。

酸蝕症の原因 工ナメル質臨界ph5.5以下の酸性飲料

※深川優子/安田登チームで取り組む象牙質知覚過敏症〜しみる!痛い!にどう対応?
〜クインテッセンス出版株式会社2006年

図8 66歳男性の酸蝕歯。エナメル質が溶解し全体に丸みを帯びている。長年健康のため、食事中にいろいろなものに酢をかけて食べている。柑橘類も好む。
図8 66歳男性の酸蝕歯。エナメル質が溶解し全体に丸みを帯びている。長年健康のため、食事中にいろいろなものに酢をかけて食べている。柑橘類も好む。
図9 21歳女性の酸蝕歯。柑橘系の果物を好む。エナメル質の溶解以外に咬合面が磨耗。
図9 21歳女性の酸蝕歯。柑橘系の果物を好む。エナメル質の溶解以外に咬合面が磨耗。
図10 82歳男性。犬歯誘導が無く、全体に咬耗が認められる。
図10 82歳男性。犬歯誘導が無く、全体に咬耗が認められる。
図11 69歳男性。メインテナンス暦19年。下顎前歯部に根露出が認められる。
図11 69歳男性。メインテナンス暦19年。下顎前歯部に根露出が認められる。


4 ブラシでは難しい部位に活躍「エアーフロス」

歯周外科治療を含む歯周治療を終えてメインテナンスに移行したとき、歯肉の形態に困ったことはないでしょうか。ブラシがどうしても行き届かないときには視点をかえて、別のツールにトライするのも一考だと思います。


図12 ソニッケアーエアフロス。
図12 ソニッケアーエアフロス。
図14 左下歯周外科治療後。歯肉形態の変化がプラークコントロールを困難にする場合がある。
図14 左下歯周外科治療後。歯肉形態の変化がプラークコントロールを困難にする場合がある。


図13 隣接面プラ一クが手用歯ブラシのみと比較して
図13 隣接面プラ一クが手用歯ブラシのみと比較して
最大99%多く除去できると実証されている。




ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用
歯周病患者のホームケア
-インプラント治療後のソニッケアーセンシティブブラシの活用-

2013年6月10日
申基哲 教授・石井麻紀子 教授/明海大 歯学部 口腔生物再生医工学講座 歯周病学分野)

歯周病患者のブラッシングの難しさ

歯周病は30歳以上の成人の約80%が罹患しているとされており、歯の喪失原因の第1位となっていることは周知の通りでしょう。それでも患者の多くは、自分が歯周病に罹患しているという自覚が無く、自分自身の問題として捉えられていないのが現実ではないでしょうか。

しかし最近では、マスメディアでの歯周病特集や歯周病が全身の健康に影響するという研究が数多く報告されるようになり、歯の喪失を防ぐということだけでなく、全身の健康管理という観点からも歯周治療の重要性が再認識されてきています。

プラークコントロールは歯周病予防と治療の大原則ですが、最も難しい部分であるとも言えます。

患者が行う通常の手用歯ブラシによるブラッシングでは、歯冠部だけが磨けていて歯頸部や隣接部が磨けていない場合を大変多く見かけます。

また、歯周病で大切な歯頸部のブラッシング指導を行うと、上手く毛先が当たらなかったり、強いブラッシング圧による歯肉退縮やくさび状欠損を引き起こすなど、歯科医師や歯科衛生士は治療途中で悩むこともしばしばです。

重度に進行した歯周病では歯の欠損も多く見られ、ブリッジや有床義歯による補綴処置が行われている場合、ポンティック基底部や鉤歯の遠心面など、プラークコントロールを難しくする条件が口腔内に多数存在しています。

さらに、歯槽骨吸収により骨レベルが低下していることから、インプラン卜を含めた歯冠修復物の歯冠長は必然的に長くならざるを得ません。

そのため、補綴物の歯頸部がより根尖方向となり、患者自身によるブラッシングは非常に困難となります。さらに角化歯肉の減少や口腔前庭の狭小など、ブラッシングを困難にしたり、歯ブラシの毛先を当てにくくする条件は歯周病が進行した患者ほど多く見られるのが現状です(図3・4)。

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

確実で組織にやさしいプラーク除去センシティブブラシの活用

このように、歯周病患者の口腔内には、ブラッシングを困難にする条件が多く存在するなかで、患者個々の手先の器用さ、ブラッシング圧の差を考慮しながらプラークをいかに確実に除去してもらうかを考えた場合、私達が推奨しているのがソニッケアーによるプラークコントロールです。

特に高齢者では手の動きの円滑さに欠け、視力も低下している方が多く、ブラッシングはさらに難しくなりますので、ソニッケアーの「適所に当てるだけ」という簡便さと高いプラーク除去効果は、術者にとってもブラッシングを指導するうえでの利点となります。

そのため歯周外科処置やインプラン卜治療を行っている時期、メインテナンス期など、あらゆる時期に使用できるセンシティブブラシを活用しています( 図5〜7)。

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

ソニッケアーの歯ブラシの中で最も柔らかく、ソフトタッチで磨けるので、私達は外科処置後で上皮化の不完全な歯肉が敏感となっている部分にもセンシティブブラシによるブラッシング法を勧めています。

ソフトタッチであるという特徴は、知覚過敏症状のある患者や角化歯肉が喪失し、周囲が可動粘膜で固まれている部分にも応用可能で、患者は痛みを感じることなくブラッシングができ「歯肉がマッサージされているようで気持ちが良い」との感覚を持ちながら使用しているようです( 図8〜1 0)。

ソニッケアー ダイヤモンドクリーンの活用

歯冠長が長いクラウン、インプラン卜の上部構造が存在する部分では、歯頸部のブラッシングを意識するあまり粘膜を傷つけたり、歯冠形態によっては歯頸部が磨けない場合も多く、このような場合には、センシティブブラシのドーム型ブラシ表面を歯冠にフィッ卜するように置いてもらい、手用歯ブラシよりも短い時間で的確にプラークを除去することができます。高齢化がますます進む日本において、専門機関による歯周病ケアと家庭でのホームケアの果たす役割は大きく、メインテナンスによる健康な口腔環境を維持する上でプラークコントロールは大変重要となります。

「適所に当てるだけ」で、確実にプラーク除去できるというメリッ卜を活かし、口腔・全身の健康の維持のためにも、メインテナンスや口腔ケアに有効なソニッケアーの活用を推奨しています。




『ソニッケアーダイヤモンドクリーン』で、
歯の白さに磨きをかけて美人度120%アップ!

2012年7月20日

ここ数年で、ごく当たり前に行われるようになった歯のホワイトニング。でもクリニックでの施術は時間も費用もかかります。毎日の歯磨きで、白く輝く歯を目指しませんか? ソニッケアダイヤモンドクリーンは、歯の白さとお口の健康を考えた5つのモードを搭載。毎日朝晩歯磨きするだけで、あなたもきっと口元美人に。

選べる5つのモード


歯の隙間の奥の奥まで届く感覚1.クリーンモード(2分間)
歯垢をしっかり落とす通常に歯磨きに

2.ホワイトモード(2分30秒間)
ステインを除去し、歯に自然な白さをもたらす(2分ホワイト+30秒ポリッシュの動き)

3.ポリッシュモード(1分間)
歯を輝かせ、ツヤを出す

4.ガムケアーモード(3分間)
クリーンモード(2分)+歯と歯ぐきの境目磨き(1分)

5.センシティブモード(2分間)
敏感な歯と歯ぐきをやさしく磨くときに


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4.ウォーターピック waterpik

2013年2月8日

ウォーターピック

デンタルフロスに代わる、新たな口腔内洗浄のカタチ

毎分1200回の脈動水流で、口腔内を洗浄します。ジェットチップは、歯肉溝や浅いポケット、
ピックポケットチップは、歯肉縁下に効果的に作用します。


デンタルフロスが苦手な患者さんにもお勧め下さい。

ウォーターピック


ウォーターピック


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5.テレダイン社ソニックスーパーブラシ  


1999年当時販売の音波ブラシ
ソニックスーパーブラシ
「1分間に約3万回」の高速振動が、
歯垢やタバコのヤニを
剥離除去してくれる。


性能・使いやすさ


この数年で電動歯ブラシは一般化してきた。歯にこびりついた歯垢やヤニは手で磨くだけでは除去しにくいという認識が一般的になってきたからだろう。
電動歯ブラシには、ヘッドがくるくる回る「回転式」とヘッドが高速振動する「振動式」の2種類があるが、われわれがピカイチに選んでいるのは「振動式」である。強烈な高速振動の力によって、歯にこびりついたねばつく汚れ(歯垢)まで剥離してくれるからだ。
「振動式」のなかでは、テレダインウォーターピック社製の本品が今年もピカイチだった。テレダイン社は、電動歯フラシをはじめ、シャワーマッサージャーや浄水器の技術に定評あるメーカーである。
振動性能は「振動式」でも最大クラス。一分間にヘッドが3万回振動する。この高速振動で「歯の周辺に一種の真空状態をつくり、ブラシが届きにくい奥歯の裏側の汚れまで剥離できる」。


米・テレダインウォーターピック社ソニックスーパーブラシ

米・テレダインウォーターピック社
ソニックスーパーブラシ

性能使いやすさ

直径3.6×高さ28cm、ヘッド部/幅1.3×長さ約2.5cm、充電台/幅7×奥行8.5×高さ15cm、本体重さ約180g、材質:ABS樹脂、充電式、電源100V・50/60Hz、消費電力2W、コード長さ約130cm、ブラシ2本・スタンドつき、製造停止後の部品保有年数5年、アメリカ製



高速振動が奥歯の裏の汚れまではがし落す。高速振動が奥歯の裏の汚れまではがし落す。

毎分3万回の高速振動が一種の真空状態を作り、
ブラシが届かない部分の汚れまではがし落す。


ソニックスーパーブラシでは、磨いてみよう。
虫歯や歯周病を防ぐための歯磨きの原則は次の4つである。
@歯と歯ぐきの溝の汚れを落す。
A歯と歯の間の汚れを落す。
B奥歯の裏をきれいにする。
C歯の表面にこびりついた垢をはがす。
本品を使えば不器用な人でもこの4原則が実行できるはずだ。
まず、歯ぐきと歯の間にブラシヘッドを当て、しばらくじっと動かさない。毛先が回るのではなく「突き刺すように先端が振動する」ので、歯間に差し込まれたときの効果が大きい。歯と歯ぐきの溝や歯と歯の間の汚れをきれいにかきだしてくれる。
表面が終わったら、裏面も同様に磨く。所要時間は2〜4分。
手磨きでは届かない奥歯の裏側もきちんと磨ける。舌で触るとツルツルしているはずだ。この実感こそ、「1分3万回」の振動で奥歯の裏や歯のすき間にこびりついた汚れをはがし落としている証拠だ。
実感だけではない。信頼できる日米両国の大学のテスト結果を下に挙げた。歯の間にこびりついた歯垢やヤニが確実に除去されているのがわかる。
フル充電で通常使用した場合、約1週間使える。(皆川清勝)


使ってよかった
「磨いたあとの歯の表面のツルツル感は本当に爽快です。歯に当てているだけで歯と歯ぐきの間まで磨けてしまいます。いままでは歯肉炎気味で歯ぐきが腫れていましたが、これを使いだしてからは、腫れもやわらいできた感じです」(千葉県・足立明さん)


米・テレダインウォーターピック社ソニックスーパーブラシ 米・テレダインウォーターピック社ソニックスーパーブラシ 米・テレダインウォーターピック社ソニックスーパーブラシ
アラバマ州立大学75人4週間テスト。 タバコのヤニなどの沈着色素も除去(日本歯科大学テスト)。 除去しにくい雑菌を高速振動で破壊。(カンザスシティ大学テスト)
 
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6.インタープラーク

INTERPLAK
2012年3月

これは1980年代の
電動歯ブラシの中で最優秀なもの

インタープラーク
CLINICAL SUMMARIES

The innovative, patented technology
of the INTERPLAK(R) Instrument is unlike any other home oral hygiene device available.
A rack and gear mechanism individually rotates ten soft tufts of bristles at a speed of 4200 rpms.
Each tuft turns in the opposite direction of neighboring tufts.
After every 1 1/2 revolutions, the tufts reverse direction, allowing them to fully extend
and reach deep between teeth and under the gum line.
This unique , counter-rotational movement creates a concentrated cleaning action that
is unsurpassed in effective and consistent plaque removal.




「インタープラーク」が手による
ブラッシング法より優れていることを、
数々の臨床治験が立証しています。



(1)INTERPLAK(R)は、歯と歯肉との間および歯と歯のすき間を清掃する上で、手によるブラッシングよりも優れています。

インタープラーク

インタープラーク
本試験の目的は、INTERPLAK(R)の歯と歯肉との間および歯と歯のすき間の歯垢を除去する有効性を手によるブラッシング法と比較して調べることであった。
【出典】「Compendium of Continuing Education in Dentistry,Supplement No.6,1985」に発表。本試験は、Jeremy J. Youngblood(DDS),William J. Killoy (DDS,MS),John W. Love(DDS),Connie Drisko (DDS),(University of Missouri,Kansas City)が実施したものである。


(2)INTERPLAK(R)は歯に付着している歯垢の98.2%を除去します。

インタープラーク


本試験は、手用歯ブラシとINTERPLAK(R)の歯垢除去効果を比較するために企画されたものである。
【出典】「Compendium of Continuing Education in Dentistry,Supplement No.6,1985」に発表。本試験は、Eric J. Coontz(DDS,MS,Loyala University)が実施したものである。


(3)INTERPLAK(R)は歯肉炎を56%以上低減します。

インタープラーク


本試験の目的は、INTERPLAK(R)の歯肉炎低減効果を従来の歯ブラシ+デンタル・フロスと比較して調べることであった。
【出典】「Clinical Assessment of the INTERPLAK(R) Versus A Conventional Brush Plus Floss」と題する未発表試験、実施者John Love (DDS)およびWilliam J. Killoy(DDS,MS),University of Missouri,Kansas.


(4)INTERPLAK(R)は歯肉出血を低減します。

インタープラーク

インタープラーク
本試験は、歯垢除去および歯肉状態の健康に対するINTERPLAK(R)および手によるブラッシング法の有効性を調べるために実施したものである。
【出典】「The Effectiveness of a Contra-Rotary Action Powered
Toothbrush and Conventional Toothbrush on Plaque
and Gingival Bleeding」と題する未発表試験。実施者William
J. Killoy (DDS,MS)およびJohn Love(DDS),University of Missouri,Kansas City.


(5)INTERPLAK(R)は、歯列矯正患者に対して手によるブラッシングよりも優れています。

インタープラーク


本試験の目的は、歯列矯正患者において歯垢を除去するINTERPLAK(R)の有効性を手用柔毛歯ブラシと比較することであった。
【出典】「Compendium of Continuing Education in Dentistry,Supplement No.6,1985」に発表。本試験は、David E. Long(DDS)およびWilliam J. Killoy(DDS)(University of Missouri,Kansas City)が実施したものである。


(6)INTERPLAK(R)は、歯列矯正患者の歯肉の健康状態を大幅に改善しました。

インタープラーク

本試験の目的は、1年間以上歯列矯正器を装用している患者で、明らかな歯肉の炎症/浮腫症状を呈している者に対する4週間にわたるINTERPLAK(R)の家庭での使用の効果を評価することであった。
【出典】「Compendium of Continuing Education in Dentistry,Supplement No.6,1985」に発表。本試験は、Samuel L. Yankell(PhD, RDH), Robert C. Emling (MS, EdD), Walter Cohen
(DDS)およびRobert Vanarsdallが実施したものである。



安全性と使い易さを追求した設計。

インタープラーク


歯垢を効果的に除去するためのハイテクノロジー。

インタープラーク


インタープラークの特長。

(1)1つ1つの毛束が最高毎分4,200回転し、
(2)それぞれ1.5回転毎に逆回転します。
(3)更に、隣り合った毛束は互いに反対方向に回転します。
(4)短い毛束は歯の表面を、長い毛束は歯と歯のすき間、歯と歯肉との間をブラッシングします。
(5)歯と歯のすき間にスムースに入り込むよう、毛束の先を山型にデザインしてあります。
(6)ブラシヘッドそのものは動きませんので、磨きたいところを正確にブラッシングてきます。
(7)直径0.1m/mの細くて柔らかいブラシ毛が、優しく歯ぐきをマッサージします。
(8)1本1本の毛先を丸くなめらかにしてありますので、歯や歯ぐきを傷つけません。
これらのユニークな特長により、INTERPLAK(R)は、歯周病の原因となる歯垢を無理なく確実に除去することができます。
 

各種電動歯ブラシ(インタープラークを含む)の
プラーク除去効果(1992レポート)

各種電動歯ブラシのプラーク除去効果

1992年
東京歯科大学歯科保存学第二講座
中川種昭ら(主任:山田了教授)

緒言

各種電動歯ブラシのプラーク除去効果歯周疾患の予防や治療に関し歯齦縁上のプラークコントロールは、その処置の成否を決定する重要な因子の1つである。最近、口腔清掃に対しての関心が高まり手用歯ブラシに加え電動歯ブラシが使用されるようになった。電動歯ブラシのプラーク除去効果に大きく影響を与える因子として毛先の動きが注目されており、種々の電動歯ブラシが開発されている。本研究は、この点を解明すべく動きの異なった電動歯ブラシのプラーク除去効果を調べ、手用歯ブラシとの比較検討を行った。

実験方法

被験者は、歯列不正および測定に支障を来すような修復物を認めない東京歯科大学学生10名とした。今回用いた各種歯ブラシの種類と振動条件を表1に示した。プラークの付着状態の評価にはO'LearyらのPlaque Control Record (以下PCR)を用いた。また量的評価を行うために、鈴木らの測定法(以下鈴木法)を準用し、被験歯は64/641 146/46の10歯とした。刷掃時間は3分間で、図1に示すような手順で約1週間毎に8回測定を行った。実験結果は実験前後の値から除去率を求め比較し、統計的検索にはWilcoxonの符号付き順位検定を用いた。

インタープラーク

インタープラーク

インタープラーク

インタープラーク

実験結果

各種歯ブラシにおけるプラーク除去率の比較においては、図2、3に示すようにINTERPLAK(R)が最も高く、PCR、鈴木法の両測定法において、手用歯ブラシと比較して約20%高い除去率を示した。円形植毛部反復回転式は次に高い除去率を示し、この2種類の電動歯ブラシが手用歯ブラシと比較して統計学的に有意に高いプラーク除去効果であった。図4に示すように、隣接面においてもINTERPLAK(R)が最も高い除去率を示し、円形植毛部反復回転式、スクラビング振動+毛束ユニット運動以外の電動歯ブラシ,手用歯ブラシに対し有意に高い除去率を示した。円形植毛部反復回転式の除去率は手用歯ブラシ、スクラビング振動2000回/分、微振動に対し有意差が認められた。

インタープラーク

結論

1. INTERPLAK(R)は手用歯ブラシ、他の電動歯ブラシと比較して統計学的に有意に高いプラーク除去効果を示した。とくに隣接面部、舌面部における刷掃効果が優れていた。
2.円形植毛部反復回転式も手用歯ブラシと比較してプラークの除去効果が優れていた。また、実験後のアンケートの結果、使用感、プラーク除去感ともに最も良好であった。
3.スクラビング振動+毛束ユニット運動、スクラビング振動、ローリング振動、微振動方式の各電動歯ブラシは、手用歯ブラシと同程度以上のプラーク除去効果を示した。
各種電動歯ブラシは、手用歯ブラシと同程度かそれ以上のプラーク除去率を示し、今後プラークコントロールの一手段として有効であることが示された。さらに、手用歯ブラシで効率よく刷掃できない患者に対し、またブラッシングに対して興味をもつ機会を与える上からも電動歯ブラシの使用は大きな意味をもつと考えられる。

 



電動歯ブラシのプラーク除去効果に関する研究(第2報)
各種電動歯ブラシのプラーク除去効果

平成4年9月18日受付
中川 種昭 島田 篤 宮下 博行 坂下 顕照 北村 秀和 大島 みどり 島 信博 角田 正健 山田 了

東京歯科大学歯科保存学第二講座
(主任:山田了教授)

要旨:本研究は,各種電動歯ブラシを用い,ヘッド部の動きの違いによるプラーク除去効果および手用歯ブラシとの比較検討を行った。被験者は東京歯科大学学生(平均23.6歳)10名とし,刷掃時間は3分とした。プラークの付着状態を各条件のブラッシング前後で比較した結果,毛束反復回転式の電動歯ブラシが最も高いプラーク除去効果を示し,特に隣接面部,舌面部において高い刷掃効果を示した。円形植毛部反復回転式も手用歯ブラシと比較して統計学的に有意に高い除去効果を示し,隣接面における刷掃効果も比較的高かった。他の電動歯ブラシも手用歯ブラシと同程度以上のプラークの除去効果を示した。本研究の結果,各種電動歯ブラシは手用歯ブラシと同程度かそれ以上のプラーク除去率を示し,プラークコントロールの一手段として有効であることが示唆された。


諸言

歯周疾患の予防や治療に関し歯齦縁上のプラークコントロールは,その処置の成否を決定する重要な因子の1つである。そして,その主体は歯ブラシによるブラッシングによるところが大きい。最近, 口腔清掃に対しての関心が高まり各種手用歯ブラシに加え電動歯ブラシが使用されるようになった。この電動歯ブラシにおいてプラークの除去効果に大きく影響を与える因子として毛先の動きが注目されており,動きの異なる電動歯ブラシが種々開発されている。しかし,電動歯ブラシによるブラッシングは手用歯ブラシと比較してプラーク除去効果に大きな差は認められないとする報告1-3)もある。一方ではその種類によってはより有効であるとの報告4-7)もある。そこで本研究は, この点を解明すべく動きの異なった電動歯ブラシを用いてそのプラーク除去効果を調べ,手用歯ブラシとの比較検討を行った。


実験方法

被験者は,歯列不正および測定に支障を来すような修復物を認めない東京歯科大学学生10名とした。本実験に用いた電動歯ブラシの種類と振動条件を表1に示した。今回用いた電動歯ブラシは,スクラビング振動とローリング振動についてはパワー歯ブラシ(R)(ナショナル,大阪)を用いた。スクラビング振動は回転数を3,000回/分,2,000回/分の2種類とし,ローリング振動は,2,000回/分とした。微振動方式(5,600回/分)のものはソラデント(R)(シケン,大阪)を用いた。また,植毛部が円形をしており70度で反復回転(2,800回/分)をするPLAKCONTROL(R)(ブラウン,Germany),植毛部の毛束が各々個別に1.5反復回転をする(3,900回/分)INTERPLAK(R)(ボシュロム,USA),植毛部がスクラビング振動をし, さらに毛束が1列ごとに交互に上下運動をするPERIODENT(R)(サンスター, 大阪)の計5種類の動きの異なる電動歯ブラシで実験を行った。プラークの測定は,歯齦縁部歯面へのプラークの付着の有無を検索するためにO'Learyら8)のPlaque control record (以
下PCR)を用いた。また量的評価を行うために,鈴木ら9)の測定法(以下鈴木法)を準用し,被験歯は歯列の10歯とした。すなわち,被験歯の頬舌側の近心,中央,遠心6点(計60部位)のプラークの歯齦縁からの距離を0.5mm単位で測定した。なお実験結果は,PCR,鈴木法ともに実験前後の値から除去率を求め,比較検討した。刷掃時間は,電動歯ブラシ,手用歯ブラシとも3分とした。

表1


実験の概要を図1に示した。測定日の2日前に被験者に対して全顎にわたるスケーリングおよびポリッシングを行い, プラーク0の状態にした。その際, 電動歯ブラシの使用方法を説明した。測定日前日よりブラッシングを中止させ,プラークを蓄積させた。実験開始前にプラークの付着状態を記録し,設定した各条件下でブラッシングを行った後,終了時のプラークの付着状態を記録した。その後7回同様の手順で測定を行った。被験者の学習効果を考慮して,各被験者には異なった順序で刷掃を行わせた。
各条件間,頬舌面と隣接面, 頬側と舌側,左右側のプラーク除去率の比較には,Wilcoxonの符号付き順位検定を用いた。

実験結果
図1
今回行った各種歯ブラシにおけるプラーク除去率を表2,図2, 3に示した。今回の被験者における手用歯ブラシのプラーク除去率は, PCRで40.2±11.2%,鈴木法で56.7±17.6% であった。各条件のプラーク除去率は毛束反復回転式のものが最も高く,PCR,鈴木法の両測定法において,手用歯ブラシの結果と比較して約20%高い除去率を示した。次いで円形植毛部反復回転式のものが高い除去率を示し, この2種類の電動歯ブラシが手用歯ブラシと比較して統計学的に有意に高いプラーク除去効果であった。スクラビング振動3,000回/分では有意差を認めなかったが,子用歯ブラシと比較して平均で約6% 高い除去率を示した。スクラビング振動2,000回/分, ローリング振動2,000回/分,微振動式は手用歯ブラシとほぼ同程度の除去率であった。スクラビング振動+毛束ユニット運動式のものは被験者によっては高い除去率を示した。しかし,被験者間でのばらつきが大きく平均値は手用歯ブラシと比べPCRで6.2%,鈴木法で10.2%高かったが,統計学的有意差は認められなかった。

表2


図2表3は,各種歯ブラシのPCRによるプラーク除去率を比較した結果である。毛束反復回転式は,手用および他の電動歯ブラシと比較して有意に高い除去率を示した。円形植毛部反復回転式は手用歯ブラシとスク
ラピング振動2,000回/分,ローリング振動2,000回/分に対して,有意に高い除去率を示した。スクラビング振動+毛束ユニット運動式は手用歯ブラシとは有意差は認められなかったが,スクラビング2,000回/分と微振動式に対して有意に高い除去率であった。また,スクラビング振動3,000回/分はスクラビング振動2,000回/分に対して有意に高い除去率を示した。
表4には,鈴木法による各条件間の比較を示した。
表5は,各種歯ブラシにおける頬舌面中央部と隣接面部におけるプラーク除去率を,図4は隣接面部の除去率を示したものである。頬舌側中央部においては平均値に差はあるものの手用歯ブラシと比較した場合全ての電動歯ブラシにおいて有意差はみられなかった。隣接面においては毛束反復回転式が最も高い除去率を示し,手用歯ブラシと比較して平均23.6%の差があり有意差を認めた。円形植毛部反復回転式は平均値で手用歯ブラシに比べ15.4%高い除去率を示し有意差を認めた。各種歯ブラシにおける隣接面部の除去率は頬舌面中央部に比べかなり低く,毛束反復回転式を除く他の歯ブラシにおいて有意差を認めた。

表6は,隣接面におけるプラーク除去率の各種歯ブラシ間の比較を示している。毛束反復回転式は,円形植毛部反復回転式, スクラビング振動+毛束ユニット運動方式以外の歯ブラシに対し有意に高い除去率を示した。円形植毛部反復回転式は手用歯ブラシ, スクラビング振動2,000回/分,微振動式に比し, スクラビング振動+毛束ユニット運動式は微振動式に対し有意に高い除去率を 
表7には頬側と舌側におけるプラーク除去率を示した。各条件において舌側の除去率は頬側に比べ低い値を示し,有意差を認めた。頬舌側それぞれにおいて,手用歯ブラシと各種電動歯ブラシの除去率を比較した結果、頬側においては毛束反復回転式,円形植毛部反復回転式が,舌側においては毛束反復回転式が手用歯ブラシと比較して有意に高い値であった。

表8は、左右側方歯群のプラーク除去率を比較した結果を示している。手用歯ブラシ,電動歯ブラシともに左右側のプラーク除去率に有意差は認められなかった。
実験終了後,電動歯ブラシの使用感とプラーク除去感について4段階評価で採点させ,最も良かったものを1つ選択させた結果を表9に示した。使用感, プラーク除去感ともに円形植毛部反復回転式が最も高い評価点数を示し,実際にプラーク除去効果の最も高かった毛束反復回転式は使用感, プラーク除去感は他の電動歯ブラシと同程度であった。

図3


表3


表4表5


表6


図4

考察

本研究は,動きの異なる電動歯ブラシ間でのプラーク除去効果の比較および手用歯ブラシ(スクラビング法)との比較検討を行った。被験者は,本実験に協力が得やすいこと,刷掃技術がある程度一定していることから東京歯科大学学生で臨床実習を行っている学生10名を被験者とした。著者ら10)は,先の報告で保存科医局員を被験者として,スクラビング方式の電動歯ブラシを用い同様の実験を行った結果, 回転数の違いでプラーク除去率が平均値で差は認められるが統計学的有意差は認められなかったことを示した。今回同一条件で行った結果,PCRによるプラーク除去率に有意差が認められた。医局員と学生のプラーク除去率(PCR)には手用歯ブラシで約13%の差があり,刷掃技術の差がある程度実験結果に影響を及ぼすことが明らかになった。今後は, 実験目的に適した被験者の選択をする必要があると考えている。

被験歯に関しては,今回は,歯列の10歯を採用した。Ramfjord 11)は,歯列の6歯を用いて疫学的に歯周疾患および口腔清掃状態を表現できると報告している。ブラッシングの場合, きき手によって左右側方歯列におけるプラーク除去率に差を生じる可能性があるといわれており, またデータの信頼性からも全顎の評価としての誤差を少なくするために10歯を採用した。左右側方歯群でのプラーク除去率の違いを検索したが,手用歯ブラシ,電動歯ブラシともに左右でのプラーク除去率には差はみられなかった。また, プラーク除去効果と深く関与していると考えられるブラッシング圧については,特に規定せず被験者にとって最も使用しやすい圧で行わせた。
刷掃時間は著者ら10)の先の報告により1分30秒の刷掃時間では,手用歯ブラシ,電動歯ブラシともに不十分であったため,本実験では3分間刷掃を行わせ,時間に関する要因は取り除いた。

表7


表8毛束反復回転式の電動歯ブラシは本実験では最も高いプラーク除去効果を示した。特に隣接面におけるプラーク除去効果が高く,舌側における刷掃効果においても優れていることが明らかになった。Baabら4)はこの方式の電動歯ブラシを用いて刷掃させた結果, プラークスコアーが76%から24% (除去率68%),手用歯プラシで76%から32% (除去率58%) になり有意差を認めたと報告している。我々の結果はそれぞれ除去率62.1%,40.2%であり手用歯ブラシにやや差がみられたが,電動歯ブラシの除去率はほぼ同じ結果であった。Coontzら6)は1週間毛束回転方式の歯ブラシを用い98%のプラークが除去されていたと報告しており, Baabら4)も2週間で90%以上のプラークが除去された状態になったと述べている。今回の我々の結果はPCRで62.1%,鈴木法で76.1% の除去率であった。この除去率の相違は,本研究で我々は何種類かの電動歯ブラシの除去効果を比較するために,学習効果を避ける目的で使用法の説明をした後の実験前の使用は短時間にしたため学習効果が低く,継続的な使用による彼らの結果と単純な比較はできない。今後,継続的な使用が刷掃効果に及ぽす影響を検討する必要があると考えている。

さらに,毛束反復回転式におけるプラーク除去効果に関して西川ら12)は,毛束回転式とスクラビング振動の電動歯ブラシのプラーク除去効果について比較し,刷掃時間1分では有意差を認めるが2分、3分になるとその除去効果に差は認められなかったと報告している。また,新井ら2)も数種類の電動歯ブラシを用いて3分間刷掃を行わせた結果,各種電動歯ブラシおよび手用歯ブラシ間の除去効果に統計学的有意差は認められなかったと報告している。一方佐藤ら7)は,今回の我々の実験結果と同様に毛束回転と手用歯ブラシにおいて毛束反復回転式のプラーク除去効果の方が優れていたと報告している。用いたプラーク指数や被験者の刷掃技術などの実験条件が同一ではなく単純な比較はできないが,従来の報告,今回の結果から毛束反復回転方式の電動歯ブラシは, プラーク除去効果に優れており,特に隣接面,舌面といった歯周炎好発部位における効果は他の歯ブラシに比べ大であるといえる。しかし,西川ら13)の報告や我々の実験後のアンケートの結果から,使用感,プラーク除去感が良いとはいえないなど今後改良の余地を含んでいるといえよう。

表9円形植毛部反復回転式は今回の結果では毛束反復回転式に次いで高い除去率を示した。新井ら2)はこの歯ブラシの植毛部が丸く1歯ずつにあてるように考案されているため歯ブラシがオーバーラップすることがないので多少除去率が低くなると述べている。この歯ブラシはヘッドの大きさが小さく,他の歯ブラシが3分間の刷掃時間で1 カ所に6〜7 秒間あてられるのに対し,この歯ブラシはその半分程度になるためと考えられる。しかし,今回の結果で手用歯ブラシと比較して全体の除去効果,隣接面における除去効果が有意に高かったことは,ヘッドが小さいことが今回の技術レベルの被験者に適していたと考えられる。 したがって,患者のブラッシング指導において刷掃技術に応じた歯ブラシの選択が大切である。 また,実験後のアンケー卜でも使用感,プラーク除去感とも今回使用した電動歯ブラシの中で最も良かったことはこの方式の大きな長所といえる。
スクラビング振動+毛束ユニット運動式の電動歯ブラシは手用歯ブラシと比較して有意差はみられなかったが,被験者によっては高い除去効果を示していた。ヘッド自体はスクラビング振動の動きをし,毛束の列が交互に上下に運動することで多方向への動きを表現している。振動は従来のものより緩やかで500回/分であり,ブラッシングによる歯周組織への為害性、歯牙の摩耗に対する配慮がされているようである。また, プラーク除去感は良好ではなかったが,実際には水準以上の刷掃効果を示していた。この歯ブラシの刷掃効果に関する報告は他に見あたらないため,今後も検討を必要とする。

今回用いた他の電動歯ブラシは手用歯ブラシと比較して同程度あるいはそれ以上のプラーク除去効果を示した。手用歯ブラシで効率よく刷掃できない患者に対し, またブラッシングに対して興味をもつ機会を与える上からも電動歯ブラシの使用は大きな意味を持つと考えられる。
今後,歯周病の予防のみならず,歯齦の炎症が強く,また歯根の露出していることが多い歯周病患者の口腔内に適した電動歯ブラシの種類,使用方法について検索していく必要があると考えている。


結論

毛先の動きの異なる5種類の電動歯ブラシを用い,そのプラーク除去効果および手用歯ブラシとの比較検討を行った結果,以下のようなことが示された。
1. 毛束反復回転式の電動歯ブラシは,手用歯ブラシ,他の電動歯ブラシと比較して統計学的に有意に高いプラーク除去効果を示した。特に隣接面部,舌面部における刷掃効果が優れていた。
2. 円形植毛部反復回転式の電動歯ブラシも手用歯ブラシと比較してプラークの除去効果が優れていた。
また,実験後のアンケートの結果,使用感,プラーク除去感ともに最も良好であった。
3 スクラビング振動+毛束ユニット運動, スクラビング振動,ローリング振動,微振動方式の電動歯ブラシは,手用歯ブラシと同程度以上のプラーク除去効果を示した。
各種電動歯ブラシは,手用歯ブラシと同程度かそれ以上のプラーク除去率を示し,今後プラークコントロールの一手段として有効であることが示された。




文献
1) 佐藤聡,阿部俊秀,司英理,兼坂ゆきの,阿部裕子,北谷修一,佐藤寿祐,扇正一,鴨井久一:電動歯ブラシと手用歯ブラシとにおける口腔清掃効果の比較について歯学, 79 :1187-1198,1992.
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