金属アレルギーの影響 |
アレルギーの恐れのある材料は
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金属アレルギーにはパラジウムに対して体がアレルギー反応を示すパラジウムアレルギーというものがあります。パラジウムは原子番号 46 の元素で、元素記号はPd。白金族元素の一つです。 金属アレルギーにはニッケルに対して体がアレルギー反応を示すニッケルアレルギーというものがあります。ニッケルは、原子番号は28、元素記号はNi、銀白色の金属で鉄族に分類されます。 ニッケルは、値段が安く、銀白色の光沢があって加工しやすい上にさびにくいため、さまざまなアクセサリーに使われています。特に金メッキの下地にニッケルが使用されることが多く、金メッキされているアクセサリーにはよくニッケルが使用されています。例えばイヤリングやネックレス、指輪、ブレスレット、メガネのフレームなどで使われています。また食器や台所で用いるステンレス鋼、めがねやワイシャツ、ブラジャーに用いる形状記憶合金、50円玉、100円玉、500円玉など身の回りでいろいろ使用されており、人が接触する機会が多い金属です。 金属アレルギーにはクロムに対して体がアレルギー反応を示すクロムアレルギーというものがあります。クロムは原子番号 24 の元素で、元素記号は Cr。クロム族元素の一つです。 クロムは安定した極めて錆びにくい無害の金属で、鉄との合金がステンレスです。家庭用品のメッキには殆どクロムメッキが用いられます。クロムは地球上の土中にクロム単体または三価クロムの形で広く存在し、また人間の体内に約2mg存在し、人体を構成する元素の一つでもあります。クロムの化合物は3価クロムと6価クロムが一般的に多く知られており、アレルギー性クロム皮膚炎を起こすのは、6価クロムです。 コバルトとニッケルとは化学的に近縁関係にある金属です。なので、コバルトアレルギーはニッケルアレルギーと同じ反応を示し、また交差反応があります。鉄より酸化されにくく、酸やアルカリにも強く、加工しやすいコバルトもまたニッケルと同様、生活環境に広く使用されています。磁性が強いコバルトは磁石に使用されることが多く、生産されるコバルトの約25%が磁石の製造に消費されています。 金は溶けにくい性質があるため、指輪やネックレスのように、 普通に皮膚に接触するくらいでは金アレルギーを起こすことはほとんどないと言われています。しかし、全く溶けないというのではなく、最近のピアスの流行で金による皮膚炎を起こすケースもあります。ピアスは皮膚に穴をあけるため、金と皮下組織が直接接触し、金が溶け出しやすくなり、金属イオンが体内に入りやすい条件がそろっているからです。 ちなみに、アクセサリーにホワイトゴールドという金属が使われることがありますが、これは金、ニッケル、銅、亜鉛などの成分による合金で、その表面にパラジウムやロジウムなどのメッキが施されています。純金(24K)が柔らかくて傷つきやすいため、他の金属、銀や銅、ニッケルなどを混ぜることが多いのです。 水銀アレルギー 金属アレルギーには水銀に対して体がアレルギー反応を示す水銀アレルギーというものがあります。水銀は原子番号80の元素で、元素記号はHg。12族に属し、典型元素で金属元素です。 水銀アレルギーとして代表的なものは、歯科材料としての銀アマルガム合金のアレルギーです。銀アマルガム合金は水銀(55%)と銀・スズ・銅などを錬和した金属になります。銀アマルガム合金のアレルギー症状としては口腔内の浮腫、潰瘍、口腔以外では湿疹、皮膚炎などです。 金属アレルギーには銀に対して体がアレルギー反応を示す銀アレルギーというものがあります。 銀は既知の金属の中で最も電気抵抗が低く、電気と熱を最もよく伝える金属で、エレクトロニクス産業で重宝されています。導電性の良い電線や、高周波を扱う配線、コンピューター内の電気接点に使用されます。銀は古くから水の腐敗防止に利用されるほど強い抗菌作用があり、現在では浄水器などに使用されています。 金属アレルギーにはインジウムに対して体がアレルギー反応を示すインジウムアレルギーというものがあります。インジウムは原子番号 49 の元素、元素記号はInです。III族元素の一つであり、柔らかい銀白色の金属です。 インジウムアレルギーのアレルギー発症例は少ないですが、それでも全くないわけではなく、合金に微量添加されているインジウムに反応するアレルギー発症例が報告されています。インジウムは歯科材料に合金として多く用いられ、他にも万年筆のペン先、半導体、ハンダ、銀ロウ等、 インジウムは歯科治療で最も使用されている健康保険適応の金属である金銀パラジウム合金や同じく歯科治療で使用される健康保険適応の、銀を主成分とした銀合金に含まれています。現在の冶金技術では、金と白金の2種類のみでは歯科合金は作ることが出来ないとされており、含有せざるを得ない金属であります。病院でパッチテストにより金属イオンに対してのアレルギー反応の有無を確認することができます。 金属アレルギーにはチタンに対して体がアレルギー反応を示すチタンアレルギーというものがあります。但し、チタンアレルギーの発症例はまれで、非常に少ないです。 チタンは、原子番号22の元素。元素記号はTi。チタン族元素の一つで、金属光沢を持つ遷移元素です。チタンは、軽く、丈夫な金属です。またイオン化傾向が低く、水に溶け出しにくい性質をもっているために錆に強く、海水に腐食されにくい金属です。海水中では白金に次ぐ強さの耐食性を持っています。なので、冷戦時代には戦闘機や潜水艦など軍事用の乗り物に多く使用されていました。現在では発電所の復水器というパイプにも使用されています。 |
3.歯科用金属合金の除去による不定愁訴治療 〜こんなにも全身に影響する歯科材料〜
このような事例からみて、メタルのすべてが悪いとは言い切れません。 昔から、尊ばれてきた純金が、電磁波を中和するなんて、面白いですよね? また、「オールセラミック」といっても、歯に色を付けている成分は つまり、安易に「メタルフリー」を謳うのも、適切な歯科医療を提供するうえで、 「だから、なんなの?」と思われたならば、ここから先をお読みいただく必要はありません。 「より安全な治療を受けたい、お口の中にある金属を除去したい」 と思うならば、ここから先の話は重要です。 なぜなら、どの病院でも治らなかったアトピー性皮膚炎や不定愁訴を
クチコミや紹介で、不定愁訴や
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“これらの治療には医科で一般的に使われている
ステロイドは一切使用していません!”
ですから。
歯科治療は、まだまだ可能性を秘めたすばらしい医療です。
最近では、無呼吸症候群にも対応しています。