イギリス政府がビタミンDサプリメントを無償配布すると発表

参考:吉冨 信長 Facebookより
「イギリス政府がビタミンDサプリメントを無償配布すると発表」
イギリス政府がついに、一部の高齢者などを対象に、新型コロナ対策として、ビタミンDサプリメントを無償提供することを発表しています。
(The Guardian誌 2020-11-14より)
イギリスの保健大臣マット・ハンコック氏は、英国国立医療技術評価機構(Nice)と英国公衆衛生研究所にサンシャイン栄養素「ビタミンD」の使用に関するガイドラインを作成するよう指示したそうです。

 

これは非常に素晴らしいことで、政府主導でCovid-19に対してビタミンDという栄養素を推奨するというのは、先進国の中では初めてです。

 

さらに、イギリスにとっても、これがいかに衝撃的なニュースかというと、、、

 

ハンコック保健大臣は今まで、ビタミンDとCovid-19の関係については、否定的な立場でした。実際に、いまだに保健省の中でも、議論が続いているそうです。

 

ところが、世界中で「ビタミンDレベルが低いとコロナウイルスによる死亡リスクが高くなる」という多くの研究が発表されるようになり、現在イギリスで新型コロナ感染がいっそう広がる中、保健大臣も重い腰を上げ、ビタミンDによる予防と治療効果をようやく認めざるを得なくなったということです。

 

ハンコック保健大臣のこの英断は、スペインの臨床研究が決め手だったそうです。スペインの試験では、新型コロナ感染者に、高用量のビタミンDを投与したところ、死亡率を低下させた発表がされています。

 

以前、トランプ大統領も新型コロナに感染したときにビタミンDを摂取していたことは有名です。

 

一方で、日本の厚労省は、HPでも明記していますように、ビタミンDによる新型コロナの予防・治療効果はいまだに否定的で、「デマ」であると言い切っています。

 

これは非常に残念なことです。もちろん、慎重になることは同意しますが、「デマ」や「エビデンスがない」というのは、さすがに良くないのではないかと思います。

 

ということで、今後も、ますますビタミンDの議論は絶えません。

 

ちなみに、今から冬にかけて、紫外線量が一挙に低下していますので、日光浴をしても、さほど体内のビタミンD濃度は上がりません。

 

自分のビタミンD検査値を見ながら、上手にビタミンDサプリメント(2,000~4,000IU)を補給した方が良いかと思われます。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です