いい車の本革シートって、すごく座り心地がいいのだけど…軽自動車やコンパクトカーの座席と比べて、なぜ座り心地がいいのかしら。中身のスポンジの違い?そういう気がするだけ?

参考:Quora

Takashi Jun
回答日時:12月8日

本革シートもピンキリです。

大衆車の本革シートは合皮:PVC(ポリ塩化ビニル)ビニールシートと大差ないです。

そもそも質の悪い革に分厚く塗装をしてますからね。

高級車の本革シートは全く別物です。

「なめし」からして違うわけです。

英国者はコノリーレザー(昔のフェラーリも使ってます)

ベンツはナッパレザー、BMWはダコタレザーなどが有名です。

イタリア車はポルトローナ・フラウ社の本革を使ったりします。

※ちなみに本革シートと謳っていても、本革はメインだけで、サイドや裏側は安い革だったり合皮だったりすることがあります。(つまり見た目は同じということです。)しかし座ってみると違いは歴然…のはず…

参考サイト転載

他メーカーとプレミアムさが異なるベンツのナッパレザーとは?

抜粋>

ナッパレザーってどんな素材?

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「ナッパレザー」は高級車によく使われるレザー素材です。車好きの皆さんなら一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。

ナッパレザー(Nappa leather)のナッパは、ワインの産地としても大変有名なアメリカ・カリフォルニア州にあるナパ(Napa)が語源で、その地域の革加工業者で作られたレザーのことを指していました。

もともと羊皮、山羊皮を手袋、衣料用皮などに仕上げた柔らかい革のことで、現在ではクロムなめしをした柔軟な牛革もナッパレザーと呼ぶことが多いようです。

しなやかで柔らかい肌触り、そして手袋用としても重宝されていたように、耐久性も備わった素材です。

どんな車に使われている?

ナッパレザーは、さまざまな高級車に採用されています。メルセデスならAMGの特別仕様車など、意外なところではマツダCX-3の特別仕様車にも採用されています。

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もう一つ

参考サイト転載

英国製高級車の芳しき香り|コノリーが歩んできた140年の歴史 – ライブドアニュース

抜粋>

トリートメントの話が出たところで、コノリーレザーの作り方をちょっとおさらいしてみよう。北欧から調達された原皮は保存用の塩分や脂肪、毛をライムと硫化物の溶液で分解した後、専用のマシーナリーで削り取る。

銀面と床革に分け、銀面のみがコノリーレザーとなる。クローム・タンニン、ベジタブル・タンニンを経て染め、必要に応じてメーカー指定のエンボス加工を行う。この間要する時間は、1960年代までは手作業で約半年も要していたが、1990年代にはマシンの発達により2時間ほどに短縮された。

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参考サイト転載

イタリアの職人技を今に伝えるポルトローナ・フラウの最高級レザー、ペレ・フラウ|Mondo Alfa

抜粋>

最高級の牛革、ペレ・フラウ

イタリアの老舗家具ブランド、ポルトローナ・フラウ。100年以上にわたって築いてきた伝統を重んじながらも最先端の技術を用い、現代に則したデザインを積極的に取り入れる同ブランドのアイテムは、広い層の支持を得ている。

そんなブランドのぶれない姿勢、エレガントな曲線をもつデザインの美しさもさることながら、ポルトローナ・フラウのアイデンティティともいえるのが、同ブランドが誇る最高級の牛革だ。創業時より上質な革に対する強いこだわりを持ち、一人掛けのソファやアームチェアなどの家具を生み出してきた。そして、その輝かしい成功は「ペレ・フラウ」によって築き上げられたといっても過言ではない。

ポルトローナ・フラウでは、自らが手がける牛革を総称して「ペレ・フラウ」と呼んでいる。ペレはイタリア語で“革”を意味する。“フラウの革”というストレートなネーミングに、牛革に対するブランドの自信が見え隠れする。

そのポルトローナ・フラウが自動車業界にも参入したのは1980年代のこと。イタリア自動車メーカー、ランチアの内装デザインを手がけたのをきっかけに、その後、さまざまな高級車とタッグを組んでおり、現在、アルファ ロメオ ミトのシートにも「ペレ・フラウ」が採用されている。

やわらかさと発色を両立させる独自のカラーシステム

そもそもレザーの価値は、どのようにして決まるのだろうか。セールスマネージャーの朝倉祐樹氏に尋ねた。

「ベースとなる革の価値を決めるのは、その大きさと厚みです。牛は生きものですから、転ぶこと主あれば、虫に刺されたりもします。そういったことがないように、きちんと飼育管理されているところの革ほど価格も高額になります」

そのもともとの革の資質をもとに、なめし、染めなどの“技術”が施され、市場に出回るレザーが完成するのだ。

ポルトローナ・フラウが誇る「ペレ・フラウ」では、大切に育てられた3歳前後の仔牛の皮の中でも良質な部分だけを使用。その皮に20工程にも及ぶなめしを行うことで、他の追随を許さない、しなやかで、なめらかな革を作りあげている。

「ペレ・フラウ」にはいくつか種類があり、それぞれ異なる個性を持つ。その「ペレ・フラウ」の価値をさらに高め、ポルトローナ・フラウの代名詞ともなっているのが、96種類のカラーバリエーションを持つ「カラーシステム」だ。

「ブルーだけでもいくつもの選択肢があります。自分のアイデンティティを表現するには、さまざまなカラーバリエーションがあってしかるべきで、それを実現したのがこのカラーシステムです」

「そもそも革のやわらかさと、鮮やかな発色は、対象的な関係にあるんです」と朝倉さんは続ける。

革に顔料(色)を乗せることで革は厚みを増す。革は厚みが増すぶん汚れには強くなるが、やわらかさは損なわれてしまう。やわらかさを追求したければ、革本来のもつ自然な風合いを保持すればいいのだが、その相反する“やわらかさ”と“発色”を両立されているのが、「ペレ・フラウ」のカラーシステムというわけだ。美しい色を実現しながらも、うっとりとするほどやわらかい。

「じつはこれはイタリアで特許を取っている技術で、ブランドのなかでもごくわずかな人間だけが染め方を知っている、門外不出の技術なんです」

車の内装に求められる価値

よく、「本革は使い込めば使い込むほど味が出る」と言われるが、「すべての革が、味が出るわけではないんです。質の高い革でも、味が出ない種類もあります。革にはひとつひとつ特徴があり、手入れの仕方も異なります。拭くと伸びてしまうので、汚れても放っておいて革に浸透して薄くなっていくのを待ったほうがいい場合もあります」

着色する際に顔料を使わず、染料だけで仕上げるフルアニリン染めは、「革そのものの風合いがいちばん生かされている革です。毎日お座りいただければ、1ヵ月ほどで傷や汚れが味になっていきます」。しかし、車のシートに使う革は“味が出ない”革のほうがいいとされている。

「車はさまざまな環境で使われることが想定されますから、シートに使用する革は、日差しや摩擦に強く、色落ちのしにくい全天候型のものがいいんです。味はむしろ出ないほうがよく、しばらく使っても真新しく、清潔感が感じられるほうが好まれます」

そういった用途の違いもあり、メーカーによっても異なるが、多くの場合、車のシートには、通常販売している室内用のレザーとは異なるレザーを使用している。個々のニーズに柔軟に対応できることも、さまざまなジャンルの企業とのコラボレーションを成功させている要因のひとつといっていいだろう。

求められる革の質は用途に応じて異なるが、“やわらかさ”や“肌なじみの良さ”は、あらゆるシチュエーションで共通して必要とされる要素だ。車のシートを作る際には曲線を表現することが必要になるが、「革がやわらかくないときれいな曲線は描けません」

「アルファ ロメオをはじめ、さまざまなブランドとのコラボレーションにより、私どもの技術も向上していると自負しています。また、コラボレーションをきっかけに、ポルトローナ・フラウという存在、そして、ぜひ本物の革の良さを知っていただければうれしいですね」

ポルトローナ・フラウと、アルファ ロメオは、100年以上前ともにイタリアで創業した。家具と車と扱うものは異なるが、いずれも伝統と革新を重んじており、2つのブランドのコラボレーションは「タイムレス・エレガンス」を体現し、それぞれのブランドが誇る巧みな職人技やものづくりを今に、そして未来へと伝える。

歴史に裏付けされた「豊かさ」、洗練されていながら、どこか遊び心を感じさせる「美意識」――。イタリアの老舗ブランドが作りあげるめくるめく恍惚に身を委ねる――、コラボレーションを通じて、そんな至福を味わってみてはいかがだろうか。

 

Hiro Otake, ロサンゼルス在住(1988年~現在)
回答日時:12月8日

メーカーにもよりますが、業界でも“良いシート”は大別して2種類に分かれます、一つはフランス車のホールドはそれほどでは有りませんがその座り心地のよさは何時間座っていても、その形状とファブリックの柔軟性と通気性のよさでまるでしつらえた様な信じられない位のリラックス感です。

もう一つはドイツ系の車両に使われているシートです、ドイツには“RECARO社”の様なシート専門に研究開発している会社が有りBMW、ポルシェ、ワーゲンなどのメーカーはこのシートメーカーが各社に合う様に改良したシートをライセンス生産しているかそのまま購入しています。

メルセデス・ベンツは自社開発ですが開発担当部署は他社と比較してかなりの人員を割いていると思います。

ご質問の何故自動車やコンパクトカーの座席に比べて― については日本車の自社開発のシートでレカロシートの一番安いモデルにも敵うシートは皆無と言っても過言ではないと思います、私の知る限り有りません、数百人の技術者と医療従事者を雇ってシートを開発する予算が出ない為です、その上にそれらを作る上で絶対に必要な時間を掛けて積み上げられた基礎研究自体が無いに等しいからだと思います。

本革のシートがヨーロッパ車などに良く採用されていますが、それはあくまで“人が触る部分に限って”の仕様になっており残りの部分は人工皮です、驚かれるかも知れませんが恐らく街中で見掛ける高級車の殆どは皮に見えるこの人工革(メルセデスはMBTEX,BMWはLetherlatteなど)で出来ています、これは見た目は殆ど同じで車両の販売価格が数十万円も安くなるからです、しかし本当の革製と違い“汗を吸わない”、“消臭効果がない”などの実質的な部分では比較にならない違いが有ります。

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