ある歯科医師の話を聞いて驚きました。なぜなら、その歯科医師は、このようにおっしゃったからです。
「歯列不正、顎関節症、咬合不全、呼吸不全の原因は、たった1つです」
「また、その原因は、たった1つの治療法で改善できます」
「しかも、矯正は、スピーディに良い結果がだせます」
先生もご存じのとおり、歯列不正、顎関節症、 咬合不全、呼吸不全は、治療がとても難しいケースです。 顎関節症1つをとっても、たくさんの治療技術が提唱されており、まだ、これと言った治療法は確立できていません。 しかし、彼は、この治療技術を使い、下記のような治療結果を得たといいます…
- どの歯科医院でも治らなかった、顎関節の痛みを1日で改善(60歳男性)
- 20年悩んでいた顎関節の痛みを1日で改善(50歳女性)
- スピーディに、特定の歯を正常な位置に戻す
- スピーディに、男児(8歳)のオープンバイトを改善
- スピーディに、上顎骨と下顎枝劣成長を改善
なぜ、たった1つの原因改善で、歯列矯正、顎関節症、咬合不全、呼吸不全が改善するのか?
その理由について、牛嶋先生はおっしゃいます。歯列不正、顎関節症、咬合不全、呼吸不全の原因は「咬合成長不全」にあると。
「咬合成長不全」とは何か?
それは、子供から成人への成長期に顎骨が成長しきれていない状態とのこと。
今から30年以上前。小学校の校医をしていたとき、牛嶋先生はあることにショックを受けます。それは、あまりに歯列不全の児童が多いこと。 これだけ多くいるということは、歯列不全が病気なのか? それとも、人類における必然の変化なのか? このような疑問にぶつかり、牛嶋先生は、人の進化と歯牙の変化における関連性を研究し始めます。
そして、長年の研究結果により、牛嶋先生は、ある結論にたどりつきます。それは、歯列不全、顎関節症、咬合不全、呼吸不全の原因が同じであること。顎成長不全こそが、歯列不全、顎関節症、咬合不全、呼吸不全の原因であることを発見したのです。
この発見をもとに、牛嶋先生は、顎成長不全を改善するための診断法、治療法を研究し、日常臨床で実践し続けます。その結果、完成したのが今回の「新治療法」なのです。
具体的に、どんな治療技術か?
なぜ、シンプルな方法で、スピーディに顎関節症、咬合不全、呼吸不全が改善するのか? その秘訣は、顎の成長の不足分(咬合不全)を補う、独自の治療法にありました。例えばこちらをご覧ください。
これは、BUC(バイトアップキャップ)、BUP(バイトアッププレート)と呼ぶ治療ツール。口腔内に装着することで、顎の成長の不足分を補え、改善できます。 BUCを使うことで、顎成長不全を治し、下記の結果をだすことに成功されています。
■ケース2
20年以上、顎関節の痛みに悩み、10軒以上の歯科医院でも治らなかった痛みを1日で改善(50歳女性)
※さらに、この症例では、矯正装置を使わず、特定の歯を正常な位置へ戻すことに成功
■ケース3
オープンバイトの8歳男児を改善
この治療法は、
こんなメリットがあります
- 歯列不正、顎関節症、咬合不全、呼吸不全を、 1つの原因(顎成長不全)に特定することで 本来難しい、これら4つの症例を、もっと簡単に治療できる。
- 患者さんの経済的な負担、 時間的な負担を減らせるので、多くの患者さんに喜ばれる。
- 歯列不正、顎関節症、咬合不全、呼吸不全において、 簡単な診断と、スピーディな治療が可能になる。
百聞は一見に如かず
今回の治療法は、具体的にどのような理論に基づいているのか? どのような診断をするのか? どのようなステップで治療を進めるのか?
基礎理論
- 顎成長不全の考え方
- なぜ、症例別で治療法を分ける必要がないのか?
- 遺伝的に考える、口腔内の異常と正常
- 解剖学について心得ておくべきこと
- 放射線画像分析の利点と欠点
- 機能解剖学の利点と欠点
- 経験の浅い先生が、取り組むべきケースとは?
診断手順(7ステップにおける、正常と異常の判断)
- 全身の状態
- 顔貌の状態
- 口腔内診断
- CTレントゲン診断
- スタディーモデル(SM)
- 咬合器による診断
- スライド=写真
治療の進め方
- 問診
- 資料集め
- 開口診断
- 診断結果を患者さんに説明する
- 患者さんに治療法を選んでもらう
- 治療開始~BUC または BUPをセット~
- 経過観察
- 補綴
診断に対する処方
- I型(平行型)の場合は、どのような治療が必要か?
- II型 蝶番型(回転型)の場合は、どのような治療が必要か?
- I型とII型の混合は、どのような治療が必要か?
- III型(後退型)は、どのような治療が必要か?
- 反対咬合は、どのような治療が必要か?
- チューイングガム法
- 矯正装置を使わない歯列不正の矯正法
予防矯正
- どうすれば、小児の顎不全症を予防できるか?
- 人類の進化からみた歯の変化、筋肉の変化
- 予防矯正の必要性
- 予防矯正とは?
- 歯科的な予防矯正とは?
- 新生児には、どのような予防治療が必要か?
- 子供の顎不全症を発生させる、間違えた食事方法
- 乳歯列のディープバイトを防ぐ方法
- 乳歯のディープバイトや反対咬合を矯正する方法
- 予防矯正の要点(適切な時期と治療法とは?)
- 症例(オープンバイトを治したケース)
- 症例(上顎骨と下顎枝劣成長を治したケース)
また、歯列不正を改善しようと思えば、本来は、矯正専門医か矯正治療が得意なGPしか手だしできません。矯正の治療費用は高いため、治療を諦めるしかない患者さんもいらっしゃいます。 ですが、今回の新治療法があれば、安価で、経済的負担を少なく、入れ歯を使っていても、スピーディに歯列不正を改善できるようになります。