参考:読売新聞 地域 2021年7月27日 (火)配信
新型コロナウイルスのワクチン接種について、20、30歳代の女性の約6割が消極的な傾向にあるとの調査結果を国際医療福祉大などの研究チームがまとめた。「副反応への心配」を理由に挙げる人が多くみられました。
チームは13~15日に首都圏1都3県で20~60歳代の男女を対象にインターネットでアンケートし、3129人から回答を得ました。
全体で見ると、「できるだけ早く接種したい・すでに1回以上接種した」と答えた人が57・3%と最も多かったです。続いて、「もう少し様子を見たい」(23・8%)、「あまり接種したいとは思わない」(8・4%)、「接種したくない」(8・6%)などでした。
年代、男女別で、「もう少し様子を見たい」「あまり接種したくない」といった消極回答の合計を比較すると、男性より女性の方が割合が高かったです。20歳代女性が58・7%、30歳代女性は57・7%だった。接種に消極的な理由は、7割以上が「副反応が心配だから」と答えました。
チームの和田耕治教授(公衆衛生学)は「若い人も接種できるようになるまで数か月かかりそうだ。その間に、情報提供を丁寧に行うべきだ」としています。