参考：12月18日(月) 19時00分～20時00分/6ch TBS

密着血圧24時！冬の突然死に要注意SP

　今月8日に亡くなった野村沙知代さん、原因は「虚血性心不全」。年間約10万人が同様に突然死を起こしています。突然死の大きな原因のひとつは高血圧だと考えられ、血圧を制御すれば突然死を防ぐことが出来ます。今回は芸能人を24時間観察し、いつどこで血圧が上昇するのかを徹底調査しました。

睡眠時の？？？が血管をキズつける

　グルメリポーター彦摩呂さんもデビュー当時は58kgでしたが今では126kg。最近では健康に気を使っており、平常時の血圧は122と正常値。日常生活の血圧を小型血圧計でチェックします。朝起きたら先ずお風呂へ向かいますが暖房のない脱衣所で血圧が急上昇、その後犬の散歩を行い帰宅するとお手製のヘルシーメニューで朝食。お昼は楽屋にあった唐揚げ弁当を10分で完食しすぐに睡眠。睡眠時に無呼吸状態を繰り返しました。仕事を終えホテルで就寝。

　仕事を終え、ホテルで眠りにつく彦摩呂さん。睡眠時に呼吸が停止すると安定時には103だった血圧が153まで上昇、このあとも1時間に12回無呼吸状態となり血圧上昇を繰り返しました。睡眠時無呼吸状態による血圧上昇の危険性とは？

突然死が起こりやすい第1位？？？

　彦摩呂は「あんなに息が止まっているとは知らなかった」と話しました。睡眠時に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上起こると無呼吸症候群の診断がされ、突然死の発生状況第1位は就寝中に発生しています。通常の就寝時は心拍数が低く血圧も下がりますが、睡眠時無呼吸の発作を繰り返すと血圧の急上昇・急降下が起き血管が傷付けられ、脳卒中や心筋梗塞の引き金になる可能性が高まります。また仰向けで寝ると下の付け根などが気道に落ち込み空気の通り道を塞いでしまうので、横向きで寝ると舌が落ち込みにくくなります。

モーニングサージ 朝風呂が危ない！

　朝風呂は名医全員がダメとジャッジ。突然死発生状況の第1位は「就寝中」で第2位は「入浴中」。池谷敏郎医師は入浴中に亡くなる人は交通事故の4倍と話し、起床から1時間～1時間半はモーニングサージという血圧が高まる傾向があり、その状態でお風呂に入ると血管事故が起こりやすくなります。また朝のジョギングも身体によくないため、起床して水分補給を行ってから2～3時間後に行うことが良いです。

高血圧予防 名医が実践 朝食に？？？

　血圧上昇を抑えるフルーツは「キウイフルーツ」。池谷医師は「キウイは糖質の含有量が少なく、糖質の少ないフルーツを習慣的に食べる人は脳卒中や心筋梗塞のリスクが低く出来る。1日2つ食べることで効果がある」と話しました。

血圧上昇を予防するドリンク ？？？トマトジュース

　冷たい刺激が血圧を急上昇させやすいので寒い環境下での冷たい飲み物の摂取はよくありません。池谷医師は朝一で飲んでほしいものとしてホットトマトジュースを紹介。無縁トマトジュースをレンジで2分温めオリーブオイルとレモンを加え完成します。トマトにはたかぶった神経を鎮め長期的に血圧を下げる働きのあるギャバが含まれており、血管の収縮を抑えてくれます。

？？？を完食したら血圧198に上昇！

　南美希子さんは10月の放送で山椒の大量摂取や、バターをそのまま食べるなど編食生活が明らかになりました。南さんは寝起きすぐに約6kmの散歩を行い、途中コンビニでアイスコーヒーを購入。冷たいコーヒーが大好きでコーヒーを飲まないと1日が始まらないと話します。アイスコーヒーの影響か血圧が161まで上昇しました。昼食には温かい蕎麦に大量の七味を投入。汁まで完食し血圧は198まで上昇しました。

　唐辛子の絡み成分は痛みの神経を刺激するため血圧が上がりますが、問題はソバつゆまで完飲することで塩分の過剰摂取になります。食塩の摂取目安量は一般の人で1日8g、高血圧の人で6gとなっています。塩分を摂り過ぎると血液中の塩分濃度が高まり、血液に大量の水分が取り込まれ血液量が増え心臓への負担が大きくなります。

車の？？？が多いと血圧が乱高下

　鈴木宗男さんの1日に密着。車で移動し目的地に到着、すぐさま室内に入り仕事を始めました。21度の車内では132だった血圧が外気温3度の外に出ると168まで上昇し、23度の室内に入り135まで減少。わずか約90秒の間に血圧が急上昇・急降下をしていた。その後事務所でセミナーの資料作りを行い、セミナー会場へ向かう途中で時間があるということで病院に立ち寄り知人を見舞いにやってきました。その後セミナー会場へ向かい、講演を行いました。外気温は常に0～3度で血圧は車を出るたびに急上昇していました。

　鈴木さんの心臓の冠状動脈に石灰化していることが発覚。石灰化とはカルシウムが沈着し血管を細めることで突然死のリスクが高くなります。

突然死が多い性格 せっかち 怒りっぽい

　突然死が多い性格には「せっかち」「怒りっぽい」「競争心が強い」「積極的」などが挙げられます。このような行動パターンの人はオーバーワークになりやすく興奮状態になりやすいです。

朝のゴミ出し要注意！ 急上昇対策に？？？体操

　暖かい室内から寒い屋外に出ると血管が縮まり、心臓周りの冠動脈が縮まると狭心症や心筋梗塞になりやすくなります。最近は朝のゴミ出しで何も羽織らずに出ると、短時間でも血圧は上昇・下降するため気をつける必要があります。

　朝のゴミ出しや新聞の回収などに血圧を急上昇させないための極意。たった30秒！血圧上昇を抑えるオネエ体操とは、寒いところ出るときに脇をこすり、体を温めてから外に出ると寒さが心地いい状態になります。このように体を暖めることで血圧の急上昇を抑えることが出来ます。

？？？が強いと血管にダメージ蓄積

　須田亜香里さんは第9回AKB選抜総選挙で6位にランクインし2年連続の神7入りを果たしました。26歳と若いため突然死には関係ないと思われますが、今年2月には18歳のアイドルが突然死しています。今回は普段の握手会での血圧を測定。握手会の女王と呼ばれる須田さんには大勢のファンが列を作り、握手会が進んでいきます。

　須田さんの普段の握手会での血圧を測定。約60人と握手をしたところで血圧が133まで上昇し、落ち込んでいるファンの対応をしたときには157まで上昇しました。一人で昼食を取っているときにメンバーが近くに来ると血圧が上昇。

原因は責任感 血管を守る対策は？？

　森田豊医師は「自分ではストレスを感じなくても心身ともにストレスを感じている可能性があるので、あまり人に気を遣わないことも大切でこの生活を続けると血管事故になる可能性が高い」などと話します。ストレスによる血圧上昇の予防法はドラマや映画を見て大声を出して涙を流すこと。神経のたかぶりを抑え眠りにつくときのようなリラックス状態になれます。

　握手会では須田さんだけでなくお客さんも血圧が上昇しており、これは血管年齢が若返る体に良いこと。高揚してたかぶる高血圧は血管を若返らせる一酸化炭素が分泌されます。一酸化炭素は血管拡張作用を持つガスで血管を若返らせます。

運転中の？？？で血圧が急上昇！

　ほんこんさんは舞台で座長を務め、飲食店をプロデュースするなど多忙な毎日を過ごしています。朝からサーフィンを行い3時間以上海の中に入り、血圧は160まで上昇しました。仕事へ向かう運転中は周囲へのイライラから血圧が156まで上昇。夜は自身がプロデュースする店をチェックしここでもイライラし、血圧は169まで上昇しました。その後後輩芸人たちとの飲み会で血圧は170まで上昇、弊店まで4時間飲み続けました。

　車の運転は血管に負担をかけることが多く30～40kmの通常運転でも約25上昇すると言われ、その中でイライラや急な追い越しを行うとさらに上昇してしまいます。交通事故死した運転手の約8％は「突然死」が原因となっています。先月16日に鶴ひろみさんが運転中に大動脈剥離を引き起こし突然死しました。