発酵なし!オーブンに入れるまで15分!朝食やおやつにグルテンフリーの『まるぱん』の作り方
毎日の朝食、何を食べていますか?朝は必ずパン!という方も多いのではないでしょうか。「本当はごはんがいいんだけどパン食をやめられないんだよね。」というのはよく聞くお話です。
だったら毎日食べるのには無添加の、出来ればご家庭で作ったパンを食べることが身体にとっては一番いいですよね。
あなたはホームベーカリー派?それとも手ごね派?
パンを手作りしたい!と思うけれど、酵母を起こしたり、発酵時間を気にしたり、捏ねたりするのは、ぱん初心者にとってかなり面倒な仕事。いつもはホームベーカリー派の方にも、ぱん作り初心者の方にもお勧めしたいのが、酵母をおこしたり発酵時間するを気にする必要が全くない、気軽に作れるグルテンフリーの『まるぱん』!
『まるぱん』ってどんなパン?
- 材料をボールに入れてまとめたら、くるくると丸めて焼くだけ。
- 発酵時間なし!オーブンに入れるまで15分で出来てしまう。
- バターや卵・牛乳などの乳製品も白砂糖も一切使用なし。
- 米粉を使用しているので、グルテンフリー!小麦アレルギーの方でも気軽に食べられる。
- 半分は玄米ごはんで出来ているので、ぱんながらごはんを食べられ、栄養価が高く食物繊維も豊富。
- 豆乳ベースだからミルクのような優しい味わいで、離乳食期のお子様から高齢の方までどなたにも食べやすい。
あつあつの作りたても美味しいけれど、時間が経って味が馴染んだまるぱんもさらに美味しい。ごはんがパンになるの?!と信じられないでしょうが、ぱんになるから不思議ですよね。 この手軽さと美味しさは一度作ると何度でも作りたくなりますよ。
かわいらしく丸めて、作る楽しみをもらえる『まるぱん』
イーストで作ったふわふわのパンよりも、手ごねで作った酵母パンのような、どこか味わい深いパンに仕上がるのは、玄米ごはんのおかげ。豆乳をいれてミルクのような優しい風味と柔らかさ。おかゆにしなくても残りご飯をざっくりとつぶしてふっくら仕上がる。
自動で作ってくれるホームベーカリーもいいけど、かわいらしく丸めて作る楽しみをもらえる『まるぱん』を是非作ってみて。お客様が家に来た時にもちょっとしたおやつとして用意しておくと喜ばれますよ。
発酵時間なし!簡単焼くまで15分!朝食やおやつにグルテンフリーの『まるぱん』の作り方
材料:4つ分
- 米粉 ・・・100g
- 無農薬の玄米ごはん(白米でもOK)・・・110g
- 無調整豆乳 ・・・110g
- 塩 ・・・2つまみ
風味付け(なくてもOK)
- 白胡麻ペースト・・・8g
- オーガニックの甜菜糖 ・・・・2g
1、全ての材料をボールに入れ、混ぜ合わせる。この時に、コップの底やマッシャーなどを使って玄米をざっとすりつぶすようにして混ぜるのがポイント。
こうすることで半分に割ったときにごはんが入っているとは思えないパン仕様になります。 ご飯と豆乳ですりつぶしてから、米粉を少しずつ加えるとつぶしやすい。
2、好きな大きさにくるくると丸めて天板へ。写真は小さめの可愛らしい75gに丸めてあります。この時、手水を使うと丸めやすいです。
3、180度のオーブンで30分程焼く。膨張剤不使用なのに、焼いているとふくーっと膨れてきます。
酵母を加えてないから、白ごまペーストと甜菜糖で風味付け。ほんのり香る白ごまと甜菜糖の甘さがほっこりした気分に。
大きさや柔らかさは、自分好みに配合してみてくださいね。
病気療養食として摂り入れる場合やアレルギーの方には、油分が含まれる白ごまペーストや甜菜糖は入れずに、シンプルに味付けして。
黒胡麻の『まるぱん』の作り方
材料:4コ分
- プレーンの材料
- 黒胡麻・・・適量
1、プレーンの作り方を参考に全ての材料を混ぜ合わせて、プレーンの作り方の手順で焼く。
人参の『まるぱん』の作り方
材料:4コ分
- プレーンの材料
- 無農薬人参・・・適量
1、ニンジンを輪切りにして茹でたり蒸したりしたものを、ざっくりと潰す。みじん切りにしても、すり鉢ですり潰しても、すりおろしてもOK。
2、1とプレーンの全ての材料を混ぜ合わせて、プレーンの作り方の手順で焼く。
ざっくりと入れた人参の甘さがさらに美味しい!さらにふっくらと食べやすいパンになりますよ。実はこのパン、我が家で人気NO.1。栄養価もさらに高くなるので、ちょっと小腹が空いたときにもお勧めです。人参は一物全体、皮ごと食べられる有機野菜や無農薬のものを。皮の近くに栄養素がたっぷり詰まっています。人参の代わりに南瓜やサツマイモ、コーンも美味しい!
マクロビオティックで身体に優しいパンとして知られている「おかゆパン」をベースにした、米粉と玄米でもっと手軽に美味しく楽しめる『まるぱん』。
お粥を炊くのが面倒で・・という方や、お粥パンの味が苦手な方には、目から鱗が落ちるほど新鮮で美味しいと感じてもらえるはず!
『シンプルな味であること』が味覚や直感力を育てる。
現代の子どもたちは、あごの骨の成長期にあごが十分に発達せずに小さくなっている傾向にあります。
あごの骨の成長を促してあげたり、正しく言葉を発音するためには、乳歯の生えている時期からきちんとした食感や歯ごたえのある食べ物を、小さく噛み砕く習慣をつけておくことが大切です。
ご家庭で普段お子様が食べているパンやおやつはどんなものですか?白砂糖や添加物のたっぷり詰まったふわふわの菓子パンや、くちどけまろやかなチョコレートのかたまりではないですか?
今回ご紹介した『まるぱん』や、天然酵母を使った自然の甘味や素材をシンプルに味わえるぱんは、マクロビオティックでは中庸に近いぱんであり、離乳食期のお子様にも、あごの骨の成長を促すために無理せず噛むにはちょうど良いはず。
特に小さなお子様には「シンプルな味であること」が味覚を育てるためには大切です。
大人にとっても大切な判断を下す時期や直感力を養いたい時には、麻薬のようなお菓子や刺激のある食物は避けることで、ご自身がパワースポットとなり、力を発揮することが出来るのです。
夏の暑い時期には、玄米ごはんをぱんにすることでより食べ易くなり、食欲もどんどん沸いてきます。
是非美味しく作ってみてくださいね。
体に優しいごはんとおやつ料理研究家。 マクロビオティック講師。 シュタイナー教育での子育てを通じ、マクロビオティックの世界観の素晴らしさを学ぶ。 カフェやケータリングでの調理経験を通し、食による癒しの効果を実感。小田原で自然農の畑と子育てをしながら、料理教室を主宰。