重度フレイルだと術後死亡率高い

参考:pubmed 2019年12月18日 (水)

米国で非心臓外科手術を施行した退役軍人43万2828例のデータを用いて新たな手術侵襲スコアを開発し、フレイル、手術侵襲と死亡率の関連を評価しました。
 その結果、フレイルの術後30日死亡率は最低侵襲手術で1.55%、中等度侵襲手術で5.13%で、いずれも高リスク手術の定義によく用いられる死亡率1%を上回っていました。重度フレイルの術後30日死亡率は、最低侵襲手術後10.34%、中等度侵襲手術後18.74%とさらに高いものでした。フレイルおよび重度フレイルを併せて見ると、術後死亡率が90日時および180日時で上昇し続け、重度フレイルで中等度侵襲手術の術後180日死亡率が43.00%に達しました。

【原文を読む】
Shinall MC Jr, et al. Association of Preoperative Patient Frailty and Operative Stress With Postoperative Mortality. JAMA Surg. 2019 Nov 13. [Epub ahead of print]

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