参考:Quora
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6387192
Kato Eiji, 空家再生、民泊経営(2018年~現在)
回答日時:3月9日
あるでしょうね。
まず。
現在、人類が行っているコロナ検査は「咽頭または唾液」によるものです。
もちろん、大多数のコロナ感染者は咽頭または唾液にコロナウイルスを繁殖させてますので、「代数的な調査としては」これで目的を達せられるのですが。
「根絶」「最終解決」を目指す場合、それでは不十分です。
もし。感染者の100人中1名、または1000人中1名の割合で、体内の別の場所に長期間ウイルスを保菌するメカニズムがあったら、どうでしょうか。何が起きるでしょうか。
少なくとも、咽頭や唾液の検査からは逃れてしまうわけです。
または。
唾液から咽頭、そして肺に感染が移動するのと同様に。その後、例えば爪の中や腸内や目や耳や、臓器や皮膚の真皮など。身体の別の部分に移動して繁殖している、ということが絶対に無いと言えるかどうか。
一般的には、そんなレアケースなど、医療上の問題にはしません。特に、それが身体に何ら悪影響を及ぼさないときには、研究対象にすらなりません。
人類が研究するのは、あくまでも「肺炎」であり。
例えば、肺炎球菌が皮膚の上で繁殖してても、誰も気にしないのです。
しかし。
このコロナウイルスを真に撲滅しようとする時には。
そのレアケースが問題になってきます。台湾やNZで散発的に出る感染者の存在が、微かにそのレアケースの存在を疑わせます。あれだけ徹底して対策しているのに、何故、忘れた頃に数人の感染者が出るのでしょうか。
それはどこから来るのでしょうか。この社会の、一体どこに隠れているのでしょうか。
「ウイルスの、最後のとっておきの隠れ場所」の存在があるのかどうか。
これを調査するのには、すさまじい労力が必要となります。1万人に1件しか起きないレアケースを調べるのには、1万人の調査では到底足りません。
しかも外見的かつ臨床的に無症状であれば、調べる場所のヒントすらありません。
しかし。
その1万人に1件のレアケースが街を歩いて、ごくごく稀に散発的に感染を引き起こしている場合。
人類はそのレアケースを発見できるでしょうか。
私のような現実主義の悲観論者がコロナ撲滅は不可能だと諦観するのは、この「撲滅へのあまりに高いハードル」の存在です。
10人中9人を助けるのは可能でしょう。
100人中99人を助けるのは、何とか可能かもしれません。
しかし。100人中100人を助けるために、最後の1人のレアケースを潰しに行くのは。往々にして、100倍の労力では到底済まないのですね。
そして。
どう考えても、社会がその労力の負担に耐えられないだろうことは想像に難くありません。
皆さんの目には、既に自粛戦略が破綻した現実が横たわってます。
ここから。この社会に、「いるかどうかわからない最後のレアケースを見つけるために、これから3年間の徹底した行動制限を受け入れましょう」と呼びかけて、99.9%ぐらいの賛同者を得られるかどうか。
現実的に考えて、不可能だと思います。
結果。
緩やかな「コロナに対する諦観」が広まり。
まさかのブラジル大統領が大勝利という結末が、我々の未来に待ち受けているのです。
もうそこに落ち着くしかないですよ。
それが自然というものの、無慈悲な正体です。