自身のビデオで睡眠時無呼吸患者の治療遵守が高まる

参考:国際医学短信 2017年8月18日 (金)配信

CPAP装置の使用時間が向上

 睡眠時無呼吸患者に、睡眠中に息をしようともがく自分自身のビデオを見せることで、持続的気道陽圧法(CPAP)装置の使用遵守が向上することが、6月3~7日にボストンで開催された睡眠専門家協会(APSS)年次集会(SLEEP 2017)で報告されました。米国立ユダヤ医療研究センター(デンバー)のMark Aloia氏らによる研究、

 でも持続的気道陽圧法(CPAP)よりも、歯科のマウスピースタイプの方が簡便で、ずーっとつけていられるし、つけたまま、トイレにいけます。

 CPAP装置を持つ人の半数以上が、使用をやめてしまうといいます。Aloia氏らは、患者に疾患の切迫性を理解させる方法を模索していました。

 「息をしようとあえぎもがく自分自身の姿を見た睡眠時無呼吸患者は、何のビデオを見ていない患者よりも一晩あたりのCPAP装置使用が3時間長く、他の睡眠時無呼吸患者のビデオを見た人よりも約2.5時間長かった。患者の態度を変えるため、切迫性を実際に患者個人に意識させた」と、Aloia氏は述べています。

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