参考:m3.com編集部 2017年7月12日 (水)
下顎前方移動型の装置を弱く推奨
日本睡眠歯科学会はこのほど、「閉塞性睡眠時無呼吸症に対する口腔内装置に関する診療ガイドライン」の2017年改訂版(案)を学会ホームページで公開しました。口腔内装置の使用や下顎を前方移動させる口腔内装置(OA)の使用いずれについても、弱く推奨します。2017年7月24日締め切りで、電子メールで意見を募集しています。
2013年に刊行された同ガイドラインでは、クリニカルクエスチョン(CQ)として、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するOA治療の有用性を問う1問のみを設定し、グレード1B(強い推奨)としていました。2017年の改訂版案では、下顎を前に移動させるOAに関するCQが追加。OAで使用される装置の形態は多様ですが、日本では下顎を前方に移動させる一体型の装置が普及しており、学会として標準的な装置作成法を示す必要があるなかで、まずは前方移動型の装置を検証することになったといいます。
下顎を前方移動させるOAの推奨度はグレード2Bで、弱い推奨。エビデンスとなった論文では無呼吸低呼吸指数(AHI)を用いて検討していますが、AHIをどの程度重視するかは患者の重症度によって異なること、また長期間の使用によって咬合が変化することから、患者によっては選択しない可能性もあるためといいます。
Dr.堤より
ようやく、学会は、少し、マウスピースの効能を認め始めたね。
長期の使用で、の咬合の変化は、7年間定期観察では問題ない。ほとんど無視できる範囲だ。
ようやく、学会は、少し、マウスピースの効能を認め始めたね。
長期の使用で、の咬合の変化は、7年間定期観察では問題ない。ほとんど無視できる範囲だ。