肺を若返らせる“肺活”

参考:2018年5月8日 (火)配信 5月7日(月) 11時30分~11時54分/1ch NHK総合

【5月7日放送】ひるまえほっと 肺を若返らせる“肺活”

肺を若返らせる“肺活”

肺を若返らせる“肺活”を紹介します。国際医療福祉大学の奥仲医師の指導にて、深呼吸は吐く力が大事で、吐ききると空気は勝手に入ってくるとの事。

年齢で進む肺の機能低下

年齢で進む肺機能の低下についてグラフを用いて紹介しました。喫煙者は45歳を過ぎた頃から75%しか機能していないとの事。肺は「スポンジのような性質がラップで包まれているような臓器である事」「メッシュがどんどん割れてスカスカになって駄目になる事」「古いままにしておくと空気が溜まってしまうだけになる事」「壊れた肺の組織は2度と復活しない事」などを伝えました。

1日1分呼吸チェック

スタジオにて「1日1分 呼吸チェック」のやり方を紹介しました。首の筋肉が硬くなっている、肩が上下する、息を吸う時に胸が大きく広がらない、お腹があまり動かない、背中や腰に違和感、息を長く吐けない、小刻みで短い呼吸になっている、などとの事。

あなたの肺は?肺の元気度チェック

肺の元気度をチェックする事について奥仲医師は「肺年齢は同年代と比べてどの程度かを知る物で日本呼吸器学会が作りました」と解説しました。本庄アナウンサーが取材で計測、1秒間に吐き出す量で肺年齢が計測出来るとの事。結果は44歳、実際よりも+10歳の低下であったとの事。奥仲医師は「吸った空気を吐くのが大事、ちゃんとと吐けずに残ってしまうと空気が淀んでしまう」と解説しました。さらに「肺は風船のようであって、自身で膨らんだり縮んだりは出来ない、動かしているのは周囲の筋肉である肋間筋、横隔膜、腹筋、で成り立っています、これを鍛える事で肺年齢が若くなります」と解説しました。

“肺活”肩甲骨ストレッチ

今日のメニューは(1)肩甲骨ストレッチ(2)大胸筋トレーニング。まずは肩甲骨ストレッチの方法を紹介。肩甲骨ストレッチ(1)は肩甲骨を上げ下げするため、息を吸いながら両肩を上げ、一気に吐き出しながら両肩を下げます。横隔膜を動かすため胸の周りの筋肉を柔らかくするのだといいます。肩甲骨ストレッチ(2)は肩甲骨まわし。左右の指先を肩にのせて胸を張り、腕全体を前から後ろに5回まわします。5回ずつ3セットを1日に行うと良いです。肩甲骨ストレッチ(3)は肩甲骨伸ばし呼吸。両足を肩幅に開いて立ち、木の幹に両腕をまわすイメージ。口から10秒かけて息を吐きながらひざを軽く曲げておしりを引きます。両腕を伸ばし、肩甲骨も伸ばしさらにもう一息吐きます。体を起こして左にひねりながら10秒かけて息を吐きます。右も同様に行います。3セット行うと良いといいます。

“肺活”大胸筋トレーニング

大胸筋トレーニングを紹介。大胸筋を鍛えて姿勢をよくする事で肺の周りの筋肉を動きやすくする事が目的。専用器具でなくともゴムバンドやストッキングなどでも行う事が可能です。ゴムバンドなどの両端を手に持ち、両足を肩幅に開いて立ち、両腕を片野高さで水平に前に伸ばします。息を吸いながら両腕を左右に広げます。10回2セットを目安に行うと良いです。

肺を若返らせる“肺活”

 肺活トレーニングはとにかく継続し、息を吐く事を意識する事が大事。息を吐ききってしまえば吸う方は勝手に吸える、などとトークされました。

 今日は奥仲さんに肺を若返らせる方法を伺いましたが、改めて吐く事が大事だと伝え、鼻から息を吸い口は軽く閉じ、口角を左右に広げ唇の間から息を出す事を、エレベーターを待つ時間などに行うと肺活にいいと話しました。

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