結構な時間、飢餓ストレスを与えることができます。その結果いろいろな作用が身体の各所でおきます。
例えば短期では胃腸を休めることができますが、微妙に個人差がありますが期間によっては機能が退化気味になりだします。だから回復食は大事です。もちろん準備食も大事ですよ。
安全に飢餓ストレスを享受するには、糖分中心のエネルギーサイクルを円滑に切り替える必要があります。例えば円滑な脂肪酸や糖新生なんかを利用する準備運動ですかね。
これができないと生存する最低限のエネルギー確保の点でまずいです。
準備食には粘膜の潰瘍や出血を伴う可能性のある傷を治す側面と、身体のエネルギーサイクルの切り替えを促す準備期間という二つの側面があるわけです。
蛇足かもしれませんが、鍛錬としごきは似て非なるものです。
鍛錬もしごきも一応は目的が強くなることですが、しごきは結果的に強くなるといいなといった場当たり的な負荷のかけ方が多いようです。鍛錬は比較的成功体験に基づく訓練をいうようです。
これは鍛冶の現場としては、意味のある行動をとらないと同じ鎚をふるにしても成否がわかれる経験からくる使い分けなのかもしれません。
徒に断食をして失敗をした結果、酷い時は死に至るという意味においては同じかもしれないです。くれぐれも安易な思い付きで長期の断食などはしないでください。
また臨んで挑む断食は、回復食を終えるまでが断食です。けっして食べない期間だけをさす意味合いではないと思います。