健康的にやせやすい体を作る 6月4日放送

参考:6月04日(土) 11時30分~13時32分/7テレビ東京

主治医が見つかる診療所「最新最強ダイエット健康的にやせやすい体を作る」【6月4日放送】

オープニング

世の中には様々なダイエット法が氾濫していますが、今回は安全・カンタン・長続きの2つの画期的ダイエット法を紹介。以前の番組でだらしない食生活を披露していたザ・たっちの2人が、別々のダイエットに挑戦します。そしがや大蔵クリニック(世田谷区)で現在の体重・体脂肪をチェックすると、体脂肪率は30%以上の「アメリカ並の」肥満、BMIもともに32.1でした。

オープニングトーク

藤吉久美子は、女優は一生ダイエットをしている、いろんなものを取り入れてもこうなんですと話しました。内山信二は肥満が一番長生きするのではと話しましたが、秋津嘉男医師らは、BMIの標準値の上の方の人が長生きするという意味で、肥満の人が長生きではないと話しました。ザ・たっちのダイエット前の測定結果について岡部正医師は、内臓脂肪が増えると長寿ホルモン・アディポネクチンが減り、糖尿病・心筋梗塞・大腸がんになりやすくなると話しました。中山久徳医師は、BMIの値からは見事は肥満でこのままでは30代から関節障害になってしまい、寝たきりになってしまうと話しました。

1つ目のダイエット法は…

スタジオで、ザ・たっちが挑戦した1つ目のダイエット法は「8:16時間ダイエット」だと紹介。

時間内なら何を食べてもOK 8:16時間ダイエット

1つ目のダイエット法「8:16時間ダイエット」を、かたやま脳外科内科クリニック(北九州市)片山成二院長が紹介。4年前は今より10kgも重いぽっちゃり体型で、糖質制限ダイエットに挑戦したもののすぐにリバウンド。しかし、あるダイエットに出会って状況が一変したといいます…。

「8:16時間ダイエット」は、1日24時間を、食事をしてもよい8時間と食事をしない16時間に分けるという方法。基本的に8時間内なら何でも食べることができますが、あくまで暴飲暴食はNG。16時間かけ胃腸を休ませることで代謝がアップしやせることにつながるといいます。やがては動脈硬化や脳卒中の予防につながるとして、片山医師は自らのクリニックでこの方法を薦め、患者の女性・中尾さんも半年で約2kg減、ヒザの痛みもほとんど消えたといいます。

8:16時間ダイエット」を片山成二院長がザ・たっちに披露。8時間以内には何を食べてもいい、お酒もちょっとならいいなどとテレビ電話で説明しました。

8:16時間ダイエットについてスタジオの秋津医師らは、言い方を変えれば16時間の“プチ断食”、食べ物に対する執着の強い人ほど我慢しやすく長期続けられる、漢方の考え方でも腸を休めることで持続力が出てくる、普通も寝ている間は“断食”状態でそれより断食時間を延ばすという発想だと解説しました。

2つ目のダイエット法は…

スタジオで、ザ・たっちが挑戦した2つ目のダイエット法は「ローカーボダイエット」だと紹介しました。

脂はOK 緩やかな糖質制限 ローカーボダイエット

「ローカーボダイエット」を、名古屋逓信病院(名古屋市)中村了医師が紹介し、そのVTRをザ・たっちがチェック。中村医師も患者に薦めている方法で、炭水化物(カーボハイドレート)をゆるやかに制限(ロー)し、適切に調整することで安全で長続きすることを優先した方法。肉類は糖質をほぼ含まないため何を食べても良く、さらに唐揚げなどはどんどん食べたほうがいいといいます…。

 最大のポイントは「脂は悪」という概念を取り払うことで、炭水化物を減らしたぶんカロリーはとらないといけないため、動物性・植物性・魚の脂をバランスよく積極的にとっていきます。ただし揚げ物は衣の炭水化物に注意が必要。今回ザ・たっちは1日2食の炭水化物を制限する方法を実践します。

ザ・たっちが10日間ダイエット

「8:16時間ダイエット」と「ローカーボダイエット」をザ・たっちが別々に挑戦。くじびきの結果、たくやがローカーボ、かずやが8:16時間に挑戦すると決まりました。

ローカーボダイエットについてスタジオの姫野医師らは、今回は1日1食だけ糖質をとってもいいとなっていますが、徐々に糖質を減らすことで体が慣れてくるのでいい、糖質制限したかわりに何をとるかが大事だと解説しました。

10日間ダイエット初日

1日のうち2食の糖質を制限するローカーボダイエットのたくやは朝食をローカーボ食。一方、1日8時間以内に食事を行う8:16時間ダイエットのかずやはスタート時間を12時と決め、朝は食べませんが、必ず水分をとることが大切ということで水を飲みました。午前中は打ち合わせを行い、韓国料理「とん豚テジ 目黒店」でランチ。ローカーボのたくやは昼に炭水化物をとることにして純豆腐チゲ定食を注文、8:16時間のかずやはとん豚焼き肉定食を食べ始め、8時間の計測がスタート。その後はロケ仕事。午後6時、仕事を終えた2人だがローカーボのたくやは糖質制限、8:16時間のかずやは残り1時間半で夕食をとらないといけません。「手作り惣菜 するがや」でかずやは好きな惣菜を選び、たくやはローカーボかどうかの食品リストを見て、唐揚げの衣や調味料も考慮しながら多めの惣菜を選びました。

10日間ダイエット2日目

2日目もローカーボのたくやは糖質を抜いた朝食をとり、8:16時間のかずやは朝食を抜きました。その後2人は地方ロケで昼食は薬膳弁当、夕食はかずやの時間に合わせるため移動中にコンビニ弁当でした。

10日間ダイエット3日目

3日目もローカーボのたくやのみ朝食をとり、昼食は仕事先の弁当だが魚メインなものを選びました。夕食は「魚&炭焼 だん」でしたが、たくやは糖質を含むビール・日本酒・ワインなどはNG。8:16時間のかずやは炭水化物を追加注文しましたが、料理が届く前に8時間が経過してしまいました。

10日間ダイエット5日目

5日目は仕事が休みで、仲間と草野球。2人は朝の目覚めが良くなったり、お通じが良くなったりしている、ギャグのキレも良くなったと話しました。

10日間ダイエット6日目

6日目になると、これまで朝食抜きを続けてきた8:16時間のかずやがイライラし始めました。昼食はロケ現場で弁当、夕食は自宅でとりました。

10日間ダイエット7日目

7日目、朝食抜きを続けている8:16時間のかずやのイライラが続いていたため、片山医師に電話で相談。片山医師は、コーヒーに無塩バターを小さじ2杯程入れたバターコーヒーを飲めば空腹感を抑えられるとアドバイスしました。

10日間ダイエット8日目

朝食抜きを続けている8:16時間のかずやは8日目、アドバイス通り朝にバターコーヒーを飲み、空腹感を満たしていました。

10日間ダイエット9日目

9日目も8:16時間のかずやはバターコーヒーで朝食抜きの空腹をしのぎ、昼食は仕事場で弁当、夕食は自宅。ローカーボのたくやは1日1食だけ炭水化物をとるようにし、かずやは毎日朝食を抜きました。

10日間ダイエット10日目

「8:16時間ダイエット」と「ローカーボダイエット」を10日間、別々に挑戦したザ・たっちがそしがや大蔵クリニック(世田谷区)で血液検査を行いました。

驚きの結果が!

「8:16時間ダイエット」と「ローカーボダイエット」を10日間実践したザ・たっちは、それぞれ楽な点があったが、朝食抜きのときに隣で食べていたのはイライラしたと話しました。続いて8:16時間ダイエットに挑戦したかずやの体重・体脂肪をスタジオで測定。結果は体重-2.2kg減、体脂肪率-1.3%減となりました。血液検査結果も各項目で改善し、中でも中性脂肪は大幅に改善しました。岡部医師らは、頭が空腹を覚えたことが良かった、臓器を休ませるのはいい、バターコーヒーがエネルギーになって良かったと解説しました。さらにローカーボダイエットに挑戦したたくやも測定。結果は体重が-3.0kg減、体脂肪率は-2.0%減となりました。血液検査結果はコレステロール値・LH比は良くなりませんでしたが、中性脂肪は大幅改善でした。岡部医師らは、脂はいくらとってもいいといっても、続けるなら動物性・植物性・魚のバランスを考慮すべき、ダイエットには向き・不向きがあり体力に予備力がある場合は糖質制限のほうが長続きすると解説しました。

常識をくつがえす画期的ダイエット

画期的ダイエットはまだまだあります! 昭和50年のスーパー和食&誰でもカンタン筋膜リリース…。

昭和50年のスーパー和食

画期的ダイエット法を東北大学大学院(仙台市)都築毅農学博士が紹介。日本人のその年ごとの平均的な家庭料理のメニューと平均体重との関係を分析し、昭和50年ごろの家庭で食べられていた食事が無理なく長く続けられる健康的な料理だったといい、この頃の食事を「スーパー和食」と名付けたそうです。都築博士の自宅でもブリ大根、マカロニサラダなどのスーパー和食がメニューでした。ほぼ毎日魚をとり、揚げたりするより煮物にすることで魚の良質な脂をとります。またタマゴは良質なタンパク質やミネラルが含まれ、モズクは水溶性食物繊維が含まれます。味噌汁も栄養価が高い大豆タンパクが含まれます。スーパー和食について秋津医師は、ユネスコ無形文化遺産に登録された和食は健康にいいということで注目された、現代の食事は偏りがひどくなっていると話しました。そんな現代の食事にちょい足しするだけでスーパー和食に変えられる3つの食材があるといいます…。

スーパー和食について秋津医師は、現代の食事には根菜類・海藻類・手のひらに乗る魚・酢の物が足りなくなっているため、普段の食事にワカメの酢の物、キンピラゴボウ、干物などの小魚を足せばスーパー和食になると解説しました。

昭和50年代の家庭料理「スーパー和食」について秋津医師らは、昭和40年代は脱脂粉乳があるなど食生活が貧しかった。昭和60年代は洋食化しすぎ、その真ん中が程々にいろいろな料理が増えた頃だったと解説しました。

ここまでは食事に一工夫するダイエット法を紹介しましたが、ここからはお腹を引き締めて代謝をアップする「筋膜リリース」について紹介します。

全身を伸ばす筋膜リリース

広島国際大学(東広島市)で開かれた講習会に、各地から理学療法士が集まっていましたが、その講師を務めた首都大学東京竹井仁医学博士が「筋膜リリース」について紹介します。体を良い状態にするには筋膜を知っておくことが重要だといいます。ストレッチで筋肉を伸ばしてほぐすことで運動能力が高まり代謝もUPするといわれていますが、近年はそれぞれだけでなく全身を伸ばすことが大切とわかってきました。そもそも筋膜とは筋肉の外を覆ったりしている第二の骨格ともいわれる重要な組織。その筋膜を解放することで硬くなっていた部分の筋肉が動きやすくなり、力が回復し、全身の代謝が上がりダイエットにつながるといいます。

一部の筋膜がこわばってしまうとほかの筋肉の動きも悪化し、代謝が落ちてしまいます。こうしたこわばりは足を組むなど普段のクセで起きてしまうため、足を組み替えたりすることがこわばりを防ぐといいます。全身の筋膜をほぐす方法を紹介。机などで体重を支えながら体をL字に曲げ、肩・背中・もも裏をつなぐ筋膜を伸ばします。また右足と左手を前に出しヒザを少し曲げ、右手を斜め前に伸ばし、体を右に回すことを左右行います。

竹井仁医学博士がスタジオに登場し、「筋膜リリース」を解説。ダイエットには全身の代謝を良くするのが大事で、筋膜がほぐれると筋の力も強くなる、眠っていた力が発揮できるようになり、体操などをするとダイエット効果が上がるといいます。

 普段使わない肩甲骨をほぐすためストレッチと筋トレを兼ねた動作をします。無理はせず、気持いいところで止めるのがポイント。お腹のたるみを引き締めるためには、ヒザを立てて仰向けで寝て、お腹を引っ込めたうえで肩甲骨を浮かせてヒザ頭を触るようにします。ポイントはお腹を凹ませても普通に呼吸をすること。最後に岡部医師らは、やせる事よりやせた体重を維持するほうがずっと難しい、いろんなダイエット法があるが長続きする方法を選ぶといい、極端にやりすぎるのは良くなく短期間で結果を出そうと思わないこと、上手に組み合わせればもっと有用になると解説しました。

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