参考:Quora
厳密に言えば。日本とではなく戦争をしたかったのです。
あの当時、世界でおこなわれていた戦争はアジアと欧州ででした。
アメリカはモンロー主義で自国だけで生きていこうとしていましたが、世界恐慌で受けた痛手を引きずっていて、景気を回復させる必要がありました。
そのためには、手っ取り早く歳出を増やしても国民から支持を得られるという、経験を第一次大戦の時にしていました。
しかも、金を貸す側に回って、アメリカも儲けていたわけで、せっかく自分たちの版図以外で戦争が起きているのだから、儲けてやろうという考えが経済界にあり、その経済界がセオドア・ルーズベルトにけしかけて戦争をやらせたのでしょう。
アメリカの軍は当初は、戦争に反対をしていました。
しかし、アメリカのアジア権益であったフィリピンを日本に捕られたことを恨みに思い参戦したい海軍。
ただ、軍備を拡張するには予算が足りない訳です。
そこで、真珠湾を攻撃させることを黙認することで、厭戦ムードを高めて予算をつけさせます。
当時は世界最大の生産力をもつ工業国でしたから、そりゃ、作りすぎってくらいに作って国民は勇んで戦争に出かけて行きました。
その結果、戦争終結したら、世界最強の海軍力でも持て余すほどの艦船ができあがっていましたとさ。
つまり、感情論ではなく、戦争をするでも貿易をするでもなんでもそうなんですけど、その行動原理として得をするからやるのです。
原爆を二発もおとしたのもそう。
日本中の都市を空爆で焼いたのもそう。
得をするからなのです。
だから、国威発揚して、アメリカの自尊のために国民を駆り立てて、戦争をしたけで、これも失業対策のひとつでした。
経済面で見たときに、日本と戦争をやりたかったか?という質問でしたが、それならばNOです。
本当はヨーロッパ戦線を終結させてからその勝利をもって日本もたたくつもりだったとも言われていますが、フィリピン侵攻からインドネシア・マレーシアなども獲られ、東南アジアの権益を奪われたことを単に発して、
太平洋戦争直前の1941年11月26日における日米交渉で、アメリカ国務長官 C =ハルによってなされた提案。日本の中国およびインドシナからの全面撤退、中華民国国民政府以外のいかなる政権をも認めないなど、アジアの状態を満州事変前に戻せという内容。
ハルノートより
というような無茶な要求を出すことになり、日本もそんなことを受け入れられないからはねつけ、正面から受け取ってしまい真珠湾攻撃に至ってしまうという無能ぶり。
こんな無茶な要求、今トランプがデンマークにしているアイスランド売ってくれと同じくらい馬鹿な要求です。
回答するのであれば、アジアの植民地支配からの解放のためアメリカには退場して貰った。そして、中国は今内戦であり、我々はそれを納めるために、侵攻している。我々大日本帝国は、欧米からの支配の解放のために戦っているのであり、それを貴国からとやかく言われる所以はない。そして、中華民国国民政府はまだ、シナ全土を掌握している政府でないことから支配を容認することは出来ない。歴史の流れは先に進むだけ、川上から川下に流れるだけの歴史をどう戻せというのか?
このくらいの反証をしてみせれば良かったわけだし、日本の陸軍は南進策でアメリカとの戦争は反対でした。
しかし、鉄鋼部材や石油の供給を絶たれてしまい、そうも言っていられなくなったと言うわけで、結果戦争に突入していくとこになります。
言ってしまえば、まんまと乗せられたわけで、そうした誘導をしていたのは実はソ連のスパイだったというのはすでに明らかになっている事実ですね。
このベノナ文書に登場する人物たちがアメリカを戦争に向かわせた元凶ですね。
そして、日本の開戦時の前の内閣は近衛文麿内閣で、この近衛文麿内閣の実装は、尾崎秀実を代表とするこちらもソ連のスパイ。
こうした暗躍があって、双方からぶつかっていく要に仕上げられてしまったというわけで、実は戦争をさせているのは共産主義であり、ソ連であり、コミンテルンです。
これがすべてではないにしても、巧みに誘導され世論形成もされ進んでいったのはまちがいないわけで、当時の官僚は馬鹿だとか、政治家は馬鹿だとか、軍が悪いということを言われますが、思想面でいえば、共産主義というのは決して平和を希求する主義主張ではないことは明白ですね。
つまり、すべてのファクターが戦争へと向いていて、日本と戦争をしたかったのではなく、まず、戦争をしたかったから、日本へも欧州へも参戦していったわけで、その目的は儲かるからです。
いわば、当時の経済政策だったわけです。
そこに今の、平和が大事という日本のマインドを持ち込んで理解しようとしても無意味といえるでしょう。